娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

【HSC】4月21日、4月22日『無理して学校に行かなくていいは本当か』読みました。

4月21日(木)

4月21日木曜日、朝、学校に宿題を持っていきました。

学校の玄関を入ると、校長先生と保健の先生の姿が。

保健室で過ごすことはできませんでしたが2人とも手を振ってニコニコしてくれて「頑張ったね」と言ってくれました。

 

午後、また学校に行って、宿題をもらってきました。

事務の先生と窓口で受け渡しでしたが、長女の口で「ありがとうございました」と自分で言ってもらうようにしました。

 

考えたこと

今、考えていることがあって。

「学校に行きたくない」となってから、長女に、どうして行きたくないのか、学校のどんなことが嫌なのか、親も先生も何度も聞きます。

自分の嫌なことを言語化して人に説明するというのは大事なことだと思うのですが、こんなに何回も、「学校のこんなところが嫌だ、先生が怖い」と言っていると、言っているうちに、その気持ちが強化されていってしまうんじゃないかと思いました。

「イヤだと言った以上、イヤでい続けなきゃいけないんじゃないか」と思ったりしない?と心配になったり。

 

また、「保健室も安住の地ではない」と言って、じゃあこの先どんどんどんどん大丈夫そうな場所を求めてさまようのだろうか。

結局、最終的には家から出られない、ということにならないだろうか、という思いもありました。

 

HSCの特性がどこまで関係するのかは分かりませんが、長女は、自分の要望を伝えたり、困ったことを伝えて助けを求めたりするのが苦手です。

自分では言えないから「連絡帳に書いて」と言っているんだと思います。

これについては、学校側も対応も関係しています。

先生が「おうちの人から連絡してもらえれば対応できます」という感じで、子供が先生と交渉するのではなく、親から先生に伝えるということを求めておられます。

その両方あって、今まで、子供が先生に自分の困っていることを伝える、助けてもらうという経験が十分になかったのでは、と思い至りました。

 

最終的に学校に戻れるかどうか分からないとしても、

「人に要望を伝える、人に助けてもらう、そして感謝を伝える」

これを抵抗なくできるようになる練習をする必要があるのでは、と思いました。

 

人に自分の困ったことを説明して助けを求めるということは、HSCの特性から苦手であっても、できるようにならないと、自分の環境を自分で整えることができません。

HSCの特性があるからこそ、自分で環境を整える交渉ができないと、敏感さから辛い思いをしたとき、選択肢として、じっと我慢するか、その場所から逃げ出すかしかなくなってしまいます。

そうするとどんどん生きる世界が狭くなって苦しくなってしまうのではないかと思いました。

 

そして、先生方と接している長女の様子を見たり、宿題を提出する行き帰りにお友達と会ったりしたときの様子を見ると、学校に戻ってその練習ができるパワーがあるんじゃないかなと思いました。

今から新しい場所を探してそこでイチから関係を築くより、1年間過ごして知っている先生やお友達がいる今の学校に戻れるようにチャレンジしてみる価値はあるのでは。

 

ということで

この本を読んでみました。

『無理して学校へ行かなくていい、は本当か』

不登校の子どもたちを学校に戻す支援をしている訪問カウンセラーの方が書いた本です。

読んで、いろいろ凹みました。

 

こちらの本の概要としては、

子どもは、「学校に行きたくない」と言っていても、本音では、「やっぱり学校には行かなきゃいけないんじゃないか。行けるものなら本当は学校に行きたい」という子が多い。

不登校は様々な要因が複合的に絡み合っており、子どもだけ、お母さんだけ、お父さんだけ、学校だけが頑張っても効果は薄い。

不登校解決には、それら全てが同じ方向を見て一丸となって取り組むことが大切。

という前提のもと、主に家庭で親が子どもに対してできること(親の対応力アップ)がいろいろと書かれていました。

 

私の反省点としては、

学校にいろいろ伝えることにばかり頭がいっていたけど、家でもやるべきことがもっとあるなと。

昨年度、「学校に行ってさんざん刺激を受けてがんばってきたから、家ではゆったりさせてあげよう」と、家で負荷をかけることを避けていたなと気づきました。

長女ががんばれば自分でできることでも、「一緒にやって」と言われたら、「まあ外ではちゃんとできてるし、家では手伝ってあげてもいいか」と手を貸したり、お父さんになにかお願いするにも、「うまく言えないから、お母さんから言って」と言われれば、「自分で言えるやろー」と言いながらも、代わりに言ってあげていたり。

 

よく考えれば、家が一番安心できる場所なんだから、そこで「少し不安があることでも自分でやる」「少し言いにくいけど自分の要望を伝える」必要があったのでは。

安心して失敗できる場所=家で練習するのが一番いいことですよね。

 

そういう練習をして、それで登校できるようになるのかどうかは分かりませんが、親として子どもとできることをやっていってみようと思います。

 

4月22日(金)

今日は、次女の幼稚園の行事のため、私は家にいられません。 

長女に、私がいない間、①学校ですごす ②お父さんの職場ですごす ③朝少しだけ保健室に行って、その後で一緒に幼稚園の行事に行く の三択を提示。

「…じゃあ保健室に行く。」

と言って、20分だけですが、保健室で過ごしてきました。

 

迎えに行くと、図工の宿題をもらってきて、うれしそう。

基本的に勉強も好きだし、学校で使う教材なども好きなんですよね。

たまたまお友だちが保健室に来たらしく、「あれー、なんでここにいるん?」と言われたようですが、長女はそこは特に気にしていないよう。

「〇〇ちゃんが保健室に来て、会えてよかった」と言っていました。

 

幼稚園には事情を話して一緒にいさせてもらい、久しぶりに幼稚園の先生ともたくさん話をしたようで、リラックスできたみたいです。

 

来週はどうなるか〜。

今週はこの辺りで。

ではでは。