HSC(ひといちばい敏感な子)の長女、小学2年生、「学校に行きたくない」からの保健室登校している話を書いています。
6月12日(日)
朝
実は今日、子どもたちだけで、バス旅行に参加してきます。
テニスを習いに行っていますが、そのスクールのスイミング部門の企画。
スイミングの先生が子供たちを引率して遊園地に連れて行ってくれます。
バスで片道一時間半。
8時半集合、17時解散予定。
半月ほど前、同じマンションのお友だちのお母さんにチラシをもらって
「うちの子行くって言ってるけど、一緒に行かない?」と誘われたのですが、
子どもたちだけでこういうのに参加したことないですし、
「いやー、うちは行かないかな」と思いつつ、
子どもたちに「どうする?」と聞いてみると、
「行きたい行きたい」
ええー。
ほんと?ほぼ一日だよ。
行ける?
「行きたい。大丈夫」
ということになりまして、姉妹ふたりで参加することになりました。
同じマンションのお友だちは行くけど、先生たちはスイミングの先生だから、知らない先生。
幼稚園年少から中学生までが対象。
当日出発まで、「やっぱり不安」とか言い出すこともなく(珍しい)、
いそいそと用意をして集合場所へ。
行ってみると、同じクラスのお友だちがいたり、同じ小学校の上級生がいたりと、顔見知りの子がけっこういたみたい。
(スクールの場所が長女の小学校に近いので、スイミングやテニスに同じ学校の子がよく通ってます。)
サラッとバスに乗り込んで、出発していきました。
おー、ほんとに行ったわ。
どうなるかなー。
帰ってきた
バスが到着。
出てきました。
遊園地で初めて乗ったバイキングと帰りのバスに少し酔ったみたいで、
「ちょっと気持ち悪い」とは言っていましたが、
ふたりとも、「楽しかった!」とニコっとしていました。
家で気分が落ち着くと、アトラクションの話や昼ごはんの話をしたり、残ったおやつを食べたり。
7,8人ずつのグループになって、それぞれ先生がひとりついて、アトラクションやお昼ごはんも一緒に行動してくれたみたい。
長女はお友だちと同じグループで、楽しかったようです。
次女は一番小さくて背も低く、乗れないアトラクションがあったみたいですが、先生と一緒に待っていたとか。
ちょっと人見知りがある次女ですが、がんばってきたみたいです。
夜
遊園地のお化け屋敷の話からか(中には入らなかったみたいですが)、
長女、「『いちにちじごく』の本あるでしょ」
(絵にインパクトがある本です。たくさんシリーズがあって、長女も次女も好きなのですが、この『じごく』のはすごく怖かったみたい。)
「死んだらどうなるの」
「一回でもウソついたら、地獄に行くの」
「怖くなってきた」
と涙ぐんでます。
ヨシタケシンスケさんの『このあとどうしちゃおう』の本の話をして、
死んでも楽しいみたいだよ、と言ってみました。
「あれは天国の話でしょ。地獄はどうなるの」
「じごくの本には、ウソついたら地獄に行くって」
ウソついても、地獄には行かないよ。
特に子どもはちゃんと地蔵菩薩さまが守ってくれるから大丈夫。
「そうなん?じぞうぼさつさまが守ってくれるの?」
そう。だから子どもは地獄には行かないよ。
と言って、一緒に地蔵菩薩の真言を唱えました。(私と夫は仏教好きです(^^;)
「オン、カカカ、ビサンマエイ、ソワカ。
オン、カカカ、ビサンマエイ、ソワカ…」
とか言ってたら、適度な分けわかんない言葉がよかったのか、そのうち寝ました。
小学校低学年、本に書いてあることも親が言うことも、すごく素直に受け止めるんですね。
次女も一緒に「怖くなった」と泣いてしまい、次女の方が寝かせるのに時間がかかりました(^^;
6月13日(月)
朝
「行きたくないー」
午後から次女の幼稚園で保育参観があって、午後は私が家にいないというのも関係あるのかないのか…
ゆっくりエレクトーンの練習をして、ゆっくりご飯食べて、着替えもなかなか進みません。
「気持ち悪い。」と言いながら、時間割と給食の献立チェック。
給食は食べない。12時で帰る。
12時の迎えは私が行けますが、そのあとは幼稚園に行かないといけない。
保育参観は各家庭ひとりなので、長女は入れません。
「お父さん、お昼ご飯のあと、事務所に行ってもいい?」と自分で聞いていました。
今日はあいてるからいいよ、とお父さんの了解を取って、
やっと動き出しました。
学校までの道のりも、「気持ち悪い」と言いながら、しょぼしょぼ歩いていきました。
学校に着いて、しょぼしょぼ入っていきました。
靴箱のところにサポートの先生がいてくれて、「おはよう、待ってたよ」と迎えてくれました。
12時迎え
今日は午後の授業は出ないので、ランドセル背負って出てきました。
午前中はどこにいたの?と聞くと
「1時間目は、気持ちが悪かったから保健室。
2、3時間目の算数は教室。
4時間目の体育は見学してた」
だいたいいつもどおりです。
お昼ご飯を食べ、あとはお父さんにお願いして、私は幼稚園へ。
15時すぎ、事務所へ迎えに。
宿題を終わらせて、絵を描いていました。
今日はテニスがある日。
こちらもスムーズに出発して、最後、太ももが痛くなったと言って少し休憩したみたいでしたが、ほぼ全部参加しました。
ふむ、いい感じだ。
リソースの話
アドラー心理学で、「リソース」という考え方があるようで、
長女自身のがんばろうとする力も長女のリソース。
親のサポートや次女の存在も、長女が利用できるリソース。
見守ってくれる学校の先生、学校の友だち、習いごとの友だち、習いごとの先生も、
長女が共同体に入っていくときに利用できるリソースだなと。
以前に考えた、熊谷晋一郎さんの「依存先を増やす」というのにも通じるところがあるなーと。
家族だけでなく、いろんなところに、長女が利用できるリソースを持っておくことを考えておきたいと思いました。
ではでは。