娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

【HSC】3月後半ー激動(?)の2年生が終わりました

HSC(人いちばい敏感な子)の長女、小学2年生、「学校行きたくない」からの保健室登校している話を書いています。

2年生終わりまで、3月の後半分を書きます。

 

3月13日(月)

「行きたくない」と涙目。

うーん、月曜日はなかなか難しい。

あれこれ言ってもダメだったので、今日はお休み。

卒園式が終わって春休みになった次女と家でわいわいして過ごしました。

夕方の習いごとのテニスは出席。

 

夜、「あと2週間行きたくない」と言い出す。

修了式まであと2週間あります。

「学校イヤ、先生が怖い」

うーん、でも、今までと別に変らんやん。

なんで急に「2週間行きたくない」になるの?

長女、少し考えて、

「前、先生が怒るときにバインダーで前に座ってる子の机をバーンってたたいた。すごい大きな音がして怖かった」

という話をしました。

ちょっとびっくり。

バインダーで机をたたく、けっこう怖いですね。

長女が座っている机ではなかったようですが、ちょうど黒板係で黒板を消していて、先生が机をたたいた場所の近くにいたようで、その音や先生が怒っているということが怖かったようです。

学校での心理的安全って…とわりと絶句。

2年生終わりまでは一応学校に行くのをがんばらせようと思いますが、3年生は環境を変えることを本格的に実行していかないとと思います。

 

3月14日(火)

起きるなり「行きたくない」

ですね。うーむ。

今日も休むかな…とうっすら思いましたが、

教室に行かなくてもいいから、保健室だけ行こう。

連絡帳に「今日は保健室で過ごします」とさっさと書いてみる。

保健室でなに読む?と勝手に本棚で本を選んでみる。

長女「そんなにいっぱいはいらない、棒人間の本は持って行く」

と乗ってきました。

あら、行くのね。

3時間で帰る、といって出発。

するりと学校に入っていきました。

 

気持ちの整理(あと2週間学校に行きたくない、と言われて)

・「学校に行きにくい、行き渋りがあるけど一応ほぼ毎日行っている」というのと、「今後行きたくない」というのでは、親の覚悟が違うなと。

勉強の進み具合や何をさせるか、勉強以外の経験をどうしていくか、親が子どもと一緒にしっかり考える必要がある。

・今後、学校に行かないのがデフォルトになったとして、家でホームスクーリングは結構むずかしいかなーとも。

長女も私も、家にいると快適すぎて外に出なくなってしまいそう。

日の光を浴びない、歩かない。

家はWi-Fiもあるし便利だし、とっても快適。

手足を動かす、体を動かすのが足りなくなってしまいそう。

それから、家にいると長女は私にべったりになってしまうので、私のメンタルが落ち着かなくなりそう。

4月から1年生になる次女だけ学校に行って、長女は家にずっといるという状態も、次女まで「学校行かない」になりそうな危険もある。

どこかフリースクールなり、所属するところを見つけた方がいいなあと。

・インターナショナルスクールはすごく魅力的だけど、福岡は空きがないし、広島は通うのは難しい。転居については夫が反対している。

長女は英語の環境にビビっている。

こちらもいったん行き止まり。

・中学校からのことを考えると、公立ではなく中学受験も考えた方がいいのか。

中学から私立に行っていた夫に言わせると、私立だと基本的に生徒みんな素行がいいので、先生が怒鳴って厳しく言う必要がない。「先生が怒鳴るのが怖い」というのはクリアできるのでは、ということ。

うーむ。中学受験を考えるとすると、4年生くらいから塾に行ったり準備をするのかな。

ただ、そういう私立の進学校の均質性も気になるところではある。

価値観が同じ人がぎゅっと集まっていそう。多様性がないのかなーという気も。

心理的に安全ならそれでもいいのか。うーむ。

 

気持ちの整理は、とりあえず以上。

 

長女はと言えば、3時間目が終わった時間に迎えに行くと、

「すごい楽しかった」とニッコリ。

ずっこけますね。

 

