娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

【HSC】5月最終週(火)要望を伝えるトレーニング

5月30日(月)夜

月曜日は運動会の振替休日で休みでした。

明日は登校。

長女、寝る前1時間くらい泣いていました。

 

理由は給食。明日は、私が用事なので給食食べてきてね、と言っています。

(あえて用事を入れているところもありますが(^^;

あえて入れているというか、長女がお昼帰るかもしれないから、という理由で誘われたのを断らないようにしています。私の精神衛生上も。)

「明日お母さんはお昼いないから、給食食べてきてね」というのは前々から言っていたのですが、それが辛いらしく、泣いてます。

 

長女と話。

給食どうやったらがんばれるかな。

保健室に入れ替わり立ち替わり人が来て、その子たちから話しかけられるのが嫌だ、と言っていました。

アドラー心理学的に言うと、給食を食べたくないという目的があって、そのために理由を作り出しているということかなーと。

「ほかの子から見えないように、衝立をたててもらったら?」など一応言ってみましたが、明日は食べたくないということなのでしょう。

 

お父さん、明日お昼、予定あいてるよ。と助け船。

「お父さんにお願いしたら?」

「ひとりじゃ言えないから一緒に言って」

(長女泣きながら)「お父さん、あしたお昼迎えにきて」

「いいよ、何時に行けばいい?」

ということで、お父さんと長女でお昼の相談。

お昼問題は解決。

 

さて、次。

「お母さん何時に帰ってくるの?」

「そのまま次女ちゃんを迎えにいくから、お昼のあとは学校に行ってて」

また泣いた(^^;

私「午後は学校イヤなの?どうしようか」

長女「お父さんの事務所に行ってもいいかな」

(お父さんの職場は小さい個人事務所で、前も一度「お父さんの事務所に行っとく?」という話が出たのを覚えていたみたい。)

「どこにいればいいの、机とかあるかな?」

私「お父さんに聞いてみて」

長女(泣きながら)「おとうさん、お昼のあと、事務所に行ってもいい?」

お父さんと相談できました(^^;

 

別にお父さんは特別厳しいわけじゃないし、普段は普通に会話してます。

だけど、自分の要望を伝えたり、交渉するにはハードルがあるみたい。

うん、ハードルがあることこそやりましょう。

嫌だ、と言って泣いたら誰かが解決してくれるのではなく、自分でやりたいことを口に出す、そのために他の人と話をする。

そういうトレーニングすることが長女に一番必要ではと思っています。

泣き止んだ長女、鼻かんで寝ました。

 

5月31日(火)

朝、段取りができているので、スムーズに出発。

「お父さんの事務所に迎えに来てね」と言って、学校に入ってきました。

 

私のお昼の用事はというと、幼稚園のお母さんたちと情報交換。

これもお仕事です(^^;

 

次女を迎えに行って、そこからそのまま、お父さんの事務所に長女を迎えに行きました。

お父さんの机の横で絵を描いていました。

最近絵を描くのが好き。

「宿題終わったよ。お昼に家でお父さんとエレクトーンの特訓もした!」

ということでした。

 

今日は、3時間目にあった「運動会の振り返り」は教室に行って、それ以外は保健室で過ごしたそう。

 

一緒に読んだ本『もうモヤモヤしない!気持ちの伝え方』

夜、この本を一緒に読みました。

『もうモヤモヤしない!気持ちの伝え方』監修 名越康文

図書館で見つけました。

「自分のココロッティ(心)をどういうふうに扱っているかな?」と、かわいいココロッティのキャラクターと一緒に自分の気持ちの伝え方を教えてくれます。


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気持ちが伝わらない2つのタイプとして、

・自分の気持ちを相手に伝えられないタイプ

・自分の気持ちを伝えているんだけど、伝え方を間違えてしまっているタイプ

がある。

自分がどちらのタイプか知っておくと、気持ちをうまく伝えるコツをつかみやすくなるよ、というアドバイス

 

その例として、「お気に入りの消しゴムを無くされてしまったら?」という設問。

・ショックだけど、「気にしてないよ」と言ってしまう子

・なくされたことが悲しくて、「絶対許さない!」と言ってしまう子

という反応が紹介されていました。

 

長女が、「自分だったら、どっちもちがう。

消しゴムなくしちゃった、って言われたら、『一緒に探そう』って言う。」と言いました。

なるほど。

まだ消しゴムがなくなってしまったと確定したわけじゃないから、自分も一緒に探して、本当にないと確定するまでは判断しない、ということだそう。

それはそれでいい気がします。

 

私は、長女は「言えない方の子」だと思っていたので、意外でした。

私が思っているより、コミュニケーションの力がちゃんとあるんじゃないかなと。

私が長女を見直すきっかけにもなりました。

私が勝手に長女はこうなんじゃないか、と決めてしまっている部分があるんじゃないかな、コミュニケーション力がないと思い込んでないかな、と反省しました。

 

本には、自分の気持ちを素直に伝えよう、とありました。

素直な気持ちを伝えることが、他の人といい関係を作っていく第一歩だということ。

それって、大人でもむずかしい。

一緒にトレーニングしていきたいなと思いました。

 

また、本の別の例をきっかけに、学校での話もしてくれました。

「学校で、自分とAちゃんとB君3人しかいないときに、AちゃんとBくんがケンカを始めて、ふたりで言い合いをしてたから、自分は『どうしたの』って聞いたの」

という感じのこと。

 

AちゃんとBくんは2年生になってからのクラスの子なので、2年生になってからのことだと思います。

今までその話は聞いたことがなかったので、学校に行っていると、当日「こんなことがあった」と話していないことでも、いろんなことを経験してるんだなーと。

 

疲れるところでもあるし、だからこそいろんな経験ができる場所なんですね。

 

5月に入って、保健室登校が軌道に乗ってきました。

6月はどうなっていくのか(^^;

ではでは。