娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

教育資金贈与はありがたいけど正直面倒

教育資金贈与、という制度をご存じでしょうか。
おじいちゃんおばあちゃんから教育資金として孫にお金を贈与する場合、制度にのっとって専用口座を作って贈与すれば、贈与税が免除されますよーという、ざっくり言うとそういう制度でして。
 
これを数年前、夫側のおじいちゃんから長女あてにやってもらいまして、そのこと自体はものすごくありがたいです。
が、これの払い出しがすごーく面倒で💦
今日はそんなことを書いてみようと思います。
 
素人なので、私が理解できる範囲で説明してみます。
 

教育資金贈与の制度

2013年から始まった制度で、「教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置」というのに基づき、祖父母等から孫等に対して教育資金を一括して贈与し、かつ孫等の名義で新たに開設された専用口座に預入等された場合には、非課税措置が適用される、というものです。
 
うちの場合、おじいちゃんと長女の間で贈与契約書を作って(親権者として親の名前も書くところがあります)、それを持って銀行に行き、長女名義で「教育贈与専門預金口座」の開設をしました。
(この辺の手続きや書式は各銀行のサイトなどに載っています。)
それで、おじいちゃんが長女の教育資金専用口座にお金を振り込んでくれました。
 
こういう手続きをとると、孫一人当たり1500万円まで非課税で贈与できるそうです。
 

払い出しが面倒

そこまでは「おじいちゃんおばあちゃん、ありがとうございます。」でいいのですが、
教育資金専用口座に入っているお金は、基本的に銀行が管理していて、銀行に「教育資金に使いました」という証明をもっていかないと、出すことができないんです!
 
親が払った授業料や教材費の振込の記録や領収書を持って銀行に行って、払った分を清算してもらう感じです。
そのときに、「これは教育資金として非課税になるものに該当して、これは該当しない」とか決まりがあって、さらに、その年に払った分をその年のうちに清算する必要があるので、それが、まあ面倒なんです( ;∀;)
そして、30歳までに払い出さないと、その時点で残っている分に贈与税がかかるらしいです_| ̄|○
 
なので、もしおじいちゃんおばあちゃんから教育資金贈与しようかな、と言われた場合、めっちゃありがたいけど、のちのちけっこう面倒だよーと私は言いたい。
 
おじいちゃんおばあちゃんの余命に余裕があるなら(失礼💦)、毎年110万円までは贈与税がかからないやり方があるみたいなので、そちらを検討してみるのもありかと思います。
うちはもうもらってしまったので(いや、すんごくありがたいのですが)、サクッと教育資金を整理して、サクッと銀行に行って出してもらう方法を見つけたい。
 

というようなことを考えつつ、先日、銀行で今年の分を払い出してきました。

 

今年分の払い出し

準備

今回は、小学校の分、今年始めたエレクトーン、通信講座の代金の3種類を出すことにしました。

4月から小学校になったので、1月から3月の幼稚園に支払った分もあったのですが、引き落とされている金額の根拠がこちらで分からず、頭が混乱したので、断念しました💦 

ひとつ残らずやろう!と思うと相当ストレスです。やめときます。

 

小学校からの引き落としは、親の銀行口座からの引き落としなので、通帳を記帳して持っていけばOK。

引落しの金額の根拠が載っている学校からのお知らせを持って行きます。

今回は、学級教材費○円、PTA 会費○円、給食費○円と書いてある書類がばっちりあったので助かりました。(これ捨ててたら払い出しできません。)

 

エレクトーンは、入会金の領収書、月謝の袋、契約書を持ってきました。

 

通信講座は、クレジットカードからの引き落としなので、その明細と、金額の根拠が書いてあるメールの写しを用意しました。

 

ここまでやるのに、書類を探したりメールを探したり印刷したり通帳記入しに行ったり、けっこうぐったりです。

 

来店

うちが口座開設している銀行では、今年の11月から教育資金の払い出しに来店予約が必要になったそうで(知らなくて一度予約せずに行ったよ!ちゃんと知らせてくれよ!)、予約して来店しました。

 

資料を確認してもらって、書類を書くところまで30分くらいで、割とスムーズに進みました。

払い出しは、教育資金専用口座から出してもらって現金でもらうか、ほかの口座に振り込んでもらうこともできます。

このとき出金伝票を書くのですが、普段振込みはネットでするし、現金を出すのもほぼコンビニのATMですし、「お届け印が必要です」と言われて、「あー、お届け印って、そういえばそういう制度あったわね」状態で、一度家に取りに帰りました💦

 

教育資金の贈与について非課税になる趣旨はとてもありがたいですし、お金を持ってる高齢者から子育て世代にお金を移そうというのもありがたいのですが、願わくば、もうちょっと使いやすい制度にしてもらいたいです。

 

それから、教育資金にできる範囲が狭いんですよね。

学校から指定があった教材や塾で指定があった教材は該当するけど、家で必要と思って買った問題集や本や図鑑などは該当しない。

今やリアルな塾よりもネットでYouTubeスタディサプリなどで受けられる講座の方が安価で良質かもしれないのに、パソコンやネット環境を整えるお金は出せない(通信講座の専用端末なら出せるのに)とか。

「教育」に関するお金ってそんな狭いお金じゃないでしょ、とも言いたい感じです。

 

今日はそんなお話でした。

お読みいただきありがとうございました(*^^*)