HSC(ひといちばい敏感な子)の長女、小学2年生、「学校に行きたくない」からの保健室登校している話を書いています。
7月5日(火)
朝
台風が来ていましたが、風はほぼなく。
雨も強いけど、注意報や警報が出るほどでもなく。
きのう、長女のZ会の課題「お天気はかせになろう」の風向計と雨量計を作りました。
(6月の課題なので、遅れてるんですが💦)
それで風向きや雨の量を調べる。
長女、「お天気しらべするよ」と声をかけると、ぱっと起きました。
ベランダで風向きを調べ、着替えて外に出て、マンションの駐車場に雨量計を設置。
うむ。朝パッと動けると、スムーズです。
今日は12時まで、と決めていたみたいで、スムーズに出発。
長靴で水たまりをじゃぶじゃぶしたり、雨の波紋を見たりしながら登校しました。
12時迎え
今日は楽しかった、と言って出てきました。
朝、保健室に行ったあとは、全部教室にいたみたい。
行動分析学とトークンエコノミー法
ここ数日、本をたくさん読みました。
奥田健次さんの本と行動分析学の本。
参考になることがたくさんあって、整理できないくらい。
まず取り入れやすいこととして、「トークンエコノミー法」というのをやってみようかと。
なにかできたら、ごほうび。
シールを貼らせたり、おこづかいがもらえたりするやつです。
ネットでも、「『トークン=ごほうび』を活用して、子どもの好ましい行動を自発的に引き出す心理学の行動療法です」と説明がありました。
行動療法、なんですね。
そこまで深く考えていませんでしたが、うちも自然にやっていました。
毎日やることをリストにして、できたら色を塗る。
私がやっていたら、子どもが「自分もやりたい」と言い出したので、一緒に表を作りました。
長女はこれが楽しいみたいで、今年の4月から、毎日自分でせっせとやることをやっては、色を塗っています。
こんな感じ ↓
トークンエコノミー法がうまくいくかは、課題と報酬のバランスにかかっているらしい。
それで、長女に導入できることはどんなことかなと考えてみる。
給食でやってみようかな。
7月は、給食があと9回。
2回食べられたら、ナウシカのコミック第1巻を買える。
3,4回目で第2巻。
5,6回目で第3巻。
7,8回目で第4巻。
9回目を食べられたら、第5巻を買えて、完結!
長女、献立を見て検討していましたが、「できそう」とやってみることに。
(もとからナウシカのコミック「買ってもいいな」と思っていたので、これで給食が前より食べられるようになったら、もうけもんです(*^^*))
7月6日(水)
朝
長女、ご飯を食べたけど、着替えない。
今日は学校でプールの授業がある。相当イヤみたい。
前回は見学したのだけれど、その時に、担任の先生から
「プールの授業は、川で溺れた時とかの訓練になるから、今度から出てね」
と言われたらしい。
「出なきゃいけないけど、できない」という感じ。
かなり泣いていました。
長女、水自体はイヤではありません。
でもプールに習いにっているわけじゃないし、泳げはしない。
親とプールに行くのは好き。水着も好きで、ときどき家で水着に着替えて遊んでいるくらい。
学校で、みんながいるところで着替える、水に入る、また着替える。これがイヤみたい。
長女は、「ほかの人がいるところで、うまくできないかもしれないことをするのがイヤ」なのかな。
あとは、みんな同じことをやらないといけないところ。
「前に見学したとき、みんな頭まで全部水に入らなきゃダメって言ってた」と。
それが恐怖みたい。
学校って、子どものできることで課題を分けてくれないですよね。
できている子はこれに挑戦、まだできない子はこっちをがんばろう、みたいに。
できる子は、こんなのつまらない、というようなことをやらなきゃいけないし、
できない子は、「はい、これやって」と手が届かないような目標を出される。
もう少し、それぞれの子にとって「ちょっと手を伸ばせば届くくらいの目標」を設定してくれたらな、と思います。
さて、出発する時間も遅くなっていたので、
「今日は着替えるのだけがんばったら?」と長女に提案。
長女:ムリ
私:保健室で着替えたら?
長女:保健室は気分が悪い子がいたらいられない。
私:すみっこの方でいいから使わせてくださいって言ったらいいやん。
長女:でも気分が悪い子がいたらできないよ。
私:朝行ったときに、保健の先生に言っておいたらいいやん。
長女:行きたくない。
私:水には入らないで着替えるのだけがんばるか、着替えずに水に足つけるのだけやるとかは?
長女:見学なのに、足プールにつけていいか分からん。
私:じゃあ着替えるのだけがんばったら?
と、話はぐるぐる。
らちが明かないので、
「もう、見学でもいいから行こう。
ほかの授業は大丈夫なんやろ。プールのために行けなくなったらもったいないから。
先生には、『今年は川には行きません、プールは親から離れないようにします』って言っとき。」
と、今日はちょっと無理めに連れていきました。
12時迎え
ナウシカのコミックがかかった給食。
きのうは「給食食べられる」と言っていましたが、朝すごく泣いたので気持ちが折れてしまったのか。
学校に入るとき、「12時迎えがいい」となってしまい、今日は給食食べずでした。
出てきました。
プールはどうしたん?
「プールなかった。」
へ?
「強風注意報が出てたから。」
あれだけ問題だったプール、天候のため中止(^^;
じゃあプールの時間どうしたん?
「ふつうの体育。今日はちょっとやったよ。」
おお。体育参加したのか!
すごい久しぶりやん!
水着に着替えるのに比べたら、体操服に着替えるのはまだ大丈夫ということか(^^;
保健室で体操服に着替えたみたいです。
ハードルリレーというのをしたそう。
一部やって、一部は見学していたみたいですが…。
すかさず「えー、すごい!」
「学校で体操服に着替えるのも1か月ぶりくらいかな?すごいやん!」と、ほめほめしました。
「強化したい行動を子どもがしたときは、めちゃくちゃほめる」というのも奥田先生の本で読みました。
できることから実践です。
7月、私の中で行動分析学がブームになりそうです。
6月はアドラー心理学だった(^^;
なんでもいいので、やってみます。
ではでは。