子どもと英語をやろうと思い、同年代のお子さんをもつお母さんと情報交換しているとき、『ひろつるメソッド』というのを教えてもらいました。
広津留真理さんという方が提唱されていて、娘さんの広津留すみれさんは、ハーバード大学とジュリアード音楽院のどちらも首席で卒業されたということで、親子でテレビで取り上げられたそうです。
- 参考にした本 『成功する家庭教育』/『英語で一流を育てる』
- 読んだ感想① 英語、漢字、楽譜読みは道具 道具を早く渡してあげる
- 読んだ感想② 子どもと向き合う姿勢を見習いたい アンコンディショナル・ラブ
- 1か月やってみた 年長の長女は、簡単な英文を読めるように
- まとめ 子どもに道具をもたせてあげよう 一緒に楽しくやろう
参考にした本 『成功する家庭教育』/『英語で一流を育てる』
成功する家庭教育 最強の教科書 世界基準の子どもを育てる(廣津留 真理
)
英語で一流を育てる――小学生でも大学入試レベルがスラスラ読める家庭学習法
(廣津留 真理)
「世界基準の子ども」「一流」など、ちょっと気後れしてしまうタイトルで(^^;
教育ママみたいな感じを想像していたのですが、そうではありませんでした。
「なるほど」と思うところがたくさんありました。
読んだ感想① 英語、漢字、楽譜読みは道具 道具を早く渡してあげる
『ひろつるメソッド』では、「スタートダッシュが肝心。ロケット噴射で子どもを伸ばす」と提唱しています。
英語では、小さいころから、多くの英単語を覚え、大量の英文を読むようにする。
漢字も、幼児のころからどんどん読ませる。
音楽も、一人で楽譜を読めるように早くから教える。
そんなに早くいろいろできるようになる必要ある?と疑問を持っていましたが、私が理解した著者の意図は、「早いうちに道具を渡す」ということではないかと。
英語や漢字や楽譜が読めるというのは、ハサミやノリを使えるようにするのと同じ。
英語や漢字や楽譜が読めるというのは、ひらがなを読めるようにするのと同じ。
ハサミやノリが使えれば、自分で紙を切ったり工作ができるように、
ひらがなが読めれば、自分で絵本を読めるように、
英語が読めれば、英語の本が読める。
漢字が読めれば、より多くの本を読める。
楽譜が読めれば、自分で音楽を再現できる。
それだけ楽しみが広がり、子どもの世界が広がる、とイメージしました。
悪くないな、うん、いいんじゃないか、と考えが変わりました。
読んだ感想② 子どもと向き合う姿勢を見習いたい アンコンディショナル・ラブ
紹介した本2冊ともに、いちばん重要と書いてあるのは、親の愛情表現のことです。
「アンコンディショナル・ラブ」(どんなときも、何があっても、あなたの味方です)
「フル・アテンション」(いつもあなたを見守っているから、安心してください)
この2つを常に心に唱えてください、と。
ほかにも、子どもと関わる姿勢について書かれている部分がたくさんあります。
- 「Show. Don't tell.」 上から目線で「〇〇しなさい」と命じるtellをするのではなく、大好きなお父さんとお母さんがお手本を見せてshowする
- 突然始めて子どもを巻き込み、飽きる前にやめる。
- 子どもを試さず、間違いはスルーする。
- 子どもの無限大の可能性を信じる。
- 子どもの笑顔も、すねた顔も、怒りの口調も、すべてが親に向けられた最高の「愛情のプレゼンテーション」。
- 世界は、家庭環境、自然災害、紛争など、様々な問題でいっぱいです。家庭でも、わが子の発育、進学、変わる英語、入試と問題山積です。でも、よく考えてみてください。宇宙から地球を見ると、地球は常に安定した惑星です。青く美しい水の惑星は、悪いことが山積しているようにはとても見えません。このように、何があっても動じない、落ち着いた平常心と大きな気持ちでわが子を見ていきましょう。わが子は、近くで見ると問題山積のようですが、一歩引いて冷静に見ると、地球のように安定したひとりの立派な人間に見えてきます。
1か月やってみた 年長の長女は、簡単な英文を読めるように
本を読んで、さっそくやってみることにしました。
家に買ってあったけれど、ほどんど読んでいなかった英語の絵本を読むことにしました。
Oxford Reading Treeという、英語多読でよくお勧めされている本です。
ちょうど幼稚園が冬休みに入ったときから、毎日、字をなぞりながら、一緒に音読しました。
1冊ごとに、おまけの迷路や絵の中の宝探しのようなものがついているので、子どもたちは、それも楽しみで、続けることができました。
約1か月たって、幼稚園年長の長女は、「Biff was fishing. She got a crub.」などと、一人で読めるようになっています。
「Sheというのは、『彼女』っていう意味」などは教えていません。
絵もあるので、だいたい話を理解する感じでやってみています。
まとめ 子どもに道具をもたせてあげよう 一緒に楽しくやろう
「英語で一流を育てるー小学生でも大学入試レベルがスラスラ読める」と聞くと、そこまでしなくても、と躊躇するところがあるかもしれません。
わが家で1か月やってみた感触としては、このまま楽しんでやっていたら、「日本語で理解できることは、英語でも理解できる」ようになっているかもしれない、と思うようになりました。
まずは、「Show. Don't tell.」で親が楽しそうに、日本語でも英語でも、本を読んでみませんか。
お読みいただきありがとうございました!