娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

ミッション・ステートメントとは?作ったほうがいい理由と作り方

ミッションステートメント、聞いたことがありますか?

価値観を文章にする、という言い方をする人もいます。

なんかちょっと重そう、と思うかもしれません。私もそう思います(^^;

私、「目標をもって!」とか「成長しましょう!」みたいな感じがちょっと苦手で、「うーん、その場でがんばれそうなことをがんばるのじゃダメ?」というスタンスでした。

しかし、最近読んだ本やYouTubeに「自分がどんな生き方をしたいのか、自分のゴールはどこにあるのか、書いてみよう」という趣旨のことが繰り返し出てくるので、「これだけいろんな人が言っているということは、やらなあかんヤツやな…」と重い腰をあげることにしました。

 

それでも、すぐにホイホイっというわけにいかないので、今日は、ミッションステートメントって何ぞや?作るとどんないいことがあるの?どうやって作るの?ということについて整理してみました。

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ミッション・ステートメントってなに?作るといいことがあるの?

ミッション・ステートメントや人生の目的について書かれた部分を抜粋してみました。

本:七つの習慣(スティーブン・コヴィー)

個人のミッション・ステートメント

「終わりを思い描くことから始めるというのは、目的地をはっきりさせてから一歩を踏み出すことである。目的地が分かれば、現在いる場所のこともわかるから、正しい方向へ進んでいくことができる。」

「終わりを思い描くことから始める習慣を身につけるには、個人のミッション・ステートメントを書くのがもっとも効果的だ。ミッション・ステートメントとは、信条あるいは理念を表明したものである。個人のミッション・ステートメントには、どのような人間になりたいのか(人格)、何をしたいのか(貢献、功績)、そしてそれらの土台となる価値観と原則を書く。」

「一人ひとり個性が異なるように、個人のミッション・ステートメントも同じものは二つとない。形式も中身も人それぞれである。」

本:非常識な成功法則(神田昌典

ミッション(使命感)

「『やりたくないこと』『やりたいこと』を突きつめていくと、いったい、自分が、何のために生きているのか考えはじめる。それは『ミッション』(使命感)といわれるものだ。人生上の目的意識といってもいい。」

「自分の毎日の活動に、目的意識を持つことにより、脳のアンテナが非常に敏感になり、必要な情報や資源を効率的にキャッチできるようになるからだ。するとその結果、必要なことが、必要なタイミングで起こってくる。」

 

本:成功する家庭教育(広津留真理)

我が家のミッション

「新しい家庭教育に取り組む前に、まずはお母さん、お父さんにしていただきたい準備があります。それは、”我が家のミッション”を書き出すこと。どんな企業もホームページを見てみると「MISSION」「企業理念」が掲げてありますね。その家庭版です。

 家庭=一企業と考えると、そのメンバーである家族一丸となって取り組むミッションは、目先のことではなく、未来を見据えた大きなものになるはずです。」

「お母さん、お父さんがキリキリしてしかめっ面になっていたら、このミッションに立ち戻ってみてください。この大きなミッションに比べたら、たとえばテストの点数が悪かったことなんてなんて小さなことと笑い飛ばせるはずです。」

 

本:奇跡の3日片付け(石阪京子)

「自分や家族がどのような暮らしがしたいかは、他人には分かりません。人生の中で何を優先して暮らせば心が穏やかになるのかも、個人個人で違います。他人に仕組みを作ってもらっても一時的なこと。実際に『どんな暮らしをしてみたいか』が見つからなければ、魂が安らぐ住処にはなりません。(中略)『自分がどんな暮らしをしたいか知ること』というのは、人生で何を大切にしたいのかを明確に心に思い描き、その暮らしを実現するためには、どう片づければいいかを考えることです。」

「私たちはみんな、『家がきれいになれば理想の暮らしができる』と考えます。でもこれは間違い。理想の暮らしがあるから、家がきれいになるんです。」

 

