娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

【繊細さん小3小1#18】11月振り返りとブログお引越しのお知らせ

こんにちは。ミチコフです。

もう12月もなかば💦 11月の振り返りができていませんでした。

 

私の発信活動としては、10月16日からstand.fmで配信をはじめ、平日休まず配信するのを目標に毎日ジタバタしております。

(よかったらこちらから聴いてやってください 

stand.fm

それから、友人と4人でKindleを出そうと取り組み中です。共著の雑誌的なものになりそうです。

その中のコンテンツとして、娘さん小学校入学と同時にホームスクールを始めたヒューさんと対談して収録しましたので、よかったら聴いてください。文字起こししたものを載せる予定です。ホームスクールを始めるにあたってヒューさんの家で起きた悶着が聴きどころです💦

娘さん小1最初からホームスクールを選んだヒューさんとお話#24 - HSPミチコフの話 | stand.fm

 

11月の学校のこと振り返り

さてさて、子どもたちのこと。

学校に対するスタンスは以前書いていまして、そこは変わらず、基本的に子どもが休みたいと言えば休ませる方針です。

まあちょっとは行く方向に声かけしますが。
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長女の学校参加率

11月も長女の参加率を出しました。

(「授業のコマ数+給食」を参加予定コマ数としました。

5時間授業の日なら6コマ、6時間授業の日で7コマということで。)

 

11月1日から11月30日まで、全部行っていれば

登校する日が20日

コマ数は123コマ

でした。

 

長女の実績は

登校 20日のうち19日。休んだ1日は熱が出て病欠なので、「学校行きたくない」と休んだのは0でした。おお、珍しい。  

早退 3日(給食は食べてから早退)

コマ数としては、 123コマ中  113コマ参加

参加率は 91.3% になりました。

わわ、2年生始まってから今までで一番参加してるかも。

 

昨年度11月と比べてみると…

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昨年度のブログによると、11月は135コマ中71コマ参加➡52.6%

おお。昨年度低いなー。

 

先月と比べてみる

10月は 登校日20日中14日登校 登校率60%

11月は 病欠を登校日から引いてカウントすると 19日中19日登校 登校率100%

コマ数では 

10月 85/132 で 参加率64.4%

11月 113/123 で 参加率91.3%

なんだこの急激な参加っぷりは。

 

要因を考えてみる

今、長女はクラスのお友だちととっても仲良し。

席替えで席も近くなって、学校でお友だちと話すのが楽しいらしい。先生も穏やかな先生。

マイナス要因が少なく、プラス要因が多い。

ふむふむ。

休んでいないのに参加していない部分は、主に体育を見学したもの。

フロアボールという「転がすバレーボール」のような競技をやっているらしいのですが、これで点が入った入っていないでケンカがおきるのだとか。

まあ、あるだろうなという話ですが、長女はこれがイヤらしい。

ふむ。

あとは、持久走の練習が始まり、一度走ってみたら心臓がバクバクしてすごくしんどかったと言って見学したいと。いや、心臓バクバクさせるためにやってるやつだから。

長女には運動がすごく体と脳にいいことを説明しておいて、見学するかどうかは自分で決めさせました。

見学が続いていると、お友だちから「走ろうよ」と誘われたらしく、11月後半には「やっぱり走る」と参加し始めました。

青春物語かよって感じですが、まあ いいか。

 

次女の近況

先月、次女の担任の先生に関するモヤモヤを書きましたが、

 

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うーん、その後は特に問題なく平穏に過ごしています。

次女は最近「一年生の担任の先生の中で今の先生が一番好き」と言ってるので、あの時先生とモメなくてよかったとも思います💦

学校への連絡アプリで次女が「体育のとき怒らないでください、て書いて」と言ってくるので、そのまま書いていたら、「先生ね、みんなに怒ったあと、怒ってごめんねって言うんだよ」と先生が次女の言葉に対応してくれている様子もあり。

読み聞かせボランティアや校外学習の付き添いで先生と顔を合わせつつ、様子を見ていきたいなと思います。

 

ブログお引越しのお知らせ

約2年こちらのはてなブログで書いてきましたが、今後はnoteに書いていこうかと思っています。

 

最近noteの記事を目にすることが多くなってきて、読んでいて感じたブログとnoteの違いを言葉にしてみました。

 

はてなブログは、おうちが一軒一軒建っている感覚。そこのおうちにお邪魔して記事を読む感じ。

noteは通りに屋台が立ってて、通っていく人がひょいとのぞいていく感じ。まわりの屋台のにおいが漂ってくる感じかなと。

 

私の今の気分としては、もう少しほかの方の記事を気軽に見に行きたいし、関心があるテーマでいろんな人の記事を提案してくれるnoteで書いてみたいなという気持ちが出てきました。

なので、今後の更新はnoteでしていこうと思います。

 

2か月くらいあれこれ考え、noteでためしに過去記事のリライトなど投稿して試してみたり。

まだnoteで書くのはなじんでないので、ちょっと緊張してます(^^;

 

こちらのはてなブログ、このまま記事は置いておこうと思います。

(それだとお引越しって言わないのかな?)

今後はよかったらnoteのほうも読みに来てくださいね。

 

note.com

ではでは。

お読みいただきありがとうございました!

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【繊細さん小3小1#17】10月 次女のおもらしと先生へのモヤモヤ

こんにちは。ミチコフです。

もう11月ですね。10月の子どもたちの様子を書いておきます。

学校に対するスタンスは以前書いて、そこは変わらず、基本的に子どもが休みたいと言えば休ませています。

まあちょっとは行かせるように後押しはしますが。
jibunmatome.hateblo.jp

 

長女の学校参加率を出してみた

さてさて、10月も長女の参加率を出しました。

(「授業のコマ数+給食」を参加予定コマ数としました。

5時間授業の日なら6コマ、6時間授業の日で7コマということで。)

 

10月1日から10月31日まで、運動会の振替休日を除き、全部行っていれば

登校する日が20日

コマ数は132コマ

でした。

 

長女の実績は

登校 20日のうち14日。休んだのが6日間  

早退 3日(給食は食べてから早退)

コマ数としては、 132コマ中  85コマ参加

参加率は 64.4% になりました。

 

昨年度10月と比べてみると…

 

jibunmatome.hateblo.jp

 

昨年度のブログによると、10月は117コマ中42コマ参加➡35.8%

ほうほう、去年よりだいぶん行っている。

まあ去年はたぶん4月以外で一番行けてないのが10月だった記憶。

 

