娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

被害の蛇口を閉めたい。「有害な男らしさ」とポジティブ心理学

今日は、私が最近考えていることを書いてみようと思います。
 

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私は、仕事をしているとき、刑事事件にかかわるところにいたのですが、今でも時々、そのときの事件のことを思い出します。
 
特に、男性から弱い者に向けられる暴力。
女性、こども、「弱い方」に分類された男性。
痴漢、DV、ストーカー、強姦、リンチ。
自分は相手より強いことが分かっているんだから、それを見せつける必要はないはずなのに、なぜ強い方が弱い方に向かって暴力をふるうのか。
 
DVの被害女性たちを支援している方から話を聞いたことがあります。
その方たちが行っている支援は、女性を逃がし、生活を助け、力を与えること。
危険もある中で、とても尊いお仕事だと思いました。
同時に、男性側を変えることへのあきらめのようなものを感じました。
 
現場で感じておられることが正しいんだと思いますが、暴力を手段として用いる人を変えることはとても難しいんだと思います。
でも、蛇口をしめないと、水は流れ続ける、ということ。
被害が止まらないということ。
どうしたらいいんだろう。
 
そして、日本は自殺が多い。特に男性。
 
男性が幸せじゃないのかなと思いました。
 
 
これからの男の子たちへ :「男らしさ」から自由になるためのレッスン(著者:太田 啓子)

 

 
「有害な男らしさ」の呪縛が、男性を不幸にし、そのはけ口として、女性や弱い者を不幸にしているのでは、ということが書かれていました。
社会から求められる男らしさ。
弱音を吐かず、社会的な成功と地位を積極的に追求し、危機的状況があっても動じずにたくましく切り抜け、攻撃的で暴力的な態度をとることも許容される。
 
 
著者の方は、弁護士で、DV離婚事案やハラスメント事案での男性の言動を見て、「加害者が変われることを信じたい気持ちはありますが、それを説得や教育でうながすには、途方もない労力と時間がかかるのでは、と思ってしまいます。」と書かれています。
それで、これからの男の子たちには、そうならないような方法を知ってほしい、という内容になっています。
 
じゃあ、今もう成人している男性を変える方法はないのか。蛇口はしめられないのか。
 
 
最近、ポジティブ心理学というのを知りました。
病気の心を治す心理学ではなく、通常の生活を送る人がどうしたら幸せになれるかを考える。
男性が幸せになって、日々幸せを感じられれば、弱い人に力を見せつけることで心を満たすことがなくなるのでは。
この先も幸せがあると信じられれば、お金や信用を失っても、生きていたいと思えるようになるのでは。
 
男性学ポジティブ心理学を学んで、蛇口をしめることにつながるなにかができたらいいなと。
そんなことを考えています。
 
お読みいただきありがとうございました。
 

【HSC】長女の友だちづきあい

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長女、先日、無事に卒園しました。

先生にも恵まれましたし、お友達にも恵まれました。

「幼稚園行きたくない」という日が続くときもありましたが、長女なりにひとつひとつ乗り越えて、笑顔で終えることができて、とても楽しい幼稚園生活が送れました。

 

今日は、長女とお友達の関係について。

 

長女、少しずつ慣れる 

年中の終わりまで、幼稚園バスを利用していました。

幼稚園からの帰り、たまに、保護者会の集まりなどがあって、私が幼稚園に行き、バスでなく、私と一緒に帰るとき、ほかのお友だちが園庭で遊んでいても、お友達と遊ぶことなく、私の側にぴったりくっついていたり、すぐに「もう帰る。」と言って帰っていました。

日中はお友だちと遊んでいたようですが、帰りに私がいると、お友だちと遊ぶより、私の方を選んでいました。

ほかのお母さんたちが一緒にいることに緊張したのかもしれません。

 

年長になって、次女も入園し、バスの利用をやめて、毎日迎えに行くようになりました。

最初のころは、「遊ぼう。」と誘われても、やっぱり私のそばを離れなかったり、ということがありましたが、毎日毎日の繰り返しでだんだん慣れてきたのか、私が迎えに行って、先生とさようならのあいさつをすると、私に荷物だけ渡して、お友達と園庭を走り回るようになりました。