YouTube:第26回人生の羅針盤(価値観マップ)を作ろう!作り方解説【人生論】(両学長リベラルアーツ大学)

要約「価値観マップを作るのが大事。自分がどこへ向かいたいか、いくら稼ぎたいか、そもそもなぜ稼ぎたいか、どんな生き方をしたいのか。人それぞれゴールが違うので、自分で決めないと、他の人には決めてもらえない。」

「自分のゴールを自分自身が分かっていないと、目の前の手段が正しいかどうかも分からない。同じことでも、人によって正解だったり間違いだったりする。自分のゴールを決めるために、価値観マップが必要」

 「人生の価値観マップを作ることで…一本芯の通った人になる。幸せを感じやすくなる。人生の選択肢で迷わなくなる。強く生きられる。人生の羅針盤になる。後悔をしなくなる。不安をなくせる。自分も信じられる。「自分はどう生きたいか」が可視化できる。」

 

YouTube:誰でも悩みゼロの「無敵な人」になる方法ベスト5(まこなり社長)

人生の価値観を文章化すること。

「人生で大切にしたい譲れない考え方、価値観について文章化できていますか。(中略)あらゆる行動は、自分の価値観ひとつから生まれている。結局のところ、価値観に絶対的に正しいなんてない。だから、いったい何が正しいんだろうかと考える時間が無駄。どれにも良し悪しがあるのだから、さっさと自分のスタンスを決めて、前に進む。」

「自分の中に考え、行動の軸、土台となるものがないと、延々と他人の考えに影響されて悩むことになる。」

 

ミッション・ステートメントとは何か? 自分がなりたい姿、やりたいこと、大切にしたい価値観を言語化して見えるようにすること

・自分はどんな人になりたいのか

・何をしたいのか、どんな暮らしをしたいのか

・大切にしたい価値観は何か

を書いて、自分で見られる形にすることでしょうか。

 

絶対に成し遂げたい仕事があるのか、仕事はそこそこにして趣味の時間を確保したいのか、束縛されない環境がほしいのか、できるだけ家族と過ごしたいのか…

そこまで極端でなくても、自分はこれから何をしたいのか、一度立ち止まって考える。

それを文章にして、自分で見られる形にすることだと思いました。

 

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ミッション・ステートメントを作る理由① ミッション(ゴール)を自覚することによって、今の行動が変わる。

皆さん共通して言っているのが、ミッション(ゴール)を意識することによって、今の行動が変わるということです。

 

例えば子どもが不登校の状態になったとして、

「子どもは学校に行くことが一番大切」という価値観をもち、「子どもが元気で学校に行くこと」をゴールにすると、どうやったら子供を学校に行かせるか、という行動をとることになる。

 

「学校だけが教育の場所ではない」という価値観をもち、「子どもが社会に貢献できる大人になること」をゴールにすると、どうやったら社会に貢献できる大人になるための教育ができるか、という行動をとることになる。

 

という違いがでてくるのかなと。

そして、ゴールを決められていない、自覚できていない人は、「学校に行かせることが大切」という情報に触れては子どもを学校に行かせようと働きかけてみたり、「学校は必要ない」という情報に触れては、学校は行かなくていい、と言ってみたりと、行動が乱れてしまうことになるのかなと思いました。

 

ミッション・ステートメントを作る理由② ミッション・ステートメントがあると、目の前のことに振り回されなくなる。迷いがなくなり、心が穏やかになる。

「人によって価値観はそれぞれ。どれが正しいというものではない。」ということも共通しているように思います。

人の価値観は尊重しつつ、自分はこれ、というミッションを自覚することで、ほかの人の話やその時どきの情報に振り回されず、迷いがなくなって、心が穏やかになる、という効果があるようです。

また、ミッションを自覚することで、目的に沿った情報や資源をキャッチできるようになるということも書かれています。

 

じゃあ、ミッション・ステートメント、どうやってつくればいいの? 