先月と比べてみる

9月は 登校日21日中16日登校 登校率76%

10月は 登校日20日中14日登校 登校率60%

コマ数では 

9月 116/160 で 参加率72.5%

10月 85/132 で 参加率64.4%

けっこう落ちてるのね。

10月後半わりと行けていた印象があるのですが、運動会が終わって次の週がほぼ休んだので、それが響いているのかも。

10月すごく参加率いいのかも、と予想していましたが、違うわ。

人ってどんどん記憶を塗り替えていくんだなーというのが分かりました(^^;

 

今年は給食を食べているーマズローの5段階欲求

先月も書きましたが、今年は給食をよく食べてるんですよね。

早退するときでも、給食を食べてから早退しています。

昨年度は給食ほ数えるほどしか食べていなくて、わざわざ給食の時間だけ家に帰って家でご飯を食べてから学校に行ったりしたこともあるくらい。

Voicyの野本響子さんの放送で、そのヒントみたいなことを聞きました。

 

マズローの5段階欲求ってご存じでしょうか。

マズローの欲求5段階説とは?ビジネスでの活用方法について詳しく紹介 | フリーコンサルタント.jp

マズローの欲求5段階説とは、人間の欲求を「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現の欲求」の5つの階層に分かれているという理論です。

これらの階層はピラミッド状になっており、低い階層の欲求が満たされることによって次の段階の欲求を求めるようになります。

で、野本さんが話されていたのは、「この5段階欲求の理論って間違っているんじゃないか」ということ。

子どもたちは学校でトイレに行きたいけど、「クラスの子の前で言うのが恥ずかしいから」などの理由でトイレを我慢する。

つまり、生理的欲求より社会的欲求とか承認欲求の方が優先されているんですよね、というようなことを話されていました。

 

それって長女の給食についても同じじゃないかなと思って。

昨年度と今年、給食の内容がそんなに変わったということないと思います。

栄養士さんも一緒だし、献立を見てもほぼ一緒。

それで、昨年度と今年でこんなに食べる食べないが違う。

食欲の前に所属欲求、安全欲求ということなのではー。と

まあ学校でしか食べられません、となったら食べてくるのか?その辺はギリギリの実験をしたわけではありませんが(^^;

社会的な側面というのは生理的なものよりも強いかもしれない、というのはすごくうなづけました。

 

次女のおもらしと先生へのモヤモヤ

10月もう1つ気になったのは、次女の担任の先生のこと。

10月半ばころ、次女が帰ってきて、体育の時間におもらしをしてしまったということ。

1年生ではまだ失敗しちゃう子もいて、長女も一度1年生の時にやってしまい、保健室で新しいパンツをはかせてもらって帰ってきたことがありました(その後、1枚新しいパンツを買って保健室に届けるシステム)。

次女の話だと、もらしてしまったとのも、体育の時間にトイレに行きたいと言ったら、「ちょっと待ってね」と言われて、そのまま行かせてもらえなかったそう。(おいおい)

それでもらしてしまって、それが2時間目。

体操服からふつうの服に着替えて、でもパンツと靴下は濡れたままで午後まですごし、帰ってきたんです。

えーって思って、次女も「気持ち悪かった」と言うし、そりゃそうだ。

すぐに洗って着替えさせましたが、どういうことだ??と先生に事実確認の電話をしようと思ったのですが、次女が「やめて」と言う。

うーん。

そうだ、体操服も濡れてるんじゃないの?洗うから出して、と言うと、体操服は先生が洗って干してくれたと言う。

はてなはてな???

体操服は洗って干してくれて、濡れた下着と靴下はそのまま?ちょっとわけが分かりません。

連絡帳にも何も書いてないし、先生からも連絡はありませんでした。

学校に電話をしようか迷っていた翌日、次女が帰ってきて、こんな話をしました。

体育のとき見学で教室にいたら、体育館から担任の先生が来て、「吐く袋とって!」と入ってきて、先生吐いてた。

ほかの先生いなくて、そこにトイレに行きたいと言う子が何人かいて、先生頭が混乱しちゃった。いっぱいになっちゃった。と言ってた。

吐いたらまた体育館に戻ってなにか元気に怒ってたよ。

ということで…

先生、大丈夫? 精神的に不安定なの…??

 

これがまた、小学1年生の次女の話がどこまで事実に即しているのか判断が難しく💧

うーん、次女のおもらしの件、今回はちょっと保留にしておいて、次になにかあったらそのときは次女がイヤダと言っても連絡してみようと思います。

次女の担任の先生、若いまだ慣れていないという先生ではなく、ベテランの女性の先生なので、なんかその辺も難しい。何か考えがあってのことなのか?とか変な気を使ってしまう。

こういうとき同じクラスの保護者の人とつながっていると、そういう話がないか聞けるのですが、今そういうネットワークができていないんですよね(´;ω;`)

今後の課題です。はい。

 

10月の学校のことでした。

ではでは。

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おうち英語-小学生女の子-コンテンツとChatGPT活用法

こんにちは。

先月から、家で英語をがんばっています。

がんばっているといっても、オンライン英語はお休み中で、家で楽しく英語に触れる、親子で英語で話す(余裕があるときのみですが)ということをしている感じです。

 

夏休みにインターナショナルスクールのサマーキャンプに行って、次女が「あの学校に行きたい」みたいなことを言い出し、、

本当に行くかどうかはまだまだ分かりませんが(家から通える気がしない)、受験くらいしてもいいのではないかと思い始めています。

ということもあって、受験するかどうかも未定ですが、英語をやっておくのは別によかろうということで、9月中ごろから、家でYouTubeや絵本に英語のコンテンツをたくさん取り入れています。

一番の気にしているのは、「英語を嫌いにさせないこと」

「お勉強」や「やらなきゃいけないこと」じゃなく、どれだけ「英語かどうかは関係なく、楽しいから見たい!」みたいなコンテンツを見つけられるか試しています。

ということで、小学3年生1年生女子ふたりの今お気に入りコンテンツをご紹介します。

 

英語コンテンツ Youtube

一番お気に入り

YouTube:Numberblocks


www.youtube.com

英語で算数のことやってくれて、一粒で2度美味しい的な。

次女がすごく気に入っていて、朝起きたらこれ、学校からかえったらこれ、みたいな感じです。

 

関連商品もゲットしました。(前回のamazonセールで対象になっていました。価格変動あるかもです)

ブロックを組み替えながらYouTubeのマネしたりしてます。

 