一緒に遊ぶお友だちのお母さんにも慣れたのか、話しかけたり、私がいなくても、そのお母さんとお友だちと一緒に遊ぶことができるようになりました。

 

少しずつ少しずつ慣れていくんですね。

長女にとっては、「ほら、一緒に遊んでおいで。」と突き放すのではなく、少しずつ新しい環境に慣れさせていくのがいいのかなと思ったできごとでした。

 

長女、お友だちに気をつかう

長女は、ありがたいことに、お友だちに「一緒に遊ぼう。」とか「長女ちゃん大好き。」とかよく言ってもらいます。

お友だちと意見がぶつかることがあまりないからかもしれません。

お友だちに好かれるのはとっても嬉しいことですが、長女が無理してお友だちにあわせてるんじゃないかなと心配になることもあります。

 

帰りにいつも一緒に遊んでいたAちゃん。

長女のことを大好きでいてくれて、娘もAちゃんのことが大好きで、幼稚園が終わったあと、毎日1時間以上園庭で一緒に遊んでいました。

「高くて怖い!」と言っていた遊具も、Aちゃんと一緒にできるようになったり、うんていや逆上がりも一緒に練習したりして、とても刺激をもらいました。

お家に遊びに行かせてもらったり、うちに来てもらったこともあります。

 

ただ、Aちゃん、長女のことが好きすぎて、いつも娘の隣をキープ。

ほかのお友だちから、「長女ちゃんにはボディーガードがついているから一緒に遊べない。」と言われていたみたいです(^^;

 

長女も、たまに、「Bちゃんと隣に座りたいけど、Aちゃんが隣じゃないとダメって言うから。」と気をつかっている部分もある様子。

 

Aちゃんだけでなく、ほかのお友だちも、幼稚園のこの時期の特徴なのか、「だれが一番?」とか聞いてきたりするようで、長女は、「Cちゃんがいるときは、Cちゃんが一番って言わないと、『ええーっ。』て言われちゃうの。」とか、子どもたちの間でも、パワーバランスとか、いろいろあるようです。

 

幼稚園や学校で、いろんな子の中で、少し揉まれながら人間関係を学んでいくんでしょうね。

家ではできないことの一つだなあと思います。

 

ですが、いつも大勢のお友達と遊ぶのではなく、お友だちと一対一で落ち着いて遊ぶ場を設定してあげた方がいいのかな?とも思いました。

いつも気を使っていたら疲れちゃいますよね。

 

今後のお友だちづきあい

小学校に入ったら、また新しいお友だちの関係もできるし、お友だちグループというのもできてくるんでしょう。

幼稚園と違って、全てのお友だちを把握することもできなくなるのかなと思います。

 

先日からやっているアサーティブ・トレーニングも続けていって、自分の気持ちや意見を殺すことなく、お友だちといい関係を築けるようにサポートしていけたらなと思います。

また、お友だちのそれぞれのいいところ探しをして、お友だちと助けあったり、補いあったりしていく関係を自分で築けるようになっていってほしいなーと思います。

 

まずは、私自身が娘の話をゆっくり聞く余裕をもちたいですね(^^;

お読みいただきありがとうございました!

 

子どものお弁当と食に関する価値観

長女、もうすぐ卒園です。

幼稚園での給食とお弁当が終わりました。

今年の1月はあんなに苦労した給食も、最後は、「今日の給食ブロッコリーだけど、3口だけ食べるって言うから大丈夫。」と言って、サラッと幼稚園に行けるようになりました。

 

お弁当づくりをがんばれない(^^;

娘たちの幼稚園では、週に2回、家からお弁当を持っていきます。

ほかのお母さんたちは、「最後、どんなお弁当にしよう。」とかお話しされていました。

 

わたし、お弁当作るのが苦手で(^^;

自分があまりお弁当のにおいが好きでないからなのかもしれませんが、時々、お弁当の本を見たりするものの、全然がんばる気になれないんですよね。

 

娘たちのお弁当は、基本的に毎回同じ。

・卵焼き(これは辛うじて朝作る)

