娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

逆上がりの教え方と練習方法☆腕の力をつける!できる気配ゼロでも大丈夫

子どものころ、逆上がりできましたか?私は、できた記憶がありません。
小学校のころ、みんなに応援されながら何度もやったような気が。
 

 

 逆上がりの練習、いつ始めればいい?

長女の幼稚園では、年中さんで逆上がりができる子がちらほらいました。
年長では、体操の時間に逆上がりの練習をするようです。
以前、脳科学者茂木健太郎先生の本で、脳が本気になれない理由として、「①コンプレックスを抱えている ②単調さが続く ③強制や命令を受けている この三つを取り除けば、脳はアイドリングしている状態を脱して、本気モードに入るのです。」というのを読みました。
経験的にも分かるような気がします。
長女は、「周り皆ができていて自分だけできない」という時、「練習するのもなんだか恥ずかしい」という感じになって、わざとふざけたり、「いいのっ、やらないのっ」となってしまうのです。
お子さんによって違うかもしれませんが、本気で練習するためにも、「周りのお友達ほとんどができる」みたいな状態になる前に練習を始めるのがいいんじゃないかと思います。
 
「書く」習慣で脳は本気になる(茂木健一郎

 
実は、長女が年少の時に、鉄棒は買ってあったのです。
家に鉄棒があれば、いつの間にか逆上がりができるようになった!とかなるかなあと。
まったく一緒ではないですが、こういう折り畳みできるタイプのものです。

結果・・・買って置いているだけじゃ、できるようにならないですね!
ちょっと前回りをしたり、よじ登ったりはするけど、逆上がりはちょっと挑戦してみるものの、「できなーい」。その後一向にやろうとしません。
うーむ。これではいかん。親がリードして練習させる必要がありそうです。
 

 逆上がりに必要なのは、腕の力!

 なんと言っても私は逆上がりができた記憶がないので、教え方がわかりません。
そういう時は、YouTube
いくつか見た中で、分かりやすかったのが、くまっけ体育チャンネルのくま先生です。
逆上がりの動画がたくさんあります。
 
くまっけ先生の動画をガシガシ見て学んだのは、次のこと。
・できない逆上がりのカタチを繰り返してもできるようにならない
 (あー、やっちゃってました)
・逆上がりに一番必要なのは、腕の力!
 (そうなん⁉ 知らんかった!)
・腕の力をつけるには、ダンゴムシ(肘曲げ懸垂支持)
 (なんやそれ?)
・あとは、足の振り上げと回転
 (これがすべてだと思ってた)
 
肘が伸びてしまって体が鉄棒から離れると、いくら足を蹴り上げても回れず、逆上がりは成功しない、と。ほうほう。
成功させるには、肘を曲げ、体を鉄棒の近くにキープし続ける必要がある、ということでした。
 腕の力が必要なんて、考えてませんでした。
さらに、回転の練習のため、タオルを使った練習が紹介されていました。うちでは、逆上がり補助ベルトを購入。
(長女がタオルだと滑ってできない、と言いますので。言い訳できないように、環境を整えました。)

 

準備も整って、練習開始です。

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長女の練習の軌跡

練習メニュー
毎日やることとして、
・腕の力をつけるため、毎日ダンゴムシを10秒できるように練習
ダンゴムシ=順手で鉄棒を握って、あごが鉄棒の高さくらいになるように腕を曲げてぶら下がる。両足を浮かせて膝をあごにひきつけるように丸める。)
・足の振り上げと回転の練習に、ベルトを使って1日7回逆上がりをやる
を約束しました。
 
あとは、とにかく続けられるように、横で褒めたり一緒に数を数えたり。
最初は、いやー無理ちゃう?ほんとにできるようになるかな?と心配するほど、ダンゴムシできません。1秒もできない。
ベルトを使っての練習も、くるんと回れず、いったん、足が上、頭が下の状態で止まって、そこからがんばってぐいーっと引き上げて回る感じ。
毎日、すごく時間がかかりながら続けました。
 
1か月目(腕力強化、踏み切りの感覚がつかめた)
・最初のころは、足を何度も往復させてからやっと踏み切ってたのが、1か月過ぎるころには、いちに、さーんで踏み切るようになってます。
そして、「踏み切ってジャンプ!」という感じがつかめたのか、上でいったん止まって引き上げる、というのではなく、くるんと一気に回れました。
本人も、「おーっ」という感じ。
楽しかったのか、何度も練習していました。
ダンゴムシは3秒くらいできるように!
 
2か月目(腕力強化、回転感覚をつかむ練習)

・ベルトあり逆上がりの練習に少し飽きてきたみたいなので、少し練習を変えました。豚の丸焼きをやってみたり、足抜き回りをやったり、床で後転の練習をしたり。

ダンゴムシは続けていました。

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3か月目(腕力強化、ベルトなしで挑戦)

・ベルトなしでも足がだいぶ上がるようになって、あとちょっとでできるかもっていう感じがしてきました。

・お父さんの膝を踏み台にして逆上がりの練習をしたり。

・毎日の練習は、ベルトなし補助ありの逆上がりを7回、ダンゴムシは3~4秒という感じ。

4か月目(くま先生に相談 →できた!)

・そろそろどうしていいか分からなくなってきまして、YouTubeのくま先生の体育相談をお願いしてみました。以前は無料でやっていたみたいですが、今は有料になっていました。3回までやり取りができて、たしか1500円でした。

 練習の様子のビデオを撮って、「今はこんな練習をしています。あとは何をしたらいいでしょうか。」という感じで相談。

 丁寧な回答がありました。

 ・腕の力がまだ足りていない

 ・回転の感覚は身についているので、そこはOK

 ・補助ベルトの練習を続けましょう(ベルトを少し長くして、ベルトの補助を少し弱めてやってみて)

 ・ダンゴムシは、親が足を支えて補助して、子どもがギリギリ支えらる状態をキープできるようにやってみましょう

 という感じでした。なるほどなるほど!

 「何ができていて、何ができていないか」はっきりさせるため、専門家に聞くのはとってもいいと思いました。

 くま先生の指導のとおり、補助ベルトと補助つきダンゴムシの練習をしていきました。 

・くま先生に相談して2週間後・・・逆上がり、成功しました!

 その日のうちに4回できて、長女、大興奮。

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その後(やっぱり腕の力!)

その後の長女。成功するときもあれば、できないときもあったり。

くま先生に「どうしたら成功確率が上がりますか?」と2回目の相談。

回転感覚がつかめているのに失敗するのは、やっぱり腕の力が足りていない!ということでした。

引き続き、ダンゴムシをやったり、幼稚園でうんていをやったりと、腕の力がつくように意識しました。

 7か月目にしてやっと、ほぼ100パーセント成功できるようになりました。

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次の目標は、幼稚園で一番高い鉄棒で逆上がりすること。

これもちょこちょこできるお友達がいるんですよね。長女も挑戦していますが、まだ成功しません。

子どもは成長して体重が重くなっていくので、ダンゴムシで腕の力をつけ続けることが必要だそうです。

やっぱり補助つきダンゴムシの練習ですね!

 まとめ

いかがでしたか。逆上がり、必ず通る関門ですね。

「できそうな気配ゼロ」からでも、できるようになりますよ!

子どもさんと楽しんで練習してみてくださいね。

 

読んでいただきありがとうございました!