5月12日(木)
雨。
「おなかが痛い」と、ちょっと泣きながら、登校しました。
体調不良を訴えるときは、「妖怪〇〇」にするのが最近の定番です。
「今日は、『妖怪オナカイタ』かー」と私が言うと、長女が考えて特徴を説明してくれます。
「『オナカイタ』はね、紫で大きいの。
ここからあの標識のところくらい。
太いミミズみたいなの。
で、おなかにペチャってひっついて、おへそからおなかの中に入ってくるの。」
いや、ちょっと気持ち悪いです(^_^;)
でも、おなかの中に入ったら、そのあとは小さくなるらしく、
「今はこーんなに小さくなった。
だから、もう今は痛くなくなってきた。」
話しているうちに、自分で切り替えができてきているみたいです。
今日も12時迎え。
教室と保健室を半分半分。
算数と体育に出たそう。
体育は、保健室の先生が体育館に誘ってくれて、体育館に行けたということ。
運動会のダンスの練習。
体育館の後ろで保健室の先生と一緒に踊ったんだとか。
すごく楽しかったみたいで、帰り道でも踊り、家に帰っても踊っていました。
お昼は、給食と同じメニューを作ってみました。
給食のことは気になるのか、献立を確認したり、「朝いっぱい食べていって、給食を見学しようかな」とか言っていました。
給食を見学(^_^;)
給食は嫌だけど、給食を食べなくていいなら、午後の授業にも出られそうということなのか?
5月13日(金)
雨。この日も12時まで。
体育と国語の授業に参加。
家に帰ってごはん。
そして今日は、私とスクールカウンセラーの先生との面談があるので、また学校へ。
長女はランドセルは家に置いて、手提げ袋に今日の宿題を入れていきました。
学校の玄関で別れて、長女保健室へ、私は相談室へ。
カウンセラーの先生が、最初の10分間、長女と話をしたいということで、長女が保健の先生と一緒に相談室にきました。
カウンセラーの先生と長女の会話の概要
学校行きたくないと?(「と?」はこの地方の方言です。)
(長女 うなづく)
なんで行きたくないと?
「2年生のお友だちと慣れてないから」
慣れてないかー、クラス変わると嫌だった?
(長女無言)
先生は?変わってどうだった?
先生やさしい?
(無言)
先生もまだ慣れてない?
(うなづく)
今なにか大変なことある?
「ない…」
あとは、保健室では何してるの?とか
どんな本を読んでるの?
どんな遊びが好き?外で遊ぶのは好き?
などなど
最後に、慣れたら教室に行きたい?と聞かれて、長女は「うん」と言っていました。
こういうとき、長女がすごく慎重に考えているんだろうなあと思います。
たとえば、先生はやさしい?と聞かれて、
・やさしいときもあれば怖いときもある、どっちを答えたらいいのか
・前に「先生が怖い」と言ったから、それと合わせた方がいいのか、でも、前よりは怖くない気もする、でもやっぱり怖いときもある
・先生のことを怖い怖いと言ってしまっていいのか
などとぐるぐる考えて黙ってしまう。
黙っていると、カウンセラーの先生が「答えにくいかな」と、ほかの質問に移ってしまったり。
(あくまでも私の推測で、長女の頭の中はホントのところは分かりませんが。)
外で遊ぶのは好き?と聞かれて、
・外で遊ぶのが好きって言った方が大人は喜ぶんじゃないか
・好きなときもあれば、好きじゃないときもある。どっちを答えればいいのか…
と黙ってしまったり。
(と、これも推測ですが(^^;)
というのも、数日前、夕方、エレクトーンのレッスンがあったときのエピソードがあって、
エレクトーンの先生が、今日は学校何時に終わったの?と軽く聞いてきたとき、
長女は、しばらく黙ったあと、「クラス替えがあって…」と言いました。
長女は、その日学校を12時で帰ったのですが、たぶん、
「自分は今日は12時に帰ったけど、他の子は3時まで学校があって、でも自分はまだ2年生でクラス替えがあってからクラスに慣れていないから、4月の途中から保健室に行ったり早く帰ったりしていて、今日は12時で帰った。」
ということが言いたかったんだと思います。
それで、まず出てきた言葉が「クラス替えがあって…」ということだったので、エレクトーンの先生は、「え!今日クラス替えがあったの?」と混乱されていました(^^;