・生協で買った冷凍のナゲット

・たこさんウインナー(レンジでチンするとタコの形になるやつが売っている)

・冷凍の塩ゆで枝豆

・ふりかけごはん(おにぎりにして子どもの好きな柄のホイルに包む)

 たまにサンドイッチ

・ゼリー

プラス、子どもがそのとき好きな冷凍食品一つ

みたいな感じ。

親も作るのがんばらないし、子どもも食べるのをがんばらないお弁当です。

 

 

そういえば、長女が未就園児クラスに行き始めたころ、何回かは、キャラ弁的なものに挑戦したことも。

これが精一杯(^^;

 

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食に関する価値観

ごはんに関することって、けっこう繊細な話題で、初めて話す人とは、なかなか話しにくい。

それぞれのおうちで、食に関する価値観がばらばらだと思います。

保存料や着色料を気にするかとか、冷凍食品は使うかとか、市販のお菓を食べさせるかとか、マクドナルドに行くかとか。

 

うちは、お弁当に冷凍食品使うし、ウインナーなどの保存料着色料はあまり気にしていない方。

調味料については、果糖ぶどう糖液糖が先頭に書いてあるもの(一番割合が多いもの)は買わないようにしているけど、まったく排除しているわけでもない。

ふだん、お菓子は家には置いていないけど、もらったときやお友だちが家に来るときは食べる。

マクドナルドは子どものハッピーセット目的で行くけど、ジュースは基本的に飲ませなくて、「ハッピーセットのおもちゃをもらうなら、飲み物はミルクね。」という感じです。

 

 

以前、スクールカウンセラーの方の講演を聞いたとき、印象的な話があって。

こどもの食事のことになると、人に干渉したくなる人が多い

んだそうです。

「栄養」とか「愛情」とか、子どものごはんのことに関しては、ごはんを作る人には結構プレッシャーになっている。

ほとんどの人は、子どもにちゃんとしたものを食べさせたいと思っていて、自分で一生懸命調べたり、工夫していることもある。

それで、よかれと思って、子どものごはんのことについては、ほかの家庭にあれこれ言いたくなる人が多いんだそうです。

 

でも、子どもの食の好みとか、食事を作る人の事情とか、それぞれのおうちの背景があって、各家庭での精一杯で今の状態になっていることが多い。

それを大切にしてあげてほしい。

一方的に価値観を押し付けることがないようにしてほしい、と話されていました。

 

 

給食についても難しい部分があるそうで。

うちの娘もそうですが、給食が原因で幼稚園や学校に行きたくないという子がいる一方、「給食だけでも食べにおいでよ。」と声をかけて、給食の時間だけ、学校に来ることができる子もいるそうです。

 

 

まとめ

食については、日々新しい研究結果が出たりするので、大人でも、何がいい食べ方なのか分からなくなることがありますね。

子どものごはんになると、さらに、「愛情」とか「食育」とか、いろんな価値がくっついてくる。

さらに、小学校の入学案内を見ると、「給食を20分で食べ終われるように練習してください。」とか書いてあって、軍隊かよ、と思ったり。

私にとって、こどもの食に関することは、ちょっとヘビーで少し気が重いです。

 

それでも、毎日、自分も家族も何か食べないといけないわけで。

「子どもがおいしく食べてくれて、作る手間がそれほどかからなくて、栄養がとれる食事」を日々模索しています(^^;

 

お読みいただきありがとうございました!

 

 

 

 

【HSC】行けるか?お泊まり保育(3)無事に終わりました

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お昼のお迎え

お昼すぎ、普段の幼稚園の活動が終わって、お迎えに行きました。

主任先生から電話はもらっていましたが、その後どうだったかな?と見に行くと…

長女、ニコニコでした(^^;

 

先生にお話をうかがうと、卒園式の練習も、もし長女の気持ちが落ち着かないようだったら、教室で待っておくか、見学でもいいかなと思っていたそうなのですが、まったくそんな素振りもなく。

名前を呼ばれて元気に返事をしたり、歌を歌ったりしたそうです。

朝泣いていたことはなかったかのように、いつもどおり過ごしていたということです。

 

切り替えが早い(^^;(^^;

意外とたくましいのでしょうか。

 

帰るときには、お友だちと、いつもは「また明日ね!」と言うところ、「またあとでねー!」と言いあって、元気よくバイバイ。

お友だちパワー、すごいですね。

 

準備、お泊まり保育へ

さて、家に帰ったらどうなるか?