YouTube:Scratch Garden


www.youtube.com

このチャンネルは以前から大好き。音楽がかっこよくてシャレがきいてて大人も楽しめます。

ただただ楽しい歌もあるし、英語や算数やアートを歌にのせて教えてくれるものもあります。

歌詞を覚えて一緒に歌ったり。

 

YouTube:Alphablocks


www.youtube.com

フォニックスがめちゃくちゃ分かりやすいです。
これ私が早く知りたかったーという感じ。
私はこれを見たいが、次女がナンバーブロックスに換えてしまう(^^;

 

YouTube:KLT The Planet Song


www.youtube.com


惑星のことが話題に出たときに探して出てきました。
これも歌がすごくかっこいい。

自分がかけていて好きなやつを選んでいます😁

 

YouTube:Come Play With Me


www.youtube.com


人形を使ったおままごとあそび。エルサとアナがお母さんになっていて、その子どもたちとお買い物に行ったり遊びに行ったりみたいな感じ。

家だけでなく、美容院に行ったり、海で遊んだり、骨を折ったり、いろんなシチュエーションが見られます。

英語はめちゃめちゃナチュラルスピードで、ついていけないけど、こどもたちは気にせずに見ています。

長女が特に刺激を受けて、久しぶりにおままごと遊びを始めてました。

 

YouTube:Bri Reads


www.youtube.com


読み聞かせ、歌、絵や工作など。
うちの子たちは歌などはあまりハマらなくて、「Bri Draws!」の再生リスト見ながら一緒に絵を描いたりしてます。

 

YouTubeKidsの設定

YouTubeは、以前は大人のアカウントでわりと自由に見せてたら、子どもが鬼滅かなにか検索したときに鬼滅の関連のエロ系コンテンツみたいなのが出てきちゃって💦

それを機に、子どもたちが自由に見るiPadはYoutubeKids オンリーにして、「親が許可したコンテンツ」というやつだけ見られるようにしました。

それで、英語のみ、上で紹介したものなどだけ見られるようにしました。

ナンバーブロックスが気に入りすぎて、今のところ不満は出ていません(^▽^;)

 

dirpy 

YouTubeで画面見続けるの、目のこと考えると気になりますよね。

クラッチガーデンやナンバーブロックスの歌をmp3 で取り込んでBGMみたいにかけたりもしてます。

dirpy というサイトでmp3に落としてます。

📼 Dirpy | YouTube動画をダウンロード

YouTubeのURLかを貼り付けるか検索して、お目当ての動画を表示させたら、「音声を録音」というボタンを押すだけ。

開始時刻と終了時刻を指定すれば、最初と最後の不要な部分を切ることもできます。すごい!

 

失敗談

日本語で好きなアニメを英語で見ればいいんじゃないかと思い、スパイファミリーなど、すでに好きなアニメを英語で見せるのを一度やってみたのですが。

日本語で言っている言い回し、セリフの言い方などを知ってしまっていると、やっぱりどうしても日本語で見たいらしい。

英語で見せても、子どもの側に「これじゃない感」が残りました。

なので、日本語で作られているコンテンツは日本語で思いきり楽しみ、もともと英語で作られているコンテンツで、英語でも全然気にならないぐらい楽しい!というのを見つける方向に決めました。

 

英語コンテンツ 本

絵本 WWK

WorldWideKidsというベネッセの英語教材の絵本(CDつき)がよいと聞き、メルカリで4冊だけ買いました。

CDがただ読み上げではなく、BGMがついていたり、文章が歌になっているんですよね。

子どもたち、すごく食いつきがよいです。

寝る前に絵本を開いて歌ってというのが日課になりました。

これに味をしめて、歌って読める本を探し始めました。

 

絵本 CTP

こちらも4冊おためしで買ってみました。

CTP絵本 4冊パックCD付き セット1 改訂版 - CTP絵本 スカラスティック社 教室用英語教材販売 MUM'S ENGLISH

こちらもCDつきで、歌→読むという構成になってます。

 

メルカリなどで、どさっとセットになっているものもありますが、一気に買わないのを気をつけてます。

親も子どもも、新しいのを選ぶ楽しさと新鮮さが大事かなと。

一気に買うと、「あれもこれもやらなきゃ」という焦りも出そうで。

とにかく親も「やらなきゃ」感を排除。

 

電子書籍サブスク Oxford Reading Club

Oxford Reading Club

幼児から大人まで読める本がレベル分けされて1000冊以上。

ただ自分で読むだけでなく、一冊ごとに、単語クイズ、音声読み上げ、自分で読む、音読したものを判定してくれる機能、内容に関するクイズなど、モリモリだくさん。

読み上げ音声も、機械的なものでなく、人が読んでいて、BGMや効果音までついています。

Oxford reading tree の絵本を持っていたので、見覚えがあるからそこから入れるかな?と思っていたのですが、それよりも子どもたちはOxford Read and Image という科学冒険ものシリーズが好きみたいです。

私はOxford Read and Discover というシリーズが好きです。

理科と社会を合わせたみたいな内容で、知らなかった単語がたくさん。

昆虫の「頭、ムネ、ハラ」って英語でそう言うんや!とか、Farmsという本で小麦畑からから牧羊、魚の養殖まで説明してあって、「Farmってそういうことなんや!おもしろ!」と発見が多いです。

私が見ていると長女が寄ってくることが多く、一緒に見て話したり。

ちょうど学校で習っているのと同じようなことも出てきておもしろいらしい。

月額990円ですが、2週間無料で80冊お試しできるのでぜひぜひ。

 

子どもと英語で話す

これはもうChatGPTさんに全面的にお願いしてます。

最初は「アメリカの子どもが朝から夜まで毎日使う英語」みたいな感じのものを検索してやってみようとしたのですが、あまりうまくいかず。

そうだ、今毎日子どもが言っていることをそのまま英語にしてしまえばいいのだ。

ということで、

・牛乳ついで。牛乳おかわり

・一緒に着替えよ(着替えるの手伝って)

・パンの耳切って

・だっこしてあっちまで行って

・まだ行っちゃだめ、ここにいて

みたいなことを(要求か甘えばっかりですが(^▽^;))書き出し、それをChatGPTさんに

「子どもが親にお願いしている場面なんだけど、英語に訳してください」

みたいにお願いして出してもらい、それをカードに書いて壁にぺたり。

自分で訳すと、なんか自信なくて「ほんとにあってるかな?」みたいになっちゃうので、ChatGPTさんめちゃくちゃ頼れる。

 

子どもたちは、壁のカードを見て、英語で言ったら願いが叶うというカタチになりました。

私としても、「もうひとりでやってくれよ」という気持ちになるところを、英語の練習になっていると思うと、少しは「よしよし、よく言った」みたいになってwinwinなのでよしとしておきます。

先日は、次女が「おかあさん、私が『今』って言ったら、そのときに牛乳ついでね」と言ってきたので、(時々こういうことを言う)それも英語にしてやりました。

Could you pour milk when I say 'now'?

