HSC(ひといちばい敏感な子)の長女、小学2年生、「学校に行きたくない」からの保健室登校している話を書いています。
7月7日(木)
水曜夜
長女、「明日プールがある、どうしよう」
と言いつつ、
「でも今は、これ考えないんだ。
今はゆっくりしたいから、プールのことは明日考える。」
と言って、好きな本を読みはじめました。
不安を自分でコントロールしてる?
前より進歩している感じがします(*^^*)
朝
プールは5時間目。
やっぱり無理だ。イヤダ。
給食は食べる。
(今日給食を食べれば、ナウシカのコミック1巻目が手に入る。よしよし。)
プールをやる気にさせるのがなかなか難しい。
「やらなきゃダメ」では動けないんですね。
「プールをやることで得られる好ましい変化」を起こさないと。
一度プールに入れば「水の気持ちよさ」とか「友だちと水で遊ぶこと」などが「好ましい変化」に入ってくれるんだろうけど、
最初の1回をどう入らせるか。うーん。 •́ω•̀)
またナウシカに頼ってみる。
プール、一学期中、あと4、5回くらい。
「4回参加できたら、ナウシカの DVD がもらえる」というのを提案。
こんなんでいいのか?
まあ、なにごとも実験。
きのうの久々に体育に参加したのは、プールじゃないけど、1回目として数えることにした。
ほら、あと3回。
今日はどうする?
長女に選ばせる。
「給食は食べる。プールはダメだ。」
ナウシカDVD敗れたり。
でも「DVDは前借りたときに何回か見たから、もういいんだもん。」
と、ちょっとは気になっている風でもある。
13:20迎え
授業は全部参加。
給食もおいしかった。
「こうやどうふのそぼろあんかけ」がすごくおいしかった、とまで言っていた。
それはよかった(^_^;)
うーん。午後の授業に出るインセンティブが必要かな。
前までは、「友だちと帰りたい」というのがあって、家でごはんを食べてまた午後の授業に行くみたいなこともあったけど、
今はむしろ友だちと帰りたくないみたい。
なにか午後の授業に出る動機を作る必要がある。
給食に暗雲
と、ここで給食についても暗雲。
今日、保健室の先生から、
「保健室は、昼休み、保健委員の子が来て話をするから、保健室じゃなくて、別の部屋か教室で食べてほしい」
というようなこと言われたみたい。
長女、「保健室で食べられなくなっちゃう」と動揺。
長女︰教室はイヤだ
私︰別の部屋用意してくれるんでしょ?
長女︰「別の部屋」というのがどんなところか分からない。
私︰先生に聞いたら?
長女︰聞けない。
私︰じゃあ、聞く練習をしようか。
これも奥田先生の本にありました。
「なんでこの子は聞けないんだろう。引っ込み思案な子だ。」などと性格の問題にせず、聞けないなら聞く練習する。
性格ではなく、行動を変える練習をすればいい。
長女も「先生に聞くかどうかは分からんけど、練習ならする」と前向きでした。
「保健室以外だと、給食はどこで食べられますか。」
と寝る前に一緒に5回ぐらい練習。
さあ、どうなるかな。
7月8日(金)
朝
今日は、私が学校で読み聞かせのボランティアの日。
先月と同様、長女のクラスで絵本を読みます。
遅刻しないように行かないと。
「給食は、保健室で食べられないなら食べない」と。
説得する時間もないので、出発。
ただし、今日は12時(4時間目の途中)じゃなく、4時間目の終わりまで出るのをがんばらせてみることに。
これもちょっと利益誘導をやってみる。
次女のプールすんなり作戦
ちょっと話が逸れますが、今週、次女は「幼稚園のプールで着替えるのがイヤ」となってました。
性教育の絵本を読んで、「家族以外に裸を見られるのはダメなの。」と。
幼稚園のお友だちは大丈夫だよ、と言っても効果がなく。
てるてる坊主みたいなお着替えタオルを持って行ったのですが、着替えの時間短縮のためか、幼稚園の先生に「それは使わないで着替えてね」と言われてしまったみたいで。
それで、次女に、
「一学期プールがんばれたら、クレープ食べに行こう!」
と、めったに行かないクレープやさんに行くのを提案。
今週、次女はすんなりプールに参加できました。
あと来週のプールをクリアすれば、クレープ食べに行ける。
で、長女の話に戻ると、
「クレープやさん、それは自分も行けるのか?」と長女は心配していました。
よし、これを利用だ。
「じゃあ、今日12時に帰るんじゃなくて、4時間目最後まで参加して、12時20分に帰るんだったら、長女もクレープ一緒に食べれるよ。」
どうだ。
「うん、じゃあ12時20分にする。」
あっさり(^_^;)
授業時間20分追加とクレープなら、天秤はクレープに傾く。
がんばり度に対してごほうびがちょっと大きすぎかな。
今後のためのデータ収集ができました。
ごほうびで釣っていいのか?
そんなにごほうびで釣ってやらせていいのか?
気になりますよね。
私もちょっと迷いました。
本によると、
・最初はモノで釣ったり、褒められたいという外発的動機づけでいい。
・何をごほうびにするか、どれくらいの量にするか、どういうタイミングで提示するか、子どもをしっかり観察して設計する必要がある。
・子どもにとっては、親がそうやって自分の好きなものを理解して用意してくれる関わり自体もうれしい。
・最初は外発的動機づけだったものが、モノに釣られてやっているうちに、その活動自体に楽しみや気持ちよさを見つけていくことが多い。
ということでした。
うん。
私はやってみようと思いました。
教室
読み聞かせの準備に、長女のクラスに行きました。
クラスの子も先月来たのを覚えていてくれて、「長女ちゃんのお母さん」と声をかけてきてくれました。
クラスで飼っている虫を見せてくれたり、長女がお友達と話している様子も観察できました。
長女、お友達の話題には楽しそうに反応するけど、自分から話題を振るというのがない感じかな。
こういうのも練習していこうかなと思いました。
さてさて、一応無事に読み聞かせが終わり、帰ろうとしていると、
階段で保健の先生とすれ違いました。
保健の先生と遭遇
いつものお礼をたっぷり述べました。
すごく話を親身に聞いてくれる先生です。
給食を保健室以外の部屋で食べることについて聞いてみると…
「ちがうんですー」と。
今、保健委員の活動が多い時期で、長女が保健室で給食を食べている間も、6年生の委員の子たちがひっきりなしに出入りするそう。
それで、その子たちが、給食を食べている長女に話しかけたり、「かわいいー」と触ったり、長女にかまってくるそうで、先生はそれが大丈夫かな?と気にしてくださったそう。
それで、保健室だと落ち着かないやろうから、という趣旨で、
「次からは教室か他の部屋で食べようか?」
と聞いてくれたみたい。
それが長女には、
「もう保健室では食べられない。
教室か他の部屋で食べなきゃいけない。」
となってしまっていたと。
なるほど。そういうことだったのか。
ちゃんと確認するの大事ですね。
保健の先生から、
「長女ちゃんに、委員の子たちが気にならないんだったら、これこらも保健室食べていいからねと伝えてください」
と言っていただきました。
「お母さん、気になることがあったら、いつでも電話してきてくださいね」
とも言ってくださいました。
いい先生だ(T﹏T) ほんとにありがたいです。
12時20分迎え
長女、読み聞かせから引き続き、4時間全部教室で参加。
約束どおり、4時間目も最後まで参加しました。
よかったです。
一学期はあと1週間ちょっと。
行動分析学の手法で、どれだけ学校への参加が増えるのか?
実験してみます。
ではでは。