また「行きたくない。」がぶり返すかな?と思ったりもしたのですが。

 

お泊まり保育のしおりを取り出し、もちものリストにチェックをしながら準備したり、

先にお風呂に入る?ごはんを先にする?とか相談していると、

 

「うん、なんか、いけそうな感じがしてきた。」

 

と、改めて、気持ちの整理がついてきたみたいです。

 

お風呂に入り、ごはんもモリモリ食べて、準備はばっちりです。 

 

そのままスムーズに幼稚園まで行き、「じゃあねー。」とこちらに手を振って、サラッとお泊り保育に向かっていったのでした(^^;

 

朝の大泣きはなんだったんだー。と思いますが、とにかく行けてよかったです。

 

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お迎え

さてさて朝です。

予定では、子どもたちは7時に起きてみんなでおにぎりを食べ、工作をしたりしたあと、閉会式をして、11時にお迎えです。

 

寝られたかな?泣かなかったかな?

 

お迎えに行くと、はい、長女、ニコニコでした。

 

幼稚園探検も、懐中電灯を持ってドキドキ楽しみ、寝るときも、泣いたりせず、お友だちとひそひそ話をしたりしていたそう。

お友だちがだんだん寝付いていくと、先生がそばに来てくれて、安心して寝られたそうです。

 

主任先生には、

「ひとつ高い壁を乗り越えたみたいですね。」

「長女ちゃんの気持ちの動きに、こちらも勉強になりました。」

と言っていただきました。

 

先生たちをお騒がせしてしまいましたが、きのうの朝、長女が行きたくないと泣いたときに、休ませず連れていってよかったなと思いました。

先生方とお友だちのパワーを感じました。

親だけじゃできないこともありますね。

 

これからも、周りの方に助けてもらいながら、ひとつひとつ、「嫌だと思ったけど、やってみたら悪くなかった。意外と楽しかった!」という経験を積み重ねていけたらと思います。

 

長女の感想

帰ってきた長女。

 

「泊まるのがいちばん楽しかった!」

「もう一回、きのうのお泊り保育の準備してる時に戻りたい!」

と興奮しておりました。

すごく楽しかったみたいです。

 

もうすぐ小学生。

これからもたくさん「行きたくない。」ということがあると思います。

そのたびに迷いながら、連れて行ったり、休ませたりするんでしょう。

ひとつひとつ、楽しみながら、過ごしていきたいなと思いました。

 

 

お読みいただきありがとうございました!

 

 

 

【HSC】行けるか?お泊まり保育(2)朝、泣きながら登園

前回までのおはなし
jibunmatome.hateblo.jp

さて、朝になりました。
機嫌よく起きて、朝ごはんを食べ、着替えるころになると、そろそろ暗雲が。

「今から不安~。」
「朝も行けるかわからん。」
「目が痛い。」
などなど、ちょっと涙ぐみながら、幼稚園行かない雰囲気を出しています。

「あとで気が変わった時にすぐ行けるように、着替えはしておこう。」などと言いながら、どうにか着替えさせました。
次女の方も、「お腹が痛いー。行きたくないー。」と言っている。
(最近、次女の方がほぼ毎日幼稚園に行きたくない。泣きながら行くことが多いです(^^;)

なにごともなければ、朝はお父さんが娘2人を幼稚園まで連れて行ってくれますが、今日は私も一緒に行くことに。
「お母さんも次女ちゃんを一緒に幼稚園に連れて行くから、家にいたら一人になっちゃうよ。
とりあえず車に乗って、行きたくなかったら、車で待ってればいいから。」
と、ちょっとだましだまし?車に乗せました。

駐車場

幼稚園近くの駐車場。
次女、「行かないー。」と言って車から降りません。
「お父さんもお母さんも一緒に行くから行こう。」と次女と手をつなぎ、長女には、ここでまた、「車にいたら一人になっちゃうから、門まで一緒に行こう。」
今日はちょっとずるかったかな?

