娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

【HSC】7月1週目(金月)自分を出す練習ができるか

HSC(ひといちばい敏感な子)の長女、小学2年生、「学校に行きたくない」からの保健室登校している話を書いています。

7月1日(金)

長女、「嫌だ、行きたくない。」泣いてました。
私:今日は何が嫌なん?
長女:プールが嫌。
(昨日のプールのことで担任の先生が優しくなかったからかな?)
私:プールないやん、今日は。
(論理的に話をしないと、休めません。)
長女:学校楽しくない。今のクラスはすごく仲良しのお友達がいない。
私:じゃあ隣のクラスに入れてもらおうか。
長女:そんなの無理じゃん。
私:今日は何の授業があるの?
長女:(時間割を確認)児童朝会、国語、国語、算数。
私:別にどうということはないやん。
長女:教室に行かなきゃいけない。
私:「教室行きません」って言えばいいやん。
長女:言えない。
私:じゃあなんか書いて行ったら?
 言えないでいたら、我慢しなきゃいけないじゃない。
(先生に「教室に行こうか」と言われて、「嫌だ」と言えずに教室に行ってることも多いのかもしれません。
それで教室に行けていていい面もあるし、それが本当にしんどい時もあるのかなと。)
私:自分の思ってること言えんかったら、我慢するしかないやん。
 それはしんどいやろ。言えないんだったら、なんか書いていこうよ。
 
長女、連絡帳を出して書き始めました。
『今日は教室に行きたくないから、ほけん室で家からもってきたべんきょうしていいですか。』
と書いていました。
 
けっこう時間がかかってしまって、いつも8時20分ころに家を出るんですが(それでも遅刻ですが(^^;)、9時に出発。(学校に遅れますの電話はしています。)
それでもまあ、行けてよかったです。
 
12時
給食は食べないというので、12時に迎え。
どうしてたん?
「教室に行った」
え、そうなん。
「先生が『教室にいてよー』って言ったから」(かわいく言われたみたい)
それでよかったん?
「うん」
 
本人がいいならいいのですが…。
断れない、ということでもあるのかなと。
 
あとは、学校で自分が出せていないのかなーというのも感じます。
「学校では(習いごとでもそうです。家以外では、ということかな。)いい子でいないといけない。」という感じが見られます。
家ではよくしゃべるし、おもしろいことも言うし。
次女と「〇〇ごっこ」をずっとしていたり、やりたいことをやっている感じ。
(以前は幼稚園ごっこや保健室ごっこをよくやっていました。
最近は、ナウシカごっこが流行っています。
ナウシカ、ユパ様、アスベル、ミトおじなどになって、家の中を走り回っています(^^;)
 
家族以外の人がいると、意識がガラリと変わるみたい。
(家族の中でも、私・次女と話すのと、お父さんと話すのでも、少し違うかもしれません。)
「これを言ってはいけないんじゃないか」「うまくできなかったらだめだ」「ちゃんとしていないとだめだ」というのがある。
全然自分を出せていない。
苦しいし、楽しくないのでは。
家と外が全然ちがうというのが、しんどさの原因かなと思うようになりました。
 
私も、わりと最近までそんな感じでした(^^;
今も全部出せているとは言えませんが、ある程度、「こんなこと言ったらどう思われるかな」という意識は抜けてきたように思います。
「そもそもみんなそれぞれ人とちがうんだから、その自分の経験や考えを素直に話せばいい」
「人と違うことを言うから、なにか価値があると思ってもらえるかも」
と少し思えるようになってきました。
それを長女に伝えていけたらなと思います。
 

7月4日(月)

日曜
日曜日の昼ぐらいから、「行きたくない、行きたくない」と言って泣いてました。
「明日もどうせ行きたくないって言うんだし、今日それ言ってるの、時間もったいないよね?」
「今行きたくないって言っていたら、明日行きたくなるのが減るの?減らんやん。」
と言って、少し話をしたらおしまいにして、なるべく楽しいことをしました。
月曜朝
起きてやっぱり「行きたくない。学校イヤ」
それはともかく、ご飯を食べる。
それはともかく、着替える。
外に出られる状態になってから、「今日どうするか」という話をしました。
 
長女:保健室にいたいって言っても、先生が『教室に来て』って言うんだもん。
私:行きたくないんだったら、行きたくないって言っていいんだよ
 行きたくないって言ったからって、先生叩いたりしないでしょ。
長女:それはそうだけど。
私:自分が思っていることは、外に出さないと、誰も分からないんだよ。
 
一方で、子どもが連絡帳に「今日は教室に行きたくない」と書いていっても、担任の先生から「えー、来てよ来てよ」と言われてしまう。
それで長女が教室に行けているところもあると思うんですが、「今日は一度も教室に行きたくない」という主張。
今日は私が連絡帳に書いて持って行くことにしました。
 
