HSC(ひといちばい敏感な子)の長女、小学校2年生になって、学校行きたくない→保健室登校している話を書いています。
GW 社会科見学
5月2日(月)は、学校がある日ですが、お休みして社会科見学してきました(昨年度から計画していたので、「学校行きたくない」とは関係ないお休み´ω`*)。
行ったのは、熊本のこのあたり。
宮本武蔵がここにこもって五輪書を書いたという洞窟です。kumamoto-guide.jp
・アウトドアフィールドのんねむ 宿泊
・三池炭鉱・万田抗ステーション
明治日本の産業革命遺産に指定されています。
GW中に感じたあれこれ
霊巌洞への行き帰り
足元が少し湿って不安定な土の道に石段。「怖い」と言うかなと思いましたが、まわりの五百羅漢を観察してあれこれ話しながら、けっこう楽しそうに登って降りてできました。
駐車場への帰り道、登り坂を前に、「疲れた、歩けない」とグズグズしはじめました。
グズグズのまま、上まで行けるだろうか、と不安がよぎりましたが…
宮本武蔵もここ歩いたかも!とか、ドングリ見つけた!とか、お父さんとどっちが早く行けるか!とかで気持ちが上がってくれて、最後は走って登って到着しました。
ネガティブに傾いている気持ちをうまく逸らすテクニックも必要だなと(^_^;)
のんねむ(ノームハウス宿泊)
トランポリンやブランコで遊んだり、部屋の中のはしごや階段が楽しくてむやみに昇り降り。(うちはマンションなので、部屋に階段があるだけでもうれしいみたい。)
夜は、持っていったカセットコンロで一緒に料理。道具や材料を運んだり、きのこやトマトを切ったり、積極的に動いてました。
体を動かしたり手を動かしたりというのが、精神衛生上もいい気がします。
三池炭鉱・万田抗ステーション
建物の前で説明してくれるボランティアさんに、「石炭とこっちのただの石、どっちが重いと思う?予想してみて」と言われ、黙り込む。
長女のあるあるなのですが、「正解か分からないことについて、どっちかスタンスをとる」のをかたくなに拒否します。
どっちでもいいから言ってみて、と思うのですが、絶対言わない。
ほかの場面でも、家族だけで、「ここから、5分以内に家に着くかどうか」というような、どうでもいい軽い予想にも参加しない。家族だけやし、予想がハズレたってどうということもないやん!?と思うのですが、言わないんですよね。
ということで、このときも「まあ、とにかく持って比べてみよっか」と長女を促して、予想はスルーしました。
答えは、石炭の方が軽い、でした。
ここは当初行く予定にしていなかったので、子どもたちは炭鉱?石炭?とよく分からないまま見てきました。
帰ってきて、一緒にYoutubeなどで地下で石炭を掘り出す様子などを見ました。
石炭、「黒いダイヤ」と呼ばれて、すごい産業だったのに、石油へのエネルギー転換と海外からの3分の1ぐらいの値段の石炭の前には、どれだけ労働者ががんばっても、会社が合理化して生産性上げても、結局全国で閉山という結果。
時代に逆らっては生き残れないんだなと学びました(親が(^_^;))。
トイレでの進歩
熊本からの帰りに立ち寄った温泉施設のトイレ。
長女次女、それぞれ個室に入りました。母は、個室の外で待機。
今までは、外で母と離れてトイレの個室に入ることができなかったので、うちにとってはすごい進歩👏
長女、流し方が分からなくて呼んだので、母が確認。
銀色のレバーを一緒に押しました。(次女は自分でできたみたい。)
確かに最近のトイレ、流し方が様々で、大人でも戸惑うことありますよね(^_^;)
押したり、かざしたり、勝手に水が流れてビクーッとしたり、ちっこい丸い銀のボタン、押すのにすごい指の力が必要だったり。
まあとにかく無事にトイレを終えて、長女、なんだかうれしそう。
「ひとりでできた!」という体験を重ねるのは、いい影響ありそうですね。
近所の公園で
長女、うんていで固まる。
幼稚園や学校のものはできるのですが、この公園のはちょっと変わったタイプで、体を大きく左右に揺すって進んでいく感じ。
それがうまくできなくて、ぶら下がれるけど進めない。
次女は最後までできて、うれしそう。「もう1回!」と何度もやってます。
長女、「手にマメができて痛い」と、じっと手を見てかたまる。
進むのはやめにして、母とどっちが長くぶら下がっていられるか勝負!これは何度か一緒にできました。長女、少し笑顔。
そこで、お父さんが「もう1回ちょっとだけ進むのやってみる?」とか声をかけましたが、返事もせず、またじっと手を見る的な。
GW中、もう一度同じ公園に行きましたが、親とのぶら下がり勝負はするけど、やっぱり前に進むチャレンジはしませんでした。
母としては、こういうのが、もうちょっと挑戦できるようになるといいなと思ってしまいますが( ´⚰︎` )
本で学んだ「できなかった99 %に注目しないで、1%の挑戦を認める」というのを思い出し、「ぶら下がる勝負はできたね!腕の力ついたね!」と声をかけておきました。
ちょびっとずつでも、子どものコップに自信の水を貯めていくイメージだそうです。
続けてみます。
5月7日(金)
久しぶりの登校です。
朝は自分で起きてエレクトーンの練習を始めました。
少し弾いたあと、「今日、声が枯れてる」と椅子をおりる。
こ、ここは、ネガティブから逸らさねば。
それは、妖怪コエカレがとりついてるね。
どんなカタチ?
「えー?! ギザギザ」
小さい?大きい?
「大きい、天井くらい」
長女にくっついてるの?部屋にいるだけ?
「くっついてなくても、こすりつけてきたら声が枯れちゃうの」
えっ、こすりつけると声が枯れるの?
「うん、あと、薬持ってて、それを飲むと枯れちゃう」
治す方法あるの?
「ない、妖怪も自分で薬飲んだら声枯れちゃうから、やっべ、てなる」
困ったねー
とかなんとか言っていたら、エレクトーンに戻っていきました。ほっ。
その後は、また若干グズグズなりつつ、朝ごはんを食べ、着替えてやっと出発。
子どもへの命令・指示・提案をできるだけ避けようとすると、時間がかかりますorz
今は保健室登校で、登校時間を過ぎても怒られることはないので、学校に遅れますと連絡だけしておいて、長女が自分で行く気持ちを整える時間をとってみようと思っています。
とは言っても、次女が幼稚園に行く用意もしないといけないので、長女に「もう少し早めに用意してもらえると、お母さんありがたいんですけど」と希望は何度か伝えました(^_^;)
この日は教室には滞在せず、保健室で過ごしたようです。
担任の先生に宿題を出しに行ったり、その日やる課題をもらったりのやりとりはあったみたい。
もう1人、3年生か4年生の子が一緒に保健室で過ごしたそうです。
給食の前に帰ってきました。
さあ、5月はどんなふうになっていくのか。
まったく分かりません(^_^;)
また書いていきたいと思います。
長くなってしまいました。お読みいただきありがとうございました(*^^*)