このへんの、ちょっと無理してでも行かせるか、休ませるかの判断は、いつもとても難しいです。
少し無理して行かせても、いい方向に進むんじゃないかと感じたら行かせるし、休んで家でゆっくりしたほうがよさそうと思ったら休ませる感じです。
何が正解かは分からないし、正解はないと思っていた方がいいかもしれない。

で、門まで行って、まず次女を事務室まで送り届けました。
事務室にいた主任先生に、「長女がお泊り保育が不安と言って、門のところで止まってます。」と声をかけると、一緒に門のところまで来てくれました。

夫は仕事があるので行ってもらい、主任先生と私とで、「雨も降ってるので、とにかく一緒に事務室に行こう。」ということで事務室へ。
書いていて、ちょっと長女がかわいそうになってきました(^^;

事務室

事務室に担任の先生も来てくれたので、昨日の夜、突然お母さんと離れて寝るのが不安と言い出したことなどを伝えました。
お友だちも来てくれましたが、長女は、「目が痛いー。」と言って、私のおなかのところに顔をうずめています。
泣いているところをお友だちに見られたくないのでしょう。


主任先生が、「9時20分になったらお母さんに帰ってもらおうね。お母さんもおうちのお仕事があるからね。」と言って、ちらりと時計を見る長女。
20分になって主任先生が声をかけると、最後に私とぎゅーっとして、主任先生の方に向き直りました。
私は「よろしくお願いします。」と声をかけ、ささっと退散。

家に戻って、9時50分。幼稚園から電話がありました。
やっぱり無理やったかな。迎えにきてくださいとかかな。と思いながら電話をとると、


主任先生「今、長女ちゃん、超絶ごきげんで、卒園式の練習に行きました。」
ええーーっ


私が帰った後、同じクラスのお友だちが絵本をたくさんもってきてくれて、一緒に見たそうです。
「ぼくのトイレ」という本のいろんなトイレを見ながら、そのお友だちがちょっとずつ気持ちをほぐしてくれたそうで。
長女の様子をうかがいつつ、楽しい気持ちにもっていってくれたみたいです。
(その子も、お母さんに聞くとHSCっぽいということです。)

別のお友達が、「10時から卒園式の練習だよ。」と呼びに来てくれて、
長女は、「行こうかな。」と、ルンルンお友だちと出ていったということ。
(^^;(^^; 何が起こるか分からないですね。 

先生とお友だちに感謝感謝です。


なんとか今日の第一部は無事過ごせそうです。
夕方からのお泊り保育、どうなるか。
本当に予測がつきません。

ではでは。


娘の気持ちを明るくしてくれた『ぼくのトイレ』

【HSC】行けるか?お泊り保育

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明日は長女のお泊り保育

明日は長女の幼稚園で年長さんのお泊り保育があります。

と言っても、コロナ対策もしつつなので、お昼すぎまで、いつもと同じ幼稚園の活動があり、一度家に帰ってきて、夕食とお風呂を済ませたあと、夜また幼稚園に行きます。

夜の幼稚園を探検をしたり、先生とお友達と一緒に寝るという予定になっています。

 

長女は、前からすごく楽しみにしていて、冗談で「お母さんも一緒に行ってあげようか?」と言うと、「絶対ダメ!」と拒否していました。

 

お泊り保育前日である今日も、楽しみ楽しみ~と言っていたのですが。

さあ寝ようというときになって、あらま。泣いています。

「お母さんと離れて寝るの初めてだから、怖くなってきた。」とひっくひっく言いながら泣いています。

 

「明日、お泊り保育行かなくてもいい?」

「朝から行くのも嫌だったら、行かなくてもいい?」

「探検だけ行って帰ってもいい?」

「朝ごはんみんなと食べるのは行ってもいい?」

とあれこれ確認(^^;)

 

