娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

【HSC】長女、小学校に入学しました(前夜、不安に襲われる)

 

入学式前夜

入学式に着る洋服も用意できた。

持ち物もチェックした。

さあ、早く寝ようね、と歯磨きをしようとしたところ。

長女、泣き出しました。

「お母さんと一緒がいい。明日嫌になってきた。急に不安になった。」

 

昼間に入学式の日の流れを説明していました。

下の子を幼稚園に送ったあと、家からお父さんとお母さんと3人で歩いていこうね。

小学校の玄関にクラスが貼りだしてあるから、そこで何組になるか確認して、一緒に教室まで行くよ。

教室まで行ったら、先生とお友達がいるから、そこでバイバイして、お父さんとお母さんは体育館にいるからね。

クラスのみんなと先生と一緒に体育館に来て、入学式に出るんだよ。

という感じです。

 

その説明を思い出して、急に不安になったのかもしれません。

それまでは、入学式の服にルンルンしたり、ランドセルに何か入れたり、開け閉めしたりと楽しそうにしていました。

お泊り保育のときもそうでしたが、楽しみの方が大きくて、そちらのことばかり(今回だったら、新しい服とかランドセルとか)考えていたけど、直前になって情景を想像しはじめ、一気に不安になる感じでしょうか。

 

 「お母さんとずっと一緒がいい。それでもいい?」と聞いてきます。

教室に入るとき、「一緒がいい。」と言って親から離れない、という情景が浮かびます。 うちの子だけ泣いてる、とか。しがみついて離れないのを先生たちと説得する、とか。

 

でもまあ、それならそれで仕方ないですね。

「ずっとお母さんと一緒でもいいよ。先生に相談してみようね。」と言いました。

 

このあたり覚悟については、『HSCの子育てハッピーアドバイス』の中の、

「他の子と違う子の親になるなら、他とは違う親になる覚悟が必要です。」

というところに勇気をもらっています。

 

自分の子が他の子と違ってもいい、自分は他と違う親でいい、と覚悟を決めることで、他の人からどう見られるかということは忘れて、自分の子どもに集中できる気がします。

 

歯磨きを中断して、『小学生になったら図鑑』を一緒に見ました。

入学式のページもありました。

「子どもたちが前に座って、お父さんとお母さんは後ろだね。」とか、「前に会った教頭先生いるかなー。」とか話をしました。

歯磨きをしている時は、まだ泣いていました。

布団に入って、「教室はどんなんかな。6年生とかが来てくれるのかな。コロナだから、手をつないだりはしないかな。担任の先生は男の先生かな、女の先生かな。」などと話をしました。

 

長女、「卒園式の時よりもっとドキドキしてきた。すごい不安。卒園式みたいに、前で話すのはない?」と聞いてきました。

幼稚園の卒園式で、壇上で証書をもらったあと、幼稚園で楽しかったことを一人ずつ大きな声で言うのがありました。

それを心配していたんでしょうか。

 

「入学式は、お話聞くだけだよ。前で一人で話すのはないよ。

卒園式の時は、お友だちも先生もみんな知ってるし、卒園式の時はいっぱい練習したから、そのときより不安なのは当たり前だよ。」などと話しました。

 

長女、「そうなんだ。なんとなく、いけそうな気もする。」

と泣きやみ、しばらくして、落ち着いて寝始めました。

  

今のところの対処法としては、本を見たり詳しい情報を伝えたりして、なるべくプラスの情景を描かせるということでしょうか。

 

入学式当日

朝、入学式用の服に袖を通し、鏡を見て嬉しそうにしています。

「やっぱりちょっと怖い。」とか言いながらも、行かない、と言い出すこともなく、無事に家を出ました。

 

クラス分けでは、幼稚園のお友だちが3人も一緒のクラスでした。

後で聞いた話では、毎年クラス替えがあるそうで、もしかしたら、1年生のときは、同じ園の子を同じクラスにするという方針なのかもしれません。

 

一緒に教室まで行き、そこで親と離れることになります。

今日一番の難所です。

 

教室に着くと、教壇で男の先生が『バーバパパ』の絵本を読んでくれています。

早く来た子から、席に座って静かに聞いていました。幼稚園のお友だちも見つけました。

お手伝いの先生の説明を受けて、棚にランドセルを置き、自分の机に座ると、笑顔で手を振ってきました。

大丈夫そうです。

 

入学式でも、ずっと落ち着いて座っていることができました。

幼稚園のお友だちと一緒に写真も撮って、ニコニコ帰ることができました。

 

入学式では、教頭先生が開式の言葉や注意事項お話しするところがあり、娘も「教頭先生もいたねー。」と気づいたようでした。 

 

担任の先生は、教頭先生と話をしに行った時に同席してくれた若い男の先生でした。

その時は、担任になると話すことはできなかったのでしょうが、一緒に話を聞いてもらえていたことが分かり、とてもありがたいです。

娘も、担任の先生が教室に入ってきた時、「あっ、あの時の先生だ。」と分かったようで、それも安心につながったのかもしれません。

 

今のところ

その後、午前中までの授業が2日ありました。

「新しいお友だちができたよ。」とか、「○○くんが怒られてた。」とか学校での様子を教えてくれます。

今のところ、朝も「ランドセルが重いー。」などと言いながら、機嫌よく登校しています。

 

次の関門は給食です。ひとつひとつ新しいことに挑戦ですね。

 

 

お読みいただきありがとうございました!