その時のことを思い出したり、今日のカウンセラーの先生とのやりとりを聞いていて、思ったのですが。
HSCの特徴として、深く考える、というのがありますね。
その深く考えたことを外に出す時に、ちゃんと全部説明しようとして、かえって言葉が出ない、というような感じになってしまっているのかも、と仮説をたてました。
長女が頭でいろいろ考えてしまうことは仕方ないので、それはそれとして、長女も相手の方もなるべくストレスなく会話ができるように、受け答えの練習をしてみるのはどうかな!と思いました。
相手の方も、自分が質問したことに対してしばらく黙られると、「あれ?」となりますよね。
なので、一気にいろいろと言おうとするのではなく、
まずは、「〇のときもあるけど、□のときもある」と、言ってみるとか。
まずは、3秒以内に何か言って、それを後から説明を付け加えていく、とか。
そういう受け答えの練習してみたらどうかなぁと。
何かに似てるなと思ったのですが、日本人が英語を喋れないみたいな感じなのかもしれない、と思ったり(^^;
主語はこれでいいのかな、とか、三人称単数のsが、とか、ここはtheを入れるんだっけ?とか考えて、何も言えない、みたいな。
英語でも、長い一文を言おうとするのではなく、短いシンプルな文をやり取りしてコミュニケーションを取っていきましょう、と言われていますよね。
この方法、HSCにも使えるかも、と思いました。
今後、長女と練習してみたいなと思います。
カウンセラーの先生と私の会話の概要
長女が保健室に戻ったあとは、私とカウンセラーの先生とのやりとりです。
4月から今までの状況を聞いてこられました。
(保健の先生から聞いておられる部分もあるみたいでした。)
2年生が始まって、「行きたくない」「体調が悪い」と言って、休ませたこと。
今日は行けるかな、と学校に連れて行こうとしたら号泣したこと。
先生が怒るのが怖い、と話していたこと。
先生たちとの話し合いで、保健室に来ていいよ、と言われて、保健室に行けるようになったこと。
保健室に1人になって怖かったので、教室に行ったこと。
そこから、毎日午前中の4時間のうち2時間は教室で過ごしていること、などを説明しました。
それから、長女はHSCだと思うこと、そう思った根拠などを説明しました。
カウンセラーの先生からは、言葉が出た時期と歩き出した時期を聞かれました。
カウンセラーの先生の話だと、歩き出す時期と「慎重さ」がけっこう関係しているんじゃないかということでした。
まさしく、一歩踏み出すことへの慎重さ、ということなのでしょうか?
長女の場合、歩き出したのが1歳5か月ぐらいで、やっぱり少し遅かったような気がします。
長女のことだけでなく、私に対しても、
朝送ってきて12時に迎えに行って、という毎日で、しんどくないですか?
と聞いてもらったり、がんばっていますね、とねぎらいの言葉をかけてもらったり、
おうちの人のカウンセリングも兼ねているのかな、と感じました。
今後どうしていったらいいか、ということについては、「こういう方向に持っていったらいいですね」みたいな積極的なアドバイスはありませんでした。
いま十分に頑張っていますね、という感じでした。
1年生のときに相談したスクールカウンセラーの方は、給食を残すときの手続き(先生の前に並ぶこと、これくらいは食べて、と言われることなど)が嫌みたいです、というような話をしたら、
「学校に他の方法に変えられないか、ちょっと確認してみましょうか」と、学校との間に入って動いてくれる感じだったので、なるほど、スクールカウンセラーの人も色々タイプがあるんだなと学びました。
(昨年相談した状況については、こちら。)
長女の場合、給食が食べられないことで、午後の授業に出られていないんですよね。
いったんお昼を食べに帰ってまた午後行くとか、お弁当を持っていくとか、給食を残すのをゆるくしてもらえるかとか、そのあたりについては、保健の先生と相談してみようかなぁと思いました。
約1時間話して終了しました。
私の収穫としては、長女がカウンセラーの先生と話す様子を見たことで、話す練習を取り入れてみよう、と思えたことでした。
明日は月曜日。
また一週間がんばります。
ではでは。