「怖かったら行かなくてもいいよ。」

「自分で行くかどうか決めていいよ。」

「寝るとき迎えに行って、家で寝て、朝になったらまた幼稚園に行って朝ごはんみんなと食べていいよ。」

などと言いながら、背中をトントン。

だんだん落ち着いてきました。

 

最終的には、鼻をかみながら、「でも、もし行きたくなったら困るから、用意だけはしとく。」としっかりしておりました。

 

長女の特徴 先の見通しがたつ

以前、幼稚園の先生とお話ししている中で、「長女ちゃんは、先の見通しがよくたちますね。先の情景がよく描けてますね。」と言われました。

 

ほかの同年代のお子さんがどのくらいそういう見通しがたつのか、私にはわかりません。

幼稚園の先生があえて言ってくれたので、ほかのお子さんと比べてそういう特徴があるのかもしれません。

 

親からすると、自分の子どもがほかのお子さんと比べてどうなのかというのは、ほぼ分かりません。

同じ状況の中で、同じ年代の子と比べて、うちの子はどういう反応をするのか、どういう特徴があるのか、先生に教えてもらうのは、とてもありがたいです。

 

先生から見通しがたつという話を聞いたのにヒントを得て、見通しがたって不安になることもあるし、いい見通しが立てば、気持ちに余裕ができて、不安が緩和されるかもしれないと思いました。

 

1月は、苦手そうな給食のときは「幼稚園行きたくない。」という日が多かったのですが、家で給食の予習をすることにしました。

給食のメニューを見て、先に家で食べてみたり、どんな料理か画像を見せたり説明をしたりしました。

そうやって繰り返していると、3月になるころには、メニューを見て、「うん、明日の給食はいけそうな感じ。」などと前向きなことを言うことが多くなりました。

実際、3月は、朝登園を渋ることもありませんでした。

 

お泊り保育の予習はしていない 行けるのか?

さて、お泊り保育。

長女が一貫して「楽しみー!」と言っていたので、親と離れて寝る練習などはしてきませんでした。

しておけばよかったな(^^;

さて、明日朝起きてどうなる!?

少し楽しみです。

 

お読みいただきありがとうございました!

【HSC】まずは先生に言ってみるところから

先日から準備している就学サポートノート。

小学校に渡す予定のものを書きました。

 

私のほうで、娘の特徴と家で行っている対応を書きました。

娘の特徴と家で行っている対応

HSC( Highly Sensitive Child:ひといちばい敏感な子)の特徴に当てはまるところが多く、

敏感ゆえに、本人もつらいときがありますので、学校にも、こういう特徴があることを知っておいていただけるとありがたいです。

 

娘の特徴

どこまでがHSCの特徴なのか、判定は難しいですが、親として、「あれ、ちょっと気になるな」と繰り返し思ったことを挙げてみました。

 

(感覚過敏:におい)

特ににおいに敏感です。

いろんなところで「くさいくさい」と言う。(トイレ、動物園、公園の花など)

トイレでは、毎回、「消臭スプレーをかけて」と言う。

親も妹も何も感じないところで、「なにかにおいがする」とよく言う。

キノコやにおいに癖がある野菜が食べられない。給食で食べられなさそうなものが出るときは、休みたがる。

 

(感覚過敏:触るもの)

手や足に砂や汚れが付くのを嫌がる場合が多いです。

お祭りに履いていったサンダルに入った砂が嫌で、足をずっと気にして、お祭りを全然楽しめなかった。

海で足に砂がつくのが嫌で、レジャーシートから出られなかった。

爪の隙間に入ったクレヨンをずっと気にしていた。

幼稚園で、床をぞうきんで拭く担当のときは、おなかが痛くなったと言って、職員室で休んでいることが多かった。

  

(対人関係、集団参加)

注意されると固まる。

きつい言い方でなくても、すっと表情がなくなって、動きが止まる。

 

先生から自分が怒られていなくても、友達が怒られている状況が怖い。

運動会の時期、先生も一生懸命になって声が大きくなったり、子どもを注意することが増えると、「おなかが痛い」「幼稚園に行きたくない」という日が多かった。

 

新しい場所や人が苦手。

幼稚園のクラスのお友達とその親たちみんなと初めて外食に行き、子どもたちが集まって遊びだしても、親のそばからずっと離れなかった。

 

