HSC(ひといちばい敏感な子)の長女、小学2年生、「学校に行きたくない」からの保健室登校している話を書いています。
6月6日(月)
日曜夜
大泣きです。
「明日イヤ」
「何がイヤなん?」
「給食とテニス」
お、全部イヤ、じゃなくて、絞り込めてる。
明日も私、お昼いないよ、と言ってあります。
長女、献立見て「大丈夫」と言ってましたが、直前になり、大丈夫じゃなくなったみたい。
「お父さんに聞いてみたら?」
(長女、お父さんに向き直り)
「お父さん、明日お昼いる?」
お、自分でスっと言ったな。
「12:50までならいるよ。12時に迎えに行けるよ」
ということで、お父さんに迎えに来てもらえることに。
給食はクリア。
「それからどうしたらいい?」
「お母さん、そのまま次女ちゃん迎えに行くから、ごはん食べたら、また学校に行ってて。」
再度泣く。
「なんで?午後からイヤなん?保健室でもイヤなん?」
「うん」
「うーん、お母さんはいないし、お父さんもお仕事行っちゃうから、そしたら家でひとりだよ?」
「うん…。
そしたら、また明日考える。
テニスのことも、明日一緒に考えよう。」と長女。
あら、今日決めなくていいのね。
私がもう寝ちゃいそうだったので、あきらめたのかもしれません(^^;
お父さんと一緒に涙拭いて鼻かんで寝てました。
月曜朝
起きて、スマイルゼミ(タブレット教材です)やって、ごはん。
着替える時、
「お母さん来て。今日のこと決めよう。」
はいはい。
「お昼はお父さんに迎えに来てもらうんだけど、その後どうする?」
「どうしたいの?」
「うーん」
「お昼食べて学校に行った方がいいんじゃないの?ひとりになっちゃうよ。」
「いいの。大丈夫」
同じマンションのお友達が、今日は家の都合でお休み。
先週末そのことを聞いていたので、その子と帰れないから行きたくない、ということなのかな?
お父さんが仕事に行ってから私が帰るまで2時間ぐらい。
家で宿題をしておく、ということにしました。
なにかあったら私の携帯に電話するということで、ひとりでお留守番することに決定。
次は、テニスの話。
今日から新しいクラスに入ります。
今までは、だいたい小学校1年生までのクラスで、次は小学生のクラス。
小学生たちがコートの周りをぐるぐる走ったりしているのを見たことがありました。
新しいクラスに仲良しのお友達がいるのを見つけて、「新しいクラスに行く」と言ったものの、やっぱり不安で、行きたくないみたい。
今日は見学だけする、と言っています。
「テニス楽しくない?」
「テニスはイヤじゃないんだけど、スクールがイヤ。」
心理的安全性が保てないということなんでしょうか。
こちらも嫌々やってもらわなくてもいいので(^^; やめてもいいかなと思いますが。
6月中はお金払ってるし、お友達にも会えるので、6月中は見学でもいいから行こうね、ということで長女も同意済み。
「とりあえず今日は行って、見学なら見学でいいから、行くのは行こうよ。」
「新しい先生、どの人か分からないし、見学するっていうのが言いにくいから、一緒に言って。」
「いいよ。」
ということで決定。
決まってしまえば、スムーズに準備をして、出発できました。
学校へもすんなり入ってきました。
午後
次女を迎えに行って戻ると、長女、エレクトーンを弾いてました。
特に機嫌も悪くなく。
今日は、ずっと教室で過ごしたそう。
へー。ほんと予測不能です。
中休み(20分の休み時間)に、テニスのお友だち(1年生の時、同じクラスで一番仲良しだった子)と話をしたそう。
「今日は見学だから、と言ったら、『えー---っ』って言われちゃった。」
「最初の走るのは一緒にやる。」
と、なんだか楽しそうでした。
テニス
まずは16:00から次女のクラス。
長女も一緒に行きました。
かいがいしく次女の世話をしてます。
コーチに、「次女が見学したいって言ってる」と代わりに言ってあげたり。
(長女が違うクラスになって、次女ひとりならやるのかなと思いきや、次女ひとりでも見学(^^; 次女も、うっすらHSCです。)
座っている次女のところに行って、「いっこでも何かやったら?」と言ってきたり、ボール拾いの手伝いをしたり。
あ、そういうのできるのね。
このクラスには帰属意識があって、慣れているということでしょうか。
さて、長女のクラスが始まります。
お友だちも来て、「一緒行こう。もう入っていいよ」と手を取られて入っていきました。
まだコーチに会えていません。
「お母さん、見学するって言っといてね」と言って、入っていきました。
コーチが来られたので、
「今日から入ります。よろしくお願いします。
不安が強いようで、最初の走るのは参加すると言っていましたが、あとは見学したいと言っていました。
〇ちゃんと仲良しです。今一緒に入っていきました。」
と伝えました。
コーチは、
「大丈夫です。様子見ながらやりましょう。」と言ってくれました。
こちらのコーチ、私が以前一度だけテニスレッスン体験をしたときにお世話になったコーチです。
丁寧な言葉で指導してくれるので、安心です。
(私はその後続けませんでしたが(^^;)
「お母さんも、よかったらぜひテニスやってくださいね!」
と言われてしまいました(^^;
練習が始まり、あれ、今日は走らない。
長女のために、少しメニューを変えてくれたのか?
ラダーで足さばきの練習。
二人一組でボールをワンバウンドさせて渡しあい、何回続くかチャレンジ。
長女はお友達とペアになって、楽しそうにやっています。
あら、続けてやってる。
ボレー練習、サーブ練習、ストロークの練習、などなど。
長女、結局全部参加しました。
お友だちパワーすごいです。
1時間の練習が終わって、明るい顔で出てきました。
帰りながら、「楽しかった。続ける。」と言ってました。
「習いごとの中で、一番楽しい。」とまで。コロコロ変わりすぎ(^^;
楽しいのにも、ひといちばい敏感?
まあ、それならよかったです。
依存先を増やす
長女がテニスに参加しているのを見ながら、熊谷晋一郎さんの
「自立とは、依存先を増やすこと」
というのを思い出しました。
1年生の間は、先生やクラスのお友だちにうまく依存できていて、学校に行けていた。
2年生になって、クラスに依存先が見つけられず、一度行けなくなった。
そこから、クラス以外に依存先を見つけていっている、ということかなと。
保健室の先生、サポートの先生、保健室の友だち、同じマンションのお友だち、テニスのお友だち。
学校以外でも、私としかうまく交渉できなかったのが、お父さんとも話ができるようになってきたり、習い事の先生やコーチやお友だちに少しずつ心を開いて、少しずつ依存できるようになっているのかなと。
「依存する」って悪いイメージでとらえていましたが、熊谷さんの話で、
誰かに依存していることを感じられなくなるくらい、たくさんの人に少しずつ依存できるようになるといい
という話もありました。
長女が、誰にも頼らず生きていけるようになることではなく、家族だけでなく、少しずついろんな人に頼りながら生きていけるようになっていくこと。
それを今やっている途中なんだなと、今日長女を見ながら感じました。
ではでは。