これも壁に貼っていたら言うようになりました。

 

私の方は、言えそうなときは子どもに英語で話しかけたりしてみて、あとでChatGPTさんに「この言い方自然かな?」とか聞いて添削してもらったりしています。

次女は最初「英語は分からないからやめて」とか言っていたのですが、慣れてきたのか「なんかね、今自分が日本語で話してることを全部英語で言いたいの」みたいなことを言っております。

 

という感じで楽しく英語をやっています。

何か参考になったらうれしいです。

ではでは。

 

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stand.fm(スタンドエフエム)を始めました

こんにちは、ミチコフです。

きのうからstand.fmで放送を開始しました。

といっても、何かすごい気合が入っているというわけではなく(^^;

(まだアイコンも設定できてないな、やらねば)

 

昨年度の長女が学校行きにくかったときのブログ、もし今同じような状況の方が読むのに、耳から聞けるようにしておいた方がいいのではないかなーと考えたからなのです。

 

よく考えたら、私自身、情報を入れるのはほとんど耳からになっています。

VoicyやYoutube、本でもAudibleを活用、Kindle本もほぼ読み上げで耳からです。

目で読むのはなかなか時間がとれないなあと困っているくらいです。

 

それで、ふと、自分がこれだけ「耳から生活」しているのに、自分のブログは「目で読む」だけしか提供していないではないか!、と気づいたのです。

ということで、耳から聞けるスタエフ配信もしてみようと思いたちました。

 

主に昨年度の長女(当時小2)の学校に行きにくかった時のブログを読み上げていこうと思っています。

子どもが学校行きしぶっているときって、他の家庭はどうしているんだろうとか気になったりするものですよね。

私もほかの方のブログや本をいっぱい読みました。

夜、布団でずっと読んでいたり。

でもそういう状況のときって、夜はただでさえいろいろ考えることがいっぱいだと思うので、家事の間とか、子どもを学校に送って行った帰りとか、そういうときに聞いてもらえたらいいかもなーと思いました。

自分の側の都合としては、昨年度一年間のブログをKindleにまとめたいと思っていることもあり、配信しながら一緒に振り返ることもできるかなと思いつつ。

 

そんな感じで始めてみました。

今ふたつ公開済みです。

耳からの方がいいよーという方は、こちらもよろしくお願いします。

ではでは。

stand.fm

stand.fm

 

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【繊細さん小3小1 #16】9月学校参加率、勝利が強調される運動会

2学期がはじまって

こんにちは。ミチコフです。

2学期が始まって1か月ちょっとたちました。

久しぶりに子どもたちの様子を書いておきます。

学校に対するスタンスは以前書いた通りなのですが、

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基本的に、子どもが休みたいと言えば休ませています。

何に時間を使うのか、選ぶのは子ども自身だということを前提にすることにしました。

小学校低学年だし、内申点とか気にする必要もないし、まったく学校に行かなくても卒業できるし、ちょっと実験してみてもいいかなと思っています。

 

(もし中学受験とかを考えることになったら、4年生ぐらいから内申点とか気にしなきゃいけないのかな。ちょっと検索してみました。)

【中学受験】内申点って何?合否への影響度や点数の伸ばし方を解説 - 学習塾の京進 | 京都・滋賀・大阪・奈良・愛知を中心とした集合/個別指導

中学受験、どうするか難しいです。

近くにIBのインターとかがあればそこに行かせたいですが、今のところ近くにできるという話もなく。

そうすると、繊細さんにとっては公立の中学校より、クラスが落ち着いている私立中学の方がいいのか。

先生もある程度の質が担保されているかもしれません。

そういうメリットを想像しつつ、小学校後半に受験勉強やるのかーと思うと、ちょっとなかなかに辛いなあと思うところもあり。

まだどんな学校があるとか、どんな勉強が必要とか調べていないので、その辺の情報を今後調べていきたいと思っています。

 

長女の学校参加率を出してみた

さてさて、特に長女、「休みたかったら特に説得はしない」というスタンスで対応してみて、どれぐらいの参加率になったのか? ちょっと気になったので数字を出してみました。

「授業のコマ数+給食」を参加予定コマ数としました。

5時間授業の日なら6コマ、6時間授業の日で7コマということで。

昨年度も同じような出し方をしたので、あとで比べてみます。

 

8月25日から9月30日まで、土曜日の運動会を含めて全部行っていれば

登校する日が21日

コマ数は160コマ

でした。

 

長女の実績は

登校 21日のうち16日。休んだのが5日間

   週明け月曜日は全部休んでました。毎週3連休(^^;

   登校率としては76%

遅刻 2日(眼科に行ってから登校した日も含まれるので、実質1日)

早退 2日(両方とも給食は食べてから早退。今年はすごく給食食べてます)

コマ数としては、160 コマ中 116 コマ参加

参加率は 72.5% になりました。

 

ふむふむ。

昨年度と比べてみます。

昨年度のブログによると、昨年度は10日ごとに参加率を出してましたが、

夏休み明け最初の10日 80.8%

次の10日   70.4%

その次の10日 55.4%

平均すると 69%くらい。

なるほど、去年より行ってるのね。

 

昨年度は運動会が5月にあったので、ちょっと状況が違いますが、

昨年度は私が夏休み前ころに行動分析学の本を読んだ影響で、学校に行かせるのをがんばっていた時期です。

ごほうび制度もつくって、授業に参加したらごほうびがもらえる。

それでどれくらい参加が増えるのか、数字を出してみたのも夏休み前後。

完全に実験ですね(^^;

まあ今年は、ほっといてもまあまあ行けてるんだな。

 

昨年度は、親が「行っても行かなくてもいい」というスタンスだったら、もしかしたら全然学校行ってない可能性が高いです。

昨年度全然行ってなかったら、今年も行っていないのか?どうなってたか分かりませんが、去年は去年でやれるだけがんばって行って、だから今「最大限後押しして、長女の学校参加はあのくらい。だからもういいかな」と思えているところもあり。