人に見られていると、失敗しそうなこと、どうなるか分からないことはやりたがらない。

本に載っている簡単な迷路でも「一緒にやって」と言い、手を持って一緒にやらないとできなかった。

幼稚園の誕生日のイベントで、前に出てインタビューされるのが嫌で、幼稚園に行きたがらなかった。

お友達に新しいおもちゃを見せてもらっても、観察した後でないと手を出さない。

失敗しそうなこと、新しいことに直面すると、「ちょっと足がかゆい、目がかゆい」などと言って、やるのを避けようとする。

給食で、聞いたことがないメニューの時は、幼稚園に行きたがらない。

 

暴力的なことが怖い

子供向けアニメの戦闘シーンでも、「怖い」「見たくない」を連発。

 

場の雰囲気を読みすぎて、自分を主張できない

お友だちの言うことを優先しすぎて、自分の意見を殺してしまいがち

幼稚園の帰り、すぐに帰りたくても、お友だちから誘われると今日は帰ると言えない。

 

 

家で行っている対応

においに過敏

  消臭スプレーを常時持ち歩いている。

給食

  家で食べているドレッシングを持っていく。

苦手そうなメニューを事前に家で画像を見てみたり、作って食べてみる。

掃除のぞうきん

  家から自分用の雑巾を持って行って、それを使うようにした。

注意する場合

  なにがいけなかったのかをなるべく穏やかに伝えるようにしている。

新しいこと、失敗しそうなこと

観察する時間を十分つくる。親が一緒にやってみる。

興味がわくように、事前に調べてみる。

「失敗することはいいこと」と教えている。

新しいことをしようとしているときは、「見てて」と言わない限り、あまり見ないようにしている。

お友達との関係

アサーティブ・コミュニケーションで、相手も大事にしながら、自己主張できるよう練習中。

 

娘のいいところ、得意なこと

お友だちに好かれる。

親しくなった先生やお友達のお母さんお父さんに甘えられる。

妹とけんかになっても、手を出さない。

妹や幼稚園の下級生の世話をする。

リズムが大好き。

文字を読むこと、数字、時計が好き。

 

幼稚園から小学校への引継ぎ

幼稚園の担任の先生に「幼稚園から小学校への引継ぎ」のページを書いていただきました。

 

「幼稚園での状況と有効な支援」という欄に

給食のこと

感覚過敏のこと(トイレや掃除の場面)

集団参加のこと

について、幼稚園でのできごとと対応を細かく書いてくださり、「”支援が必要”というわけではありませんが、気にかけていただければ幸いです」と書いてくださいました。

 

  「就学後も継続してほしい配慮事項」の欄には、

ほめる

認める

伝えたいことは穏やかに優しく伝える

強要しないで見守る

と書いてくださいました。

 

今年の3月になって、給食がイヤで行きたくないと言うこともほとんどなくなりました。

掃除の雑巾も幼稚園のものを使えたりしているようです。

 

今は落ち着いていますが、給食や掃除でこういうことがありました、と小学校にも伝えておこうと思います。

 

先生に言ってよかった

ちょうど1年前ころ、年中から年長に上がる前の3月の面談で先生にHSCのことを伝えたと思います。

そこから、先生はHSCの本を買って読んでくれたり、子どもの幼稚園での様子を細かく教えてくれたりと、一緒に見守ってきた感じがします。

 

 

幼稚園の先生にHSCのことを伝えて、一緒に話をしたりしたことで、

「先生に言ってよかった。言ってみていいんだな。」ということを実感できました。

「小学校でも、まずは先生に言ってみよう。」と思うことができました。

幼稚園の先生には、本当に感謝しています。

 

まとめ 先生に言ってみよう

長女の場合、担任の先生が理解しようとしてくれて、一緒に見守ってくれました。

もし、そのような対応をしてくれない先生だったら、また違う伝え方を考えたり、先生に伝える以外にできることは何か考えたと思います。

 

まずは、子どもの特徴をまとめる。

そして、先生に伝えてみる。

やってみませんか。

 

お読みいただきありがとうございました!