娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

【HSC】6月3週目(木)勇気づけ

HSC(ひといちばい敏感な子)の長女、小学2年生、「学校に行きたくない」からの保健室登校している話を書いています。

6月16日(木)

起きるなり、「行かない。今日は行かないよ。」と宣言。
いやいや。

まあまあ、とにかくやることやろう。と言って、
エレクトーンの練習、ご飯、着替えを進める。

この辺は、前よりスムーズになったと思います。

4月の間は、「学校に行かなくていい」と確定しないと、布団から出られない感じがありました。

この前まで、今日のスケジュールを決めてから動き出す感じ。

今は、とりあえず学校のことは保留にしておいて、朝の準備ができるようになっています。

長女、「まだ行くかどうか決めてないからね。後で話するんだからね」
と言いながら、朝の用意ができてます。

 

着替えもできたところで、時間割と給食の献立チェック。

給食はハンバーグ。これはいい。

でも「コールスローサラダは絶対吐く」と言っています。

めちゃ減らしてもらえるんでしょ。

「でもちょっとは食べなきゃいけない。」

ふむ。

「もうムリだったら、そっとティッシュに出すとか、ずるくてもいいから、何とかしよう。コールスローのために給食全部食べられないの、もったいなくない?」と提案。

「うーん、ティッシュ作戦ね。うーん」

とか言いながら、「給食は食べる」でいいと。

おお。

なんだ。行けるのか。


授業については、いちおう教科書は全部入れていきましたが、ランドセルに通信教材を入れて、保健室でやる、とも言っている。

給食のあとは掃除がある。

今の時期、縦割り掃除というやつで、一年生から六年生まで班になって一緒にやるみたい。

そこまで参加する勇気は育っていないようで、「掃除の前に帰る。」

うん、参加してほしいけど、ひとつひとつ、焦らずですね(^^;


給食を食べて、掃除の前に帰る。13時半に迎え。ということになりました。

 

学校への道、ちょっと止まりそうになりながらも、無事到着。

今日はすんなり入りました。

ふー。

 

13:30

元気に出てきました。

1時間目の途中から教室にいって、4時間目まで全部教室。

給食は保健室で。

コールスローは減らしてもらって、ほんのひと口分にしてもらった。

息を止めて口に入れて、ハンバーグで流し込んだみたいです(^_^;)

 

昼休み、担任の先生とエレクトーンの話をしたらしく、「先生も子どものとき1年間やってたんだって!」

とうれしそうでした。

 

「勇気づけ」

アドラー心理学で「勇気づけ」という考え方があります。

「困難を克服する活力を与えること」と説明されたりしますが、

ほめたり励ましたり、というのともイコールではなく、

その子にとって何が勇気づけになるかは、その子との関係性によるところもあって、

「こういう言葉を言えば勇気づけ」になる、というのでもないらしい。

 

そこが難しいところだけど、逆に、「勇気づけをしよう」という意識がなくても、勇気づけになっていることもある。

「あなたを仲間だと思っていますよ」「あなたを尊重していますよ」「あなたを見守っていますよ」という態度で寄り添うことが勇気づけになるんだそうです。

学校で保健の先生や担任のと雑談したり、自分のことに興味を持ってもらったり、友だちと話したり、そういうことが長女にとって勇気づけになってるんじゃないかな、と思いました。

 

まあ、今の学校で笑顔があるうちは、今の学校をがんばるのでいいのか。

日によって長女の感情の上下もあるので、こちらも揺れています。

 

ではでは。

 

(「勇気づけ」のあたりはこの本を参考にしました。

付録にアドラー心理学の基礎的な理論や技法の説明もあって、分かりやすかったです。)