「いつもお世話になっております。今日は心が落ち着かないようで、保健室で過ごしたいようです。課題も今日はできないみたいです」
 
「課題」というのは、保健室で過ごすとき、授業でみんながやるプリントと同じのをも渡されて、保健室でやることが多いみたいです。
それも今日はやりたくないみたい。
 
これで出発できました。
 
14時迎え
今日はがんばって給食を食べました。
でもほかの子と一緒に帰る元気がないということで、14時迎え。
 
どうだった?と聞くと。
「連絡帳持っていくの忘れてた」
ずっこけ。ランドセルに入れるのを忘れていったみたいです(^^;
 
「でも、自分で言った。」
「3、4時間目は、保健の先生がいなくて教室に行かなきゃいけなかったけど、1時間目と2時間目は保健室にいた。」
ということでした。
 
育てているミニトマトも3つ収穫してきて、嬉しそうでした。
給食はどうだった?と聞くと、
「パインとキャベツのサラダがやっぱりムリだった。もう食べたくない。
ほかのはおいしかった。」
 
それから、
「連絡帳忘れたけど、先生怒らなかった。優しかった。」
と言っていました。
連絡帳忘れると、基本、怒られるんですね(^^;
怒らないで、「忘れたらどんなことが困るか」「忘れたときはどうしたらいいか」「どうやったら次は忘れなくなるか」を学ばせてあげてほしいなと思います。
 
夜 長女の「こんな学校がいい」という話
長女、「学校がイヤなのは、クラスの友達のことじゃなくて、先生だと思う。」と話し始めました。
「先生が厳しい。」
そうなんや
 
それから、長女の「学校がこうだったらいいな」という話が始まって。
クラスは15人だけ。10人は〇ちゃんとか〇くんたちで、5人は〇くんたち。
先生と「うるさい5人」は個室に入っとくの。
で、先生は先に10人に授業をして、その子たちは、それを聞いて、自分で問題とかやるの。
それで、先生と5人は、個室で授業するの。
問題をやっていて、分からないところがあったら、個室に聞きに行くの。
 
先生とうるさい子を隔離する作戦(^^;
先生が怒るのを聞くのが嫌なのね。
 
ママ友との話
今日は、私は日中、長女の幼稚園のときのお母さんたちとお話してきました。
今年の子どもの様子を情報交換。
 
・発達凸凹の子
昨年度は「行きたくない」としがみつかれながら連れて行っていた。学校に行っても、ずっと保健室だった。
今年度は、担任の先生と支援級の先生との相性が良くて、支援級のお友だちもできて、「学校遅れないように行きたい」と言って毎日フルで行けている。
 
・小学校高学年のお兄ちゃん
昨年度は、学校に行きたがらないことが多く休みがち。定期的に不安定になって、家で大声を出したりしていた。
今年は、担任の先生が穏やかな先生になって、学校がイヤでなくなり、ときどき不安定になることはあるけど、「行きたくない」がなくなった。
 
やっぱり、先生との相性って、めちゃくちゃ大きいですね。
 
長女の今の先生は、長女いわく、「厳しく怒るときはすごく怖いけど、やさしいときはすごく優しくておもしろい」。
そういう先生が合う子もいるのでしょうが、長女は「先生がいつ怒るか分からないのが怖い。厳しいときすごく怒るのが怖い」みたい。
そんなに面白くない先生でもいいから、感情の起伏が大きくない先生の方がいいのかもしれません。
 
ママたちの話を聞いて、「来年、先生が変われば、またほぼ問題なく行けるようになるかも」と思う一方、「来年も先生と合わなかったら、また今年と同じなのか?」という気も。
(長女の学校では毎年クラス替えがあって先生も変わります)
 
今年も、一学期はこのままがんばろうと思いますが、このままでいいのかなあと言う気持ちもやっぱりあり。
毎日、朝の「学校イヤ」から始まって、なんとか学校に行けるように気持ちをもっていって、昼過ぎまでの時間が終わる。
学校で楽しいこともあるだろうけど、ベースが「嫌だ」という気持ちのまま、毎日を過ごして、いいことがあるのかなと。
長女が自分を出せるようになる訓練が今の学校でできるのかな、という疑問があります。
自分を出すって、最初に自分の感情や意見を出した時に、「怒られない」とか「変な目で見られない」「プラスのフィードバックがある」ということじゃないと、辛いと思うんですよね。
心理的安全性のない場所で、自分を出すのって、かなり難しい。
 
2学期3学期、3年生で先生が変わるのをじっと待つ、みたいなのでいいのかなという疑問が。
 
やっぱりまた、「まずは家から行けるところのオルタナティブスクールに見学に行くことからかな」というところに戻ってくるのでした。
今候補と思っているオルタナティブスクールが「思ってたんとちがう」だった場合、またちがう選択肢を用意しておかないといけないですしね。
まずは見に行くことですね(^^ゞ
 
ではでは。