娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

【HSC】給食が苦手で幼稚園に行きたくない → 家で給食の予習をしてみた

給食で苦手なものが出る日は、幼稚園に行きたくない長女。

どうしたら「給食がイヤで幼稚園に行けない状態」を抜け出せるか、試行錯誤中です。

 

 

現状 給食の献立をチェックして、「この日はダメだー!」と叫ぶ長女

幼稚園年長の長女。

月初めに給食の献立をもらってくると、すかさずチェックして、嫌なものが出ないか確認します。

幼稚園から献立の紙をもらってくるのは分かってしまっているので、隠すこともできず(^^;

ブロッコリー、〇〇サラダなどを見つけて「ああ、この日はダメだー!」などと叫んでいます。

 

食べられないものがあったら、先生に言えば取り除いてくれるようなのですが、長女に聞くと、「先生に言うのがイヤ。みんな見てるし。」と。

あとは、「先生が、『ちょっとだけでも食べてみようか』っていうのがイヤ。」ということのようです。

 

以前、給食のブロッコリーにつけるドレッシングを持って行っていいか幼稚園に確認した話を書いたのですが、今では、「ドレッシングを持っていくのが恥ずかしい。」と言って、ドレッシング作戦も効かなくなってしまいました(*_*)。

 

jibunmatome.hateblo.jp

 

自閉症のお子さんの話を聞いた「味が想像つかないのが恐怖」

 

そんなとき、自閉症のお子さんをお持ちの方から、

  味覚過敏で、食べられるものが限られる

  味覚過敏の人は、味が想像できないものを食べるのが恐怖

というお話を聞きました。

 

そうか。

私は、娘が給食に出てくる料理の味やにおいや食感が苦手で、「ダメ。食べられない。」と言っているのだと思っていましたが、もしかしたら、「どんな味か分からないからイヤ。」ということもあるのかもしれない、と思いました。

 

そのころちょうど、娘が「マカロニサラダとわかめご飯が出るから嫌だ。」と言って泣いて、給食の日でしたが、お弁当を持っていったことがありました。

その日は、教室でなく事務室で昼食を食べたようですが、主任先生が、「給食もちょっと見てみたら?食べたいものがあったら食べたら?」と言ってくれたそうで。

結果、

わかめご飯は少し食べてみて残したけど、マカロニサラダは全部食べたそうです。

 

それを聞いて、ちょっとずっこけました(^^;

 

長女にマカロニサラダは食べられたの?聞いてみると、「サラダっていうから、葉っぱの野菜が入っているかと思ってた。」と。

 

マカロニサラダは、家では出したことなかったけど、コンビニなどのお弁当に入っているのを食べたことはあったはず。

 

それで、私は、長女がマカロニサラダがどんなものか分かった上で「イヤ。」と言っているのだと思っていました。

 

が、

 

娘の中では、「前に食べたことがある、白くてもにょっとしたやつ。どちらかというと好き。」という食べ物と「マカロニサラダ」が対応していなかったんですね。

 

そういう経緯もあって、家で娘の苦手そうな給食の献立を家で予習してみることにしました。

 

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家で給食の予習をしてみた 家でも食べないものは食べないけど

 

給食の献立を見て、これにひっかかるんじゃないかな、というものを、家のごはんのときに事前に出してみることにしました。

 

家で出してみたのは、

 ごぼうサラダ、キャベツとウインナの炒めもの、ビーフンサラダ、

 ほうれん草グラタン、海藻サラダ、レンコンのきんぴら 

などです。

 

出してみると、一応どれも一口は食べてくれました。

一口だけでなく、食べられたもの

  キャベツとウインナの炒めもの、ビーフンサラダ、ほうれん草グラタン、

  レンコンのきんぴら

一口食べて「やっ、ダメ!」だったもの

  ごぼうサラダ、海藻サラダ

でした。

ほうれん草のグラタンは、給食では「ほうれん草のソテー」だったのですが、「ほうれん草感」をごまかすために、家ではグラタンにしてみました(^^;

 

さてさて、給食への影響はいかに。

 

3週間やってみた結果 予習のおかげか?環境の変化か?「食べられないから取ってください」と言えるようになった

 

嫌なものが給食に出る2日前か前日に、家で予習するようになって、「給食がイヤだから行きたくない」と朝ぐずぐずすることがなくなりました。

 

どうして?と長女に聞くと、「先生に『食べられないから、取ってください。』って言ってるもん。」と。

ええー。前までそう言うのもイヤって言ってたやん。

 

どうやら、環境の変化があったようで、新型コロナで非常事態宣言が出たため、教室で食べていたお昼ごはんを、一部屋の人数を減らすため、普段とちがう部屋で食べているそう。

 

一緒に食べるお友だちが違うからか、給食の時に対応してくれる先生が違うからか、「食べられないから、取ってください。」と言えるようになったようです。

 

ふうー。

 

予習の成果はどうだったのか、謎のままですが、こちらも家の献立を考える手間も少し省けるので(^^; 、このまま続けてみようかなと思っています。

 

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まとめ 子どもの状況は変化する 悲観せずに、思いついたことをやってみよう

 

 今回の予習作戦、効果のほどは分からないですが、子どもは、環境によって、どんどん変化するんだなということが分かりました。

 

「給食がイヤだ」と言って幼稚園に行かないって、どうしよう。

給食はずっとあるし、この先、小学校も給食だし。と不安に思いますよね。

 

結果はどうなるか分かりませんが、先生に相談して、味を変えるドレッシングなどを持って行ったり、お弁当を持って行っていいか聞いてみたり、家で給食の予習をしてみたり、思いつくことをやってみてはいかがでしょうか。

 

何かのきっかけで、子どもも変わっていくかもしれません。

 

お読みいただきありがとうございました!