行動分析学の本で、外発的動機付けて学校に行き始めれば、そのうち内発的動機が見つかる、学校で楽しいことが見つかる、みたいなことだったのですが、まあ昨年度あれだけ外発的動機付けをやったし、もうあとは長女が自分で学校に価値を感じれば行くし、感じなければ行かない、でいいのではないかと思いました。

昨年度は、学校(先生)と子どもが合ってなかったのもあるし。相性もありますよね。

今年は怒ることを良しとしていない先生で、それでも子どもが休むのならそれでもいいかなと思います。

子どもが心地よくないところで我慢して7時間くらい(学校って長時間ですよね)過ごすのも、時間がもったいないし。

 

(昨年度のこの時期のブログはこちら)

jibunmatome.hateblo.jp

 

運動会

昨年度と同じく、運動会の練習が始まって、ダンスの練習がとても楽しそう。

家でもYouTubeで音楽かけて毎日楽しそうに練習してました。

ダンス以外の運動会の練習では、学年のほかの先生が怒ることが多く、その影響で体育がある日は休んだりしました。

この辺も、「日本では先生が怒るのを気にしていたら学校に行けなくなっちゃう。受け流す練習、気にしない練習もするほうがいい?」というのと、「怒鳴り声っていうのは子どもの脳を傷つけるらしい」みたいなのの間で、その日の長女の様子を見て声のかけ方を変えてる感じです。

「先生も一生懸命になっちゃうんだよね、まあ『先生怒ってるなー、先生も大変だな』って思って見ておけばいいよ、今日は並ぶ練習があるんでしょ、並び方聞いておかないとあとで困るんじゃない?」とかちょっと後押しすることもあれば、「自分で決めていいよ。休むなら休んだら?」という日もあるという感じです。

 

運動会当日はというと、今年は長女フル参加しました。

昨年度は、基本的に保健室にいて、かけっこは開会式とかけっこは不参加、ダンスは保健室の中で踊ってました(^^;

jibunmatome.hateblo.jp

今年は開会式から閉会式までずっとクラスの子たちと一緒に座って応援していました。

今年は全然保健室のお世話になっていないんですよね。

保健の先生が変わったというのもあるし、今年昨年度よりさらに不登校気味の方生徒さんが増えているそうで、保健室がいっぱいみたい。

まあ保健室という居場所もないし、学校休む日が増えたのは、それも要因かも。

保健室にいても、学校から渡されたプリントやるか本読むぐらいしかできないんで、家にいる方が色々自由に学べて、それでいいかなと思います。

 

話は戻って運動会ですが、昨年度は保健室の方を見ていたので、いまいち全体で何が起こっているか見ていなかったのですが、今年はゆっくり見れました。

それで、ひとつ気になったのは、6年生を頂点として、ブロック団結!みたいなことがすごく強調されていたこと。

1年生から6年生まで、1組が赤ブロック、2組が青ブロック、みたいになってブロック対抗のような感じでした。

なんか、うーん、「勝つためにがんばる!勝利!団結!」みたいなのがすごく強調されていて。ジャンプの世界かよ、という感じでした。

各ブロックにスローガンがあって、振付があって、6年生の応援団員が統率し、下級生もその指示のもと一緒に大声で叫ぶ、みたいな。

日本の運動会って、「スポーツを楽しむ♪」みたいのじゃなくなっちゃうんですよね。

校長先生のあいさつでも、「勝つためにがんばりましょう!」と言っておられました…。

体を動かすこと、それを楽しむことがとてもいいことだということも、子供たちに伝えていけたらなと思いました。

 

さてさて、夏休みあけから9月末までの子どもたち、こんな感じでした。

次女のことは全然書きませんでしたが、次女も家でダンスを踊りまくってました。

当日もニコニコでした。

また書きます。

ではでは。

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昔話の読み聞かせしてる?カチカチ山を読み比べてみた

こんにちは。

今日は、カチカチ山について書いてみようと思います。

カチカチ山って、あの昔話のカチカチ山なんですけど、あのウサギとタヌキが出てくるやつ。

カチカチ山の読み比べをしたらおもしろくて、子どもたちにとてもウケたので、ご紹介します。

昔話読んでますか?

まず、昔話って子どもに読んだりしてますか?

うちは全然興味なかったというか、 特にがんばって読ませようと思わないと、ほかにおもしろい絵本もいっぱいあるし、昔話ってなかなか読まないかなと思うんですよね。うちだけかな?うちはあんまり読んでなかったんですよね。

あとは、ジェンダー関係の講演会に行ったことがあって、 昔話って男の子とかが主人公が多いじゃないですか。日本だと桃太郎とか一寸法師とか、外国でもジャックと豆の木とか。

女の子は、あまり役に立たない子扱いというか、 男の子が冒険して、女の子は待ってる役、男の子が冒険した結果、ごほうびとして与えられるお姫様みたいな。

そういうのが多いので、 むしろ「昔話ってちょっと有害じゃない?」みたいに思ってるところもあって、 あえて子どもたちにがんばって読ませていなかったんですよね。

 

読むようになったきっかけ

それで、最近になって、 昔話を読むきっかけがありまして。

本屋さんに行ったらホームスクーリングをしている方の本を見つけて、読んでみました。

「学校や塾へ行かずに、いかにして4人の子どもたちは独学力を身につけたのか?」内藤浩哉

4人姉妹みんな学校にほぼ行かずに、 大学進学できる力を身につけた、みたいな本なのですが、「独学力」っていうのにちょっと惹かれました。

子どもが学校休んだとき、ほぼ私にべったりになるんですよね。

なんかこう、ひとりで勝手にやってくれないものかなあ、と思っていたところに「独学力」というのが刺さりまして。

それから、子どもたちが今後本格的に「学校行きたくない」ってなったときに、ホームスクーリングのことも知っておいたほうがいいかなーというのもあって、読んでみました。

 

そしたら、昔話をめちゃくちゃ推してまして、 「とにかく昔話を読むのが大事!」みたいなことなのです。

「昔話の読み聞かせ」をかなりの部分を割いて推している。

 

