HSC(ひといちばい敏感な子)の長女、小学2年生になりました。
ちょっと登校拒否ぎみなので、今の状況を残しておこうと思います。
(追記 この話はstand.fmで読み上げをしています。目で読むんじゃなくて耳からがいいなという方はこちらへどうぞ
#2 【HSC】#2 小学校2年生 学校に行くのをどこまで頑張らせるか - ミチコフの話 | stand.fm )
春休みの終わりころ、本気かどうか分かりませんが、「〇〇ちゃんと一緒のクラスになったらいいけど、そうじゃなかったら学校行かない。」みたいなことを言っていました。
うちの近辺の小学校は、毎年クラス替えがあります。
始業式の日
「今日行かないとクラスがどこになるかわからないから、今日は行かないとね。」と言いながら登校。
あれ、学校行かないのがデフォルト?みたいな発言・・・💦
結局、仲よしのお友だちとは別のクラスになってしまったようです。
ですが、その日は、「もう新しいお友達できたよ。」とそんなにショックだった様子ではなく。
先生は、ベテランの女性の先生になり、特に怖いという評判などはないようです。
さて次の日
長女、朝から「鼻が痛い」と言って、なんだかグズグズモード。
普段から鼻血がよく出て(週に3日4日ぐらい)、その日も鼻血が出ていたのですが、「鼻の奥の方が痛いー」と言って、怪しいモード。
耳鼻科の予約を取る?とか聞きながら朝ごはんを食べ、そろそろ着替えないとと言っていると、「鼻が痛い、鼻が痛い」攻撃。涙目になっています。
長女がどう考えているのかイマイチわかりませんが、「体調が悪いので」と言ってお休みました。
休むことが決定すると、ニコニコ元気になる。
「お母さん、これ一緒にやろ。」と絵を描く道具を持ってきたり。
鼻の調子はというと、「少し治ってきた。でもまだ少し痛い。」と微妙。
次に痛くなったら耳鼻科に行こう、と言って、その日は家でゆっくり過ごしました。
長女がいないとき、夫から、
「学校に行くのはもう頑張らせないの?
体調が悪いの程度もあるけど、本人が体調が悪いって言ったら休むことにするの?
どこかでがんばらせないといけないんじゃないの?」と話が。
うーん。
「がんばらせる」をどこまでするかによりますが、私は「イヤだ、行きたくない」と言っているのを泣きながら引きずって行く、というのはやりたくないと思っています。
夫も、無理やり連れて行こうとしたり、「行きなさい」と怒ったりすることはありません。
幼稚園のころ、「運動会の練習がこわいから、行きたくない」と泣いてるのを抱えて連れて行ったりしたこともありますが、それ以降は、私が説得しても無理な場合、休ませたりするのを静観してくれている感じです。
夫は、「小学校は勉強も運動もできて、何の嫌なこともなかった」という人です(^^;
幼稚園からの長女の様子を見ていて、HSCの本も読んでくれて、理解はしてくれていると思います。
3日目
金曜日&13:30で終了、という気楽さもあってか、無事登校。
新しいお友達と一緒に帰ってきたみたいです。
夜、「学校って、いつ終わるの?いつまで行くの?中学?高校?」と聞いてきました。
「一応、中学校までは行ってください、てなってるよ。高校と大学は行きたい人が行けばいいよ」と言うと、
「ふうん。学校やだ。」
私も「学校って楽しかった!」という感じではないので、「そうだよねー」と言っておきました。
4日目
起きてエレクトーンの練習して、朝ごはん…の途中で、「学校やだ。」「学校こわい。」「行かない。」
エレクトーンの練習の時から「腕が痛い、ふとももも痛い」と予防線張ってましたしね。想定していましたが。
あれこれ言ってみましたが、「あしが痛い。歩けない。」と泣き出しそうだったので、お休みしました。
学校のいやなことを一緒に整理してみました。
・授業の途中にトイレに行けない。
・先生の話が長い。
・学校に飽きる。
・学校にはお母さんがいない。
・体育は着替えるのがイヤ。 着替えないといけないと言われる。
・休み時間がイヤ。 新しいお友達に慣れてない。
・新しい先生がイヤ。まだ慣れていない。
・朝の会がイヤ。自分が当番になったら、 前に先生のクラスだった子はやり方が分かっているけど、前のクラスとやり方がちがうから、自分はやり方が分からない。不安。
言葉にできているだけではないと思いますし、これも本当に言いたいことなのか分かりませんが、嫌なことがたくさんあるんだなと。
時間も自由がきかないし、持ち物や着るものも決まっていたり。
やっと慣れたと思ったら、また新しい環境。
気にしない子は大丈夫なのかもしれませんが、長女はまあまあダメージを受けているようです。
久しぶりに読もうと思ってHSCの本を取り出すと、長女、「なにそれ。読みたい。」と読み始めました。
漫画や絵がたくさん入っているので、興味を持ったようです。
読めない漢字もあったので、途中から一緒に読みました。
全てではありませんが、HSC の中には、「学校は地獄のようなところだった」という子があります。
それほど、学校という環境は、HSCにとっては、なかなか過酷な環境なのです。
(中略)
HSCにとって学校とは、決して行けて当たり前の場所ではない、なかなか大変な場所なのだ、ということを、まず大人が知ることが第一だと思います。
このあたりに、HSCは学校のこんなところが大変、という例がいろいろ書いてあったのですが、長女も「そう、自分もそうなんだよ!」と共感していたようです。
長女には、HSCって何なのか、まだ詳しく伝えていませんが、
「においに敏感だよね。においによく気がつくから、他の人が大丈夫でも、長女の場合はにおいでしんどいときがあるね。」
「友達の〇〇ちゃんはなんでもサッと決めるけど、長女は時間をかけて決めるね。そういうのは人によってちがって、どっちがよくてどっちが悪いというのでもないよ。」
などと話しています。
5日目(←今日です)
起きるなり「学校イヤ」。
さあ今日はどうしようか(^^; とにかく一緒に時間割を見ると、あした尿検査があるということ。
私が「この尿検査は毎年受けないといけないから、今日はこのキットをもらいに行かなきゃ。
あと、今度の遠足の説明もあるだろうから、それも聞いてこないとね。」
と言うと、「じゃあ、その尿検査のやつもらって、遠足の話聞くだけしに行く。」ということで、なんとか出発までこぎつけました。
例のとおり、連絡帳に「途中で帰るかもしれません。そのときは迎えに行くので電話してください」と書きました。
長女が「今日はおなかが痛いんじゃなくて、筋肉痛だから、『筋肉痛なので』って書いて」と言うので、それも書きました。ちょっと笑けますね(^▽^;)
一緒にゆっくり歩いて行って、途中、「おなか痛いから、おなかなでて」と言いながら校門までたどり着き、無事に教室に上がっていきました。
「HSC にとって、学校は行けて当たり前の場所ではない」というのは、改めて夫にも伝えておきました。
さて今後どうなるか。
今、お昼すぎ。今のところ長女の学校から電話はかかっていません。
どんな感じで帰ってくるかですね。
ではでは~。