娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

【HSC】まずは先生に言ってみるところから

先日から準備している就学サポートノート。

小学校に渡す予定のものを書きました。

 

私のほうで、娘の特徴と家で行っている対応を書きました。

娘の特徴と家で行っている対応

HSC( Highly Sensitive Child:ひといちばい敏感な子)の特徴に当てはまるところが多く、

敏感ゆえに、本人もつらいときがありますので、学校にも、こういう特徴があることを知っておいていただけるとありがたいです。

 

娘の特徴

どこまでがHSCの特徴なのか、判定は難しいですが、親として、「あれ、ちょっと気になるな」と繰り返し思ったことを挙げてみました。

 

(感覚過敏:におい)

特ににおいに敏感です。

いろんなところで「くさいくさい」と言う。(トイレ、動物園、公園の花など)

トイレでは、毎回、「消臭スプレーをかけて」と言う。

親も妹も何も感じないところで、「なにかにおいがする」とよく言う。

キノコやにおいに癖がある野菜が食べられない。給食で食べられなさそうなものが出るときは、休みたがる。

 

(感覚過敏:触るもの)

手や足に砂や汚れが付くのを嫌がる場合が多いです。

お祭りに履いていったサンダルに入った砂が嫌で、足をずっと気にして、お祭りを全然楽しめなかった。

海で足に砂がつくのが嫌で、レジャーシートから出られなかった。

爪の隙間に入ったクレヨンをずっと気にしていた。

幼稚園で、床をぞうきんで拭く担当のときは、おなかが痛くなったと言って、職員室で休んでいることが多かった。

  

(対人関係、集団参加)

注意されると固まる。

きつい言い方でなくても、すっと表情がなくなって、動きが止まる。

 

先生から自分が怒られていなくても、友達が怒られている状況が怖い。

運動会の時期、先生も一生懸命になって声が大きくなったり、子どもを注意することが増えると、「おなかが痛い」「幼稚園に行きたくない」という日が多かった。

 

新しい場所や人が苦手。

幼稚園のクラスのお友達とその親たちみんなと初めて外食に行き、子どもたちが集まって遊びだしても、親のそばからずっと離れなかった。

 

人に見られていると、失敗しそうなこと、どうなるか分からないことはやりたがらない。

本に載っている簡単な迷路でも「一緒にやって」と言い、手を持って一緒にやらないとできなかった。

幼稚園の誕生日のイベントで、前に出てインタビューされるのが嫌で、幼稚園に行きたがらなかった。

お友達に新しいおもちゃを見せてもらっても、観察した後でないと手を出さない。

失敗しそうなこと、新しいことに直面すると、「ちょっと足がかゆい、目がかゆい」などと言って、やるのを避けようとする。

給食で、聞いたことがないメニューの時は、幼稚園に行きたがらない。

 

暴力的なことが怖い

子供向けアニメの戦闘シーンでも、「怖い」「見たくない」を連発。

 

場の雰囲気を読みすぎて、自分を主張できない

お友だちの言うことを優先しすぎて、自分の意見を殺してしまいがち

幼稚園の帰り、すぐに帰りたくても、お友だちから誘われると今日は帰ると言えない。

 

 

家で行っている対応

においに過敏

  消臭スプレーを常時持ち歩いている。

給食

  家で食べているドレッシングを持っていく。

苦手そうなメニューを事前に家で画像を見てみたり、作って食べてみる。

掃除のぞうきん

  家から自分用の雑巾を持って行って、それを使うようにした。

注意する場合

  なにがいけなかったのかをなるべく穏やかに伝えるようにしている。

新しいこと、失敗しそうなこと

観察する時間を十分つくる。親が一緒にやってみる。

興味がわくように、事前に調べてみる。

「失敗することはいいこと」と教えている。

新しいことをしようとしているときは、「見てて」と言わない限り、あまり見ないようにしている。

お友達との関係

アサーティブ・コミュニケーションで、相手も大事にしながら、自己主張できるよう練習中。

 

娘のいいところ、得意なこと

お友だちに好かれる。

親しくなった先生やお友達のお母さんお父さんに甘えられる。

妹とけんかになっても、手を出さない。

妹や幼稚園の下級生の世話をする。

リズムが大好き。

文字を読むこと、数字、時計が好き。

 

幼稚園から小学校への引継ぎ

幼稚園の担任の先生に「幼稚園から小学校への引継ぎ」のページを書いていただきました。

 

「幼稚園での状況と有効な支援」という欄に

給食のこと

感覚過敏のこと(トイレや掃除の場面)

集団参加のこと

について、幼稚園でのできごとと対応を細かく書いてくださり、「”支援が必要”というわけではありませんが、気にかけていただければ幸いです」と書いてくださいました。

 

  「就学後も継続してほしい配慮事項」の欄には、

ほめる

認める

伝えたいことは穏やかに優しく伝える

強要しないで見守る

と書いてくださいました。

 

今年の3月になって、給食がイヤで行きたくないと言うこともほとんどなくなりました。

掃除の雑巾も幼稚園のものを使えたりしているようです。

 

今は落ち着いていますが、給食や掃除でこういうことがありました、と小学校にも伝えておこうと思います。

 

先生に言ってよかった

ちょうど1年前ころ、年中から年長に上がる前の3月の面談で先生にHSCのことを伝えたと思います。

そこから、先生はHSCの本を買って読んでくれたり、子どもの幼稚園での様子を細かく教えてくれたりと、一緒に見守ってきた感じがします。

 

 

幼稚園の先生にHSCのことを伝えて、一緒に話をしたりしたことで、

「先生に言ってよかった。言ってみていいんだな。」ということを実感できました。

「小学校でも、まずは先生に言ってみよう。」と思うことができました。

幼稚園の先生には、本当に感謝しています。

 

まとめ 先生に言ってみよう

長女の場合、担任の先生が理解しようとしてくれて、一緒に見守ってくれました。

もし、そのような対応をしてくれない先生だったら、また違う伝え方を考えたり、先生に伝える以外にできることは何か考えたと思います。

 

まずは、子どもの特徴をまとめる。

そして、先生に伝えてみる。

やってみませんか。

 

お読みいただきありがとうございました!