昔話??なんで?ってなりますよね。

引用してみます。

創作話はあたたかく、美しく、感動的で、身近に親しめる作品がたくさんあります。

昔話は教訓的だと思っている人もいますが、そんなことありません。

「はなさかじい」「こぶとりじいさん」など正直じいさんが幸せになって、いじわるじいさんが不幸になるというお話もあるので、いくらかは教訓に見えるでしょう。

しかし昔話って、そんなものではありません。毒があります。残酷です。なまけ者やウソつきが幸せになります。

教訓的どころか、アンチ教訓的なお話もずいぶんあります。現実ばなれした極端を語り、合理性メチャクチャです。

合理的、理性的な考えをする人(世間で頭がいいと思われている人)には受け入れがたいかもしれません。心理描写もありません。

昔話はつっこみどころ満載で、まったくスマートではないし、知的にも見えません。だからこそ良いのです。最高に、良いのです。

そもそも抽象概念自体が、非現実なのです。なんでもありの、ハチャメチャな昔話、いいじゃないですか。

昔話は、ただたんにメチャクチャなのではありません。そこに無数の知恵があるのです。あってほしい世界、あってほしくない出来事、自然とはこういうものだ、人間とはこういうものだ、というようなことをかくしへだてなく、ありのままに語ります。

やりすぎではないか、と思われるものでも手加減なく。」

 

ふーむ。教訓的でなくていいのね。

とにかく、今一般的に知られているモノだけでなく、たくさんたくさん読むとよいとありました。

昔話、そんなにいいのかな?と思って、 最近昔話を読むようになりました。

めっちゃ影響されてるんですけど(^^;

 

それで、家にあって最近読んでいなかった昔話集(これまた以前なにかに影響されて買ったものだけど、何に影響されたんやろ?)を取り出しました。

『世界童話図書館』っていうシリーズものの小さい本なんですけど、購入していたことがありまして、

 買ったときはけっこう子供たちと一緒に読んだ記憶があるんですけど、最近忘れてました。

それを改めて読みました。 その中の一つのカチカチ山を子どもたちが気に入って、他のカチカチ山も読み比べてみたので、やっとそのことを書きます。

やっとカチカチ山の話

残酷なカチカチ山

先ほどの引用にもありましたが、昔話ってけっこう残酷です。

改めて読むまでのざっくりした印象は、「カチカチ山って、なんかウサギとタヌキが出てきて、背中に背負った木の束?みたいなところに火をつけて、うわーっとかやって、ウサギがタヌキを懲らしめる話?」という記憶。

 

読んでみると、こんな感じでした。

・おじいさんがたぬきにいたずらをされて、 怒ってたぬきを捕まえて、 自分の家に吊るしておく。

・監視役のおばあさんにたぬきが「縄をほどいてくれよ。痛いよう痛いよう」とか言って、おばあさんはちょっと縄を緩めてやる。

・そのとたん、たぬきはおばあさんを杵(きね)で打ちのめし、おばあさんは殺される。

・たぬきはおばあさんをババア汁(⁉)にして、自分がおばあさんに化けて、帰ってきたおじいさんにババア汁を飲ませる。

・おじいさんはそれがもうつらくて悔しくて、仲良くしてたうさぎが仇を討ちにいく。

・うさぎはたぬきに茅を背負わせて火をつける(有名なカチカチやる場面)

・たぬきが死ななかったので、うさぎは翌日たぬきを訪ねていき、たぬきのやけど箇所に唐辛子のみそを塗り込む。たぬきは痛くて悶絶。

・それでも死なないので、泥舟を作ってたぬきを誘い、「船遊びご機嫌だよね!景気よくボンボン叩いてみて!」とか言って、船が壊れてタヌキは沈んで死ぬ。

・おじいさんとうさぎは仇を討ったと喜び合う。

 

マジか!?ですね。

前半もすごいし、後半もすごい。

たしかに昔話すごいわ。

 

秋晴二さんのカチカチ山

それから、家にあったカチカチ山なんですが、これがちょっと趣向が違くて、ちょっとマイルドなんです。

・おじいさんがたぬきを吊るして、一般的なのは「これでたぬき汁にしよう」とおばあさんに言うんですが、こちらのバージョンは「2、3日も吊るしておいたら懲りるだろう」みたいな。 お仕置きなんですね。

・それで、たぬきもが「逃がしてくれよ」って言って、縄を緩めたところで逃げ出すっていうのは一緒なんですけど、逃げるためにおばあさんを突き飛ばしたら、おばあさんが臼(うす)にぶつかって死んでしまう。

他のカチカチ山ではたぬきに殺意があるんですが、こちらのバージョンは過失致死なんですね。

・そこからうさぎの復讐が始まるのは同じ。

うさぎは何度かたぬきを仕留め損ねて、おじいさんに報告に行くのですが、そこから少し変わってきます。

おじいさんは、おばあさんが死んだ場面を目撃していたねずみから「たぬきはわざと殺したのではなく、逃げるときの勢いで突飛ばしてしまったのだ、その結果おばあさんが死んでしまった」と聞かされていました。

それで、おじいさんはちょっと弱気になってくるんですね。「もう今のところで十分たぬきも懲りたんじゃないか。もうたぬきを許してやろうと思う」とか言う。

ところがうさぎが暴走します。「おじいさん、それではおばあさんがかわいそうです。今度こそ必ずかたきを討ちますから」とおじいさんの言うことを聞きません。

 

なんかね、次から次へと作戦を繰り出すうさぎがなんか楽しそうなんです。

やけどで弱っているたぬきのところに、唐辛子入りの味噌を携えていながら、「たぬきさん、具合はどうです?今日はやけどによく効く薬を持ってきたんですよ」とか言いながらしれっと現れる。

(このへんを悪い人風に読むと、子どもたちすごく盛り上がってました(^^;)

作戦が失敗すると「運のよいたぬきだ。もう少しでかたきを討てたのに」としきりに残念がったり。

最後の大仕掛けの船を作っているところもなんか楽しそう。

そうしてたぬきの泥舟を沈め、おじいさんに報告に行くのですが、おじいさんからは「おばあさんはもちろん喜んでくれるだろうが、本当にこれでよかったのか。」みたいなことを言われちゃう。

 

先ほど紹介した内藤さんの本には、マイルドになっている昔話はよくない、と言うようなことも書かれていました。

過失致死とか、おじいさんの後悔とか、マイルドになってるのかな。

ですが、「止まらないうさぎの執着心」みたいなのが、現代風に残酷でうすら寒い。

こっちのバージョンを読むときは、うさぎのヤバさを強調して読んでみるといいですね(^^;

 

まとめ

昔話、意外と面白いです。

今回は詳しく書けませんでしたが、昔話の後ろに解説がついていることがあって、昔話が時代によってどういう扱いを受けてきたか知ることができます。

(かたき討ち=武士の義侠心の高揚、とか、桃太郎は戦前の軍国主義の下では鬼畜米英を征伐する正義の子として描かれたとか。そういう使われ方が!というようなことも。)

