娘はHSC ~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女はそうでもないかな?夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

HSC(HSP)は病気ではない。特徴を知って、対処をしよう。

  


長女は HSC(Highly Sensitive Child)だと思われる。

 2020年ころから、HSP(Highly Sensitve Person)というのが話題になって、本やテレビでも取り上げられていますね。
子供の場合、HSC(Highly Sensitve Child)とも言われます。
いじめなどのはっきりとした原因が思い当たらない不登校の子は、HSCの可能性が高いのではないかと言う人もいます。
 
うちの長女は、HSCだと思います。
私がこの言葉に出会って本を読み始めたりしたのは、2019年。
長女が幼稚園の年中さんのときだったと思います。
 

HSCは、ひといちばん敏感で、繊細で、傷つきやすい性質をもっている子。でも、病院で診断は出ません。

HSP(HSC)の用語を初めて使ったのは、アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士です。
 
HSP(Highly Sensitve Person=「とても敏感な人」)が5人に1人は存在する、と唱えました。
HSP(HSC)に共通する特徴として、4つの要素を挙げています(ひとりの人にすべての特徴がみられるとは限りません)。
 
・行動する前に観察し、深く考える。
 ➡慎重。何かを決めるのにすごく時間がかかる。
  本質的な質問をしたり、大人びた言葉遣いをしたりする。
 
・刺激を過度に受けやすい。
 ➡視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の五感がとても敏感。
 大きな音やにおい、まぶしさ、濡れた服、タグのチクチク、靴の中の小石、暑さ寒さなどが気になって文句を言う。周囲から見ると、おおげさだ、と思われることがある。
 免疫システムも敏感で、アトピーぜんそくなど、アレルギー反応が出やすい傾向にある。
 
・共感力が高く、感情の反応が強い。
 ➡涙もろい。人の気持ちを読むことにたけている。場の空気を読む。
  完璧主義。小さな間違いにも強く反応する。
 
・周囲の些細なことに気づく。
 ➡小さな音、かすかなにおいに気づく。
 家具の配置がちょっと変わった、置いてあったものがなくなったなどに気づく。
 人のちょっとしたしぐさ、声のトーンなども見落とさない。
 
(参考:後述の2冊の本) 
 
HSP(HSC)というのは、ユング派の心理学者(心理療法家とも言われ、研究者・医者というより、カウンセラーという感じでしょうか)であるアーロン博士が、ごく一般向けに書いた本において、読者に分かりやすく説明するために用いた概念で、自分の過敏さに苦しんでいる人たちの間でこの用語が広まり、一般の人の間で使われるようになったそうです。
 
しかし、精神医学や臨床心理学の専門家からはこの用語や概念は取り上げられないまま、医学概念にはならず、したがって、病院に行っても「あなたはHSP(HSC)です」と診断されることはありません。
 
(参考:『過敏で傷つきやすい人たち』岡田尊司
 

長女の特徴 特ににおいに敏感、ほかの子が怒られているのを見るのも怖い。

長女の様子を挙げてみます。
 
・いろんなところで「くさいくさい」と言う。
・トイレでは、毎回、「消臭スプレーをかけて」と言う。
・キノコやにおいに癖がある野菜が食べられない。
・親も次女も何も感じないところで、「なにかにおいがする」とよく言う。
・注意されると固まる。
 きつい言い方でなくても、すっと表情がなくなって、動きが止まる。
・先生から自分が怒られていなくても、友達が怒られている状況が怖い。
 運動会の時期、先生も一生懸命になって声が大きくなったり、子どもを注意することが増えると、「幼稚園に行きたくない」という日が多かった。
・新しい場所が苦手(1歳~2歳のころ連れて行った親子教室で、ほかの子が遊具にさっと向かっていくのに、長女はいつもじーっと動かなかった)。
・幼稚園のクラスのお友達みんなと初めて外食に行き、子どもたちが集まって遊びだしても、親のそばからずっと離れなかった。
・お祭りに履いていったサンダルに入った砂が嫌で、足をずっと気にして、お祭りを全然楽しめなかった。
 次の日、脚が痛いと言って(足が靴につかないように力を入れていたので、たぶん筋肉痛)、朝から夜までずっと「痛い、痛い、痛い…」言っていた。
・海で足に砂がつくのが嫌で、レジャーシートから出られなかった。
・爪の隙間に入ったクレヨンをずっと気にしていた。
・小さな虫に大騒ぎして、公園で遊べない。
・失敗するのを恐れる。
 本に載っている簡単な迷路でも「一緒にやって」と言い、手を持って一緒にやらないとできなかった。
プリキュアの戦闘シーンでも、「怖い」「見たくない」を連発。
・幼稚園の誕生日のイベントで、前に出てインタビューされるのが嫌で、幼稚園に行きたがらなかった。
  