 次に、作り方について言及されていたものを抜粋してみました。

本:七つの習慣(スティーブン・コヴィー)

「個人のミッション・ステートメントには、どのような人間になりたいのか(人格)、何をしたいのか(貢献、功績)、そしてそれらの土台となる価値観と原則を書く。」

本:非常識な成功法則(神田昌典

「自分自身のミッションを考えるには、次の質問をしてみるといい。

・自分の命があと半年しかなかったら、いったい、何をやらなければならないのか?

・その半年の間に、お金を一銭ももらえなくてもやるべきことは何か?」

「ミッションを考える際には、自分の生い立ちを考えるといい。自分の幼いころの経験が、現在の自分のミッションにつながることが多い。思い出してみよう。

・子供のときにどんな辛いことを経験したか?

・父親(母親)とは、どんな葛藤があったのか?

・いままでどんな苦労をしてきたのか?

・その苦労には、どんな意味があったのか?」

 

本:奇跡の3日片付け(石阪京子)

「家を片づけ始める前に、私は必ず生徒さんと1時間くらいかけて話をします。(中略)自分でも気がついていない『モノより大切な目に見えないこと』を掘り出していくための時間です。(中略)なぜ貴重な時間とお金をかけて、片付けをしたいと思ったんでしょう?どんな暮らしを幸せと感じますか?理想の暮らしはどんな暮らし?(中略)もう少し掘り下げて考えてみてください。どうしてスッキリ暮らしたい?どうして片付いた家で過ごしたい?」

 

YouTube:第26回人生の羅針盤(価値観マップ)を作ろう!作り方解説【人生論】(両学長リベラルアーツ大学)

 「マインドマップにどんどん書いていく。

自分にとっての幸せとは何なのか(ゴールを決める、どう生きたいのか、何が幸せなのか)。

何を大切にして生きているのか(自分自身のあり方、信仰、軸の確認)。

何をどうしたくて今ここにいるのか(ゴールへの手段を間違えていないか、もっといい方法はないか)。

人生でやりたいこと30のこと(今を楽しむために必要、時間、お金ができたらそのうち→そのうちは一生こない、きっかけを作ってできることから楽しんでいく)。

質問を繰り返し、深めていく(自分でもできるが、できたら友人、家族、信頼できる人に突っ込んでもらい、返答する。最低3回以上、深い階層まで質問を繰り返す)。

最後にもう一度改めてまとめ直す(言葉がシャープになったり、同じ言葉でも捉え方が違ったり、言葉が強くなる)。」

YouTube:誰でも悩みゼロの「無敵な人」になる方法ベスト5(まこなり社長)

「まず人生の座右の銘(キャッチコピー)を決めること。そして、絶対に大切にしたい価値観5つを書き出す。」

 

ミッション・ステートメントの作り方 まずは、自分に質問して書いてみる。さらに質問して内容を深める。

まずは、自分に質問することから始まるのかなと思いました。

上の作り方の中で、自分が書きやすそうなものをまず書いてみて、そこから質問を繰り返して深めていく、というのがよさそうです。

できれば、誰かに質問してもらうと、違う視点をもらえるので、さらにいいですね。

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まとめ 「おどろおどろしく考え」ない。更新することを前提に、素直に今の気持ちを書いてみよう。

非常識な成功法則(神田昌典)にこうありました。

「ミッションは、おどろおどろしく考える必要はない。あくまでも、自分のパフォーマンスを最大限に引き出すためのテクニックとして考えればいい。あくまでも自分のため。他人に押し付けないようにね。」

「リラックスして。完璧なものを書こうとしないで。どうせ後で変わってくるんだから。自分の気持ちに素直に。考えないで、感じるままに、書いてみよう。」

 

私もまずは一度書いてみようと思います。皆さんも、やってみてはいかがでしょうか。

 

お読みいただきありがとうございました!

 

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本文中に引用した本とYouTubeはこちらです。

 


第26回 人生の羅針盤(価値観マップ)を作ろう!作り方解説【人生論】


誰でも悩みゼロの「無敵の人」になる方法 ベスト5