子どもたち、「昔話なんてー」と嫌がるかなと思いきや、すごく楽しんでます。

ここ最近は猿蟹合戦がお気に入りです。

図書館に行ったときなど、ちょっと昔話コーナー見てみてはいかがでしょうか。

ではでは。

 

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ジェンダー的と昔話の関係は以前に書いていたことがありましたので、貼っておきます。

jibunmatome.hateblo.jp

 

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【インタビュー記事】公立中学校の先生にお話を聞きました

こんにちは。

昨年度、小3の長女が学校に行きにくくなって、学校に関する話題が気になっています。

子どもたちの不登校が過去最高になっていて、一方、先生たちも精神疾患による休職がも過去最高とか。

学校が生徒にとっても先生にとっても、毎日普通に通えないくらいしんどい場所になっているということですよね。

何が学校をそんな大変な場所にしているのか。

そういう疑問が大きくなりました。

 

特に、読み聞かせボランティアや行事の付き添いで学校に時々顔を出すようになって、先生たちってどんなこと考えて学校にいるのかな、と先生たちに興味がわきました。

先生たちの本音を聞いてみたい。

先生たちが学校でハッピーでないことが、子どもたちがハッピーでないことにつながっているような気がするんです。

 

今回、中学校の先生をしているazuさんにお話を聞かせてもらうことができました。

学校って先生にとってどんなところなのか、のぞいてみたいと思います。

いつもと違って、ちょっとルポ記事風に書いてみました。

azuさん、ご協力ありがとうございました!

 

インタビュー記事

お話を聞いたazuさん(仮名、50代、女性)は、都内の公立中学校の3年生の担任をしている。

ZOOMでお話を聞かせてもらうことになった。

パソコンの画面に穏やかな笑顔が現れた。

 

先生になったわけ

「今、先生になって7年目、中堅といわれる層でしょうか。ただ、先生になる前に20年警視庁で警察官をしていたので、みんななんとなく普通よりベテラン扱いしてくれます。」

azuさんは、意外な経歴の持ち主だった。

 

「先生になろうと思って辞めたわけではなくて、警察官を20年やって、疲れちゃったんですよね。刑事もやって、内勤もやったけど、泊まり(宿直勤務)もあるし、疲れちゃって。

辞めたときは、大学か大学院に行こうかな、と思っていました。」

 

心理学を学びたいと思い、家から近い大学を探したところ、入学には英語にプラスしてフランス語かドイツ語が必要だった。これからフランス語やドイツ語を学ぶのは辛い。

ほかに心理学が勉強できるところを探して、教育心理学、児童心理学にたどり着いた。

英語が好きで、英語の教員免許が取れた。講師でもやろうかなと思っていたが、それまで教えた経験がないため、講師に応募しても無理なんじゃないかなと。

「まずは、東京都の教員採用試験を受けてみて、もし受かったら、講師をやるにしても少し『箔が付く』じゃないけど、アピールポイントにできるじゃないかと思って。」

そうしたら、教員採用試験に受かった。

「受かったなら…やってみようかなと思って。」

そうやって、公立中学校の先生になった。

教えることにまったく興味がなかったわけではなかった。

「塾でアルバイトしたり、近所の子がうちに来て、勉強を教えてたこともあって。それもあって、教えるのだったらできるかなと。そしたら、こんなことになってました。」

とにこやかに教えてくれた。

 

穏やかで優しい笑顔のazuさんだが、学校ではどんな先生なのだろうか。

学校でしんどいことはないか聞いた。

学校でしんどいこと

「私が一番イライラするのは、事務仕事ですね。

ボリュームが半端ない。アンケートとか。

いじめのアンケートでも、学校内、区、都、国とそれぞれくるんです。重複してる。それが、『不登校について』とか、複数積み重なる。

学力テストについても、全国、都、区とそれぞれやる。

知りたいことって同じのはずなのに、そういうのを一元化するのを誰もやっていないんです。」

学校の先生の事務量が多いというのはメディアでも言われているが、そういう事情があるようだ。

 

「あとは、お役所っぽい忖度って言うんでしょうか。文科省から何か指示があって、現場に降りてくる間になぜか面倒くさくなってる。

例えば、教員の研修。初めて教員になった人の研修を年3回するように文科省から指示が出て、それが自治体に降りてきた段階で、年4回することになってる。がんばっているアピールをしちゃうのか。そういうことがあるんです。」

なるほど。現場の先生たちの負担はどんどん増えていく。

 

学校のシステム以外の部分ではどうなのだろうか。

 

「クラスのボリュームですね。今のクラスは39人です。

中学3年生にもなると体も大きいし、教室ぎっちぎち。39人いれば、39とおりの問題が日々起きます。

トラブル対応があって、保護者に連絡する必要が出てきたり。」

 

学校のトラブル、保護者からのクレーム、先生がたいへんな理由として挙がるものだ。

実情はどうなのだろうか。

 

「最近のことだと、3年生なので、もうすぐ修学旅行があるんです。それで、修学旅行の班編成をするのに、班長をやりたい人を募ったら、希望者が多くて、班長をやれない子が出てきた。

できなかった子が保護者に言って、保護者から『うちの子はどうして班長ができないんだ』って電話がかかってきて。」

中学3年生で、修学旅行の班長になれなかったことで親から電話がかかってくる。なかなか大変そうだ。

 

これは子どもから親へ連絡が行った場合だが、先生の方から親へ連絡するのはどんな場合だろうか。

 

「私の経験では、けんかして相手の子を殴っちゃって、目から血が出たとか。

人の持ち物を壊しちゃった、学校の物を壊した、SNSに友だちの画像を加工したものを流しちゃった。

そんなことが日常茶飯事です。それにともなって、保護者への連絡がある。」

保護者対応

トラブルの電話が学校からあると保護者はどんな対応なのか。

「保護者の人もさまざまです。ほんとさまざま。

どんな人でも、とにかく話を聞きます。傾聴ボランティアの時間ですね。

話をちゃんと聞かないと、保護者の方も消化不良になってしまうので、他のところで再燃するのが分かってるので。

1時間コース、2時間コースもあります。

授業が終わって、掃除が終わって、そこからですから、話を聞き終わるのが5時、6時になって、それから授業以外の仕事をします。私の場合、7時、8時に学校を出ることになります。部活をやっている先生だと、夜9時、10時になっていますね。」