どこまでがHSCの特徴なのか、判定は難しいですが、親として「あれ、ちょっと気になるな」と繰り返し思ったことを挙げてみました。
 

参考にした本 『HSCの子育てハッピーアドバイス』(明橋大二)、『敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本』(長岡真意子)

子どもの様子がほかの子となんだか違うと気になります。
私は、こんなような子はほかにもいるのかな、とネットで調べていて、HSP(HSC)という言葉を見つけました。
本も見つかったので、読んでみて、「間違いないな」と思いました。
 

 

 

『HSCの子育てハッピーアドバイス

明橋先生は、心療内科の医師であり、スクールカウンセラー児童相談所の嘱託医としても勤務する中で、たくさんの子どもたちと出会い、感覚的にも、人の気持ちにも、とても敏感な子どもたちがいることに気づいたそうです。

その「敏感さ」の性質を知り、理解する必要があると考えているとき、アーロン博士のHSCという言葉に出会ったということです。

 

この本では、HSCとはどういう子どもか、というところから、HSCかどうかを知るためのチェックリスト、どう対処していけばよいか、学校の先生に伝えるためにコピーして渡してください、というページまで用意されていて、この一冊で、概要から対処法まで網羅されていて、とても役立ちます。

イラストも多く、読みやすいです。

 

 

『敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本』の方は、5人の子ども全員がHSCという著者が、アメリカでの子育てや幼児教室の主宰、大学講師として活動した経験から、敏感っ子の子育てで心がけたいことについて書いた本です。

 

ほんわかした表紙とタイトルとは裏腹に、実践的な内容がぎっしりと書かれており、子どもとの接し方を見直すことができました。

 

まず、「子どもが『とても敏感』なのはあなたの育て方のせいではない」と言ってくれます。「元々敏感っ子だから、親は、周りとちょっと違う対応をする必要があるのです。」と。

 

その上で、

「『突き放す』と『守り切る』の“間”の対応をする」

「『やってみたら案外悪くなかった』という体験を重ねさせる」

など、敏感っ子が生き生きと力を発揮できるようになるポイントを挙げてくれています。

私は、この本の言葉を思い返しながら、今も子どもとの関わり方を試行錯誤している感じです。

 

著者のお子さんたちが成長していく様子も紹介されており、「子ども時代の姿から、その子の将来を思い悩む必要はない」と言ってくれて、希望が持てる内容です。

 

HSCと一口に言っても、いろいろな子がいる

幼稚園でも、「うちの子、HSCじゃないかな」という親御さんが何人かいます。
 
おうちの方からこんなエピソードを聞かせてもらいました。
 
・ヒーローショーに行ったけど、最初に悪役が出てきた時点で青ざめて震えだしたので、即刻出るしかなかった。(うちも同じ感じです。)
・海に行っても、砂浜におりられない。(うちも同じです。)
・幼稚園の活動で鼓笛隊があるが、太鼓の音が怖くて太鼓の近くに行けない。
(うちの長女は、太鼓の音は平気で、むしろ大好き。)
・服のタグが嫌で、全部切らないと服を着てくれない。
(うちの長女は、特に気にしません。)
 
このように、HSCと一口に言っても、においに敏感、音に敏感、触覚に敏感など、いろいろな特徴があります。
 
私も、私の周りのお母さんたちも、「喜ぶだろうなと思って連れて行った場所で、全然喜んでくれない。」「ほかの子と反応が違う。」というようなことが何度かあって、ネットで調べたりして、HSCにたどり着いたという場合が多いです。
 

まとめ うちの子もHSCかも、と思ったら、環境を整えよう

敏感であることは、悪いことではありません。
でも、敏感な子は、まわりの刺激や環境にとても強く反応するので、環境を整えてあげることが必要で、そのためには、まずは親がいい環境になることが必要だと思っています。
 
「うちの子、HSCかもしれない」と思ったら、敏感な子にはどういう対応をしたらいいか知っておくことで、敏感さからくる子どものつらい思いを少しでも減らし、楽しく過ごせる時間を増やすことにつながるのではないかと思います。
 
 
お読みいただきありがとうございました!