 

生徒のトラブルや保護者からのクレームはやはり精神的にきついのか。

「警察時代、刑事もやっていたので、生徒同士のトラブルはそこまで苦ではないです。

保護者の方についても、話を聞かないと始まらないというのも分かっているので、傾聴するしかないと思っています。

そういう力は、もともと培われていたと思う。」

警察時代からの蓄積が先生としても生きているということのようだ。

 

学校では年間通して行事が多く、行事の事前準備にすごく時間がかかる。運動会、合唱コンクール、移動教室、修学旅行。行事があれば、行事に付随してトラブルが起こる、保護者対応が発生する。

そういう事情も教えてくれた。

怒鳴ること

忙しい先生、生徒を怒鳴りたくなることはないのか。

「怒鳴りたくなるときはあるけど、しないようにしてる。というか、怒鳴ると疲れるし。」

怒鳴るのも疲れるのか。

「向いてないみたいで。前に、女の先輩の先生でわりとガーガー言って学級経営をしていた先生がいて、その先生に『怒鳴らないとなめられちゃうよ』と言われたことがあって。

そうなんだと思ってやってみたら、なんかクラスの空気が悪くなっちゃったんですよね。私には怒鳴るのは向かないんだなって。

子どもたちにできないことがあって、できるようになってほしいと思ったら、怒鳴る以外に方法があるよなって。」

なかなか稀有な怒鳴らない先生だった。

 

「私は昭和の教育を受けてきたから、怒鳴る先生はもちろんいたけど、今の子は大事に育てられてきているから、ガーっと言われると萎縮しちゃう。だから、怒鳴らないでやっていってます。

見ていて思うけど、怒鳴る教育、脅す教育をすると、不登校が増える。」

不登校が増えることが分かっていて、学校として怒鳴るのをやめましょうということにはならないのだろうか。

 

「学年ごとや学校の生活指導主任が『怒鳴らずに、丁寧に叱りましょう』というスタンスをとっている場合もあります。

ただ…ひとり怒鳴る先生がいると、まわりも感化されるんですよね。」

 

「怒鳴る教育はほんとよくない。怒鳴るとそのときは言うこと聴くけど、怒鳴られないと言うこと聞かないという風になってしまう。私は怒鳴る教育、脅す教育はしないです。

ただ、学校全体というと、管理職、校長とか副校長、そこが何も言わないと、怒鳴ることというのは特に問題になることはなくて、普通のことになってます。」

 

校長

学校の中で、校長先生と言うのは大きな存在なのか。

「校長先生はやっぱりリーダーですんで、影響大きいです。

 

勉強している先生、いい考え方を取り入れようとしている先生だと、私たちも学んでいけるところがあるんですけど、

旧態依然としている先生だと、変わって行かないなってイメージですね。

 

前年度が、『どんどん変えていこう』という先生だったんです。

だから、私たちも、考え方をどんどん新しいものに変えていこうとできてたんですけど、

今年の校長先生が、わりと、『今までどおりで』という先生。

トップが変わると、また雰囲気が変わっちゃいます。」

校長先生が新しいことをしていこうとする先生なのか、今までどおりでいいという先生かによって、現場の先生の姿勢も変わるということだそうだ。

「組織はそのリーダー以上にはならない」という言葉を聞いたことがある。

学校はそのリーダーである校長以上にはならないということが現場の話を聞いて分かった。

 

今まで何人くらいの校長先生を知っているのか聞いてみた。

「今まで知っている校長先生は3人。

最初の先生は…どっしりした感じ。

その先生の時に怒鳴る先生とかいっぱいいて、恥ずかしい話だけど、体罰とか部活であったり、懲戒処分を受けた先生もいました。」

最初の校長はどっしりした感じ、というのは、「どっしりと動かない、何もしない」という意味だったようだ。

 

「今の校長先生の年代が50代後半で、その先生時代も昭和な教育を受けてきて、昭和な指導をしてきたので。部活でガンガンやったりとか。なかなか変えられないんじゃないかな」

 

azuさんは少し間をおいて言った。

「もうちょっと、あの世代がいなくなればと思うんですけど。」

 

それから、azuさんの話は教育業界全体の話へ広がっていく。

「私が何となく思うのは、教育業界のシステムがなかなか変わらないので、そうするとやっぱり末端の方も変わらない。

 

警察って、警察庁の国家公務員のキャリアたちが現場で仕事してはサッチョウ(警察庁)に戻って、現場を知ってるんですよね。

ほんとの現場で、それこそ地域の交番で仕事したりとか、刑事部屋でいろいろ苦労して、ドロドロの死体を処理したりとか、たたき上げと同じように現場経験を積んでは、キャリアとしてサッチョウ(警察庁)の仕事もして、というのを繰り返すけど、

文科(文部科学省)のキャリアって、別に現場で学校の先生やったりとか経験がなくて、そこが全然現場の声がシステムに反映されない原因じゃないかと思ってるんです。」

azuさんの言うように、警察庁のキャリア官僚は、警察署での交番勤務や刑事課での捜査官、交通課での交通規制、行政業務を経験する。

対して、文部科学省のキャリアは基本的に現場を経験しない。

 

「今、教員免許も変わりつつあるから、文科のキャリアも、特別免許とかで現場に降りてきて、現場で実際にクラスをもったり、副担任やったりとかして、また省に戻ったりとか、副校長とか校長とかもやったりしたらいいんじゃないかと。やるべきなんじゃないかな」

 

校長は古い、文科省は現場のことを知らない。

azuさんのイライラは、そういう教育システムに向けられたもののようだ。

 

「生徒や保護者については、人ひとり育てるということはいろんなことがあるから、そこはしょうがないと思ってます。

教育行政のシステムをなんとかしてほしい」

 

一保護者としては、怒鳴らないクラス経営をしている稀有な先生が、無駄が多い調査や何もしない校長に愛想をつかして教育現場から去ってしまわないよう切に願いたい。

 

まとめ

以上、azuさんから聞いたお話を書きました。

意外な経歴から、学校でしんどいこと、校長先生の影響力、そういった知らない話を聞かせてもらいました。

また、azuさんが子どもたちや保護者に向ける温かい目線に「ちゃんとこんな先生もいてくれる」ととても心が慰められました。

 

いろんな学校があり、いろんな先生が今も学校で子どもたちと過ごしていると思います。

先生へのインタビュー、今後もやっていきたいと思います。

ではでは。

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