1時間目は保健室、

2時間目と3時間目は教室に行った。

2時間目は担任の先生が卒業式の練習でいなくて、代わりにまた「けん玉おじさん」が来てくれて、けん玉を教えてくれた。

3時間目も教室にいて、3時間目が終わって帰ろうとしたら、担任の先生が「せめて4時間目までいてよー」って引き留められたんだ、とちょっとうれしそうに言ってました。

楽しかったならよかったですが、こちらは振り回されますね(~_~;)

 

以前何かの本で読みましたが、小さい子どもは、担任の先生のことを嫌いにならないんだそうです。

「この人が自分の学校(幼稚園や保育園)での生活をにぎっている」と感じ取るのだそう。

だから、ひどい親でも親のことを嫌いにならないし、担任の先生を嫌いにならない。

少し悲しいですね。

 

学校楽しい表

規定コマ数 7

目標コマ数 5

参加コマ数 2

【楽しかったこと】

けん玉の練習が楽しかった。

【ラッキーだったこと】

先生が卒業式の練習でいなくなって、けん玉おじさんが来てくれてラッキーだった。

 

3月15日(水)

次の日の卒業式の準備のためか、いつもは6時間のところ4時間授業です。

いつものように、給食の前に帰るということでスムーズに出発して、給食の前に帰りました。

 

【学校楽しい表】

規定コマ数 6

目標コマ数 4

参加コマ数 3

【楽しかったこと】

書写の時間が楽しかった。

(長女は、学校以外で特に習っていませんが、字がとても上手です。

小学校1年生で字をちゃんと習うのは一応意味があると思う。

家で親が教えるとなると、険悪になりそうだし。

だけど、進むのがゆっくり過ぎて、私が最初にゲシュタルト崩壊を経験したのは、小1でひらがなの「ゆ」を習っているとき。

「ゆ」ってなんだっけ、これなにをやっているんだろう、と混乱した記憶があります)

【ラッキーだったこと】

うーん、特にない。

 

3月16日(木)

6年生の卒業式のため、在校生はおやすみ。

アイススケートに行きたい!というので、長女と次女を連れてスケートリンクへ。

汗だくになるまで滑っていました(スイスイというわけではないけど、手すりを離して進めるようになった)。

 

3月17日(金)

金曜日はいつもどおりスムーズです。

いつもどおり給食の前に帰りました。

欲を言えば、最後に給食を一回食べられたらなとか、一回午後までフルで参加できたらなとか思ったりしますが、

長女に聞いてみると、「そういうのはない」だそう。そうですか。

 

学校楽しい表

規定コマ数 6

目標コマ数 4

参加コマ数 4

【楽しかったこと】

国語のテストが楽しかった。

【ラッキーだったこと】

2時間テストだったから、授業が少なくてラッキーだった。

 

3月20日(月)

はい、また月曜日がやってきます。

日曜夜から「明日イヤ」攻撃。

ふー。親としても、あまり魅力を感じていないところへ子どもをがんばって行かせようというのはちょっと難しい。

「行くかどうか自分で決めて」と言っておきました。

朝、「休む」ということで、お休みしました。

 

3月21日(火祝)

祝日でお休み。

パスポート用の写真を撮りに行きました。

私も夫もパスポートが失効していて、子どもたちは取得するのは初めて。

下の子が幼稚園に入ったら海外行こうか、とか言っていたら、幼稚園に入る直前にコロナがやってきました。

そろそろ行きたいよね、ということで準備を始めてます。

 

3月22日(水)

4時間行く、ということで出発。

「いやだいやだ」言いながら行きました。

登校途中の道で、大きめのクモを発見。

いやだいやだ言っていたところ、さらに「怖い、いやだー」となりましたが、

朝クモを見るとラッキーなんだって。と言ってみる。

なんかそう聞いたような記憶があって、ウソではない。

長女、「じゃあ今日はグッデイになる?」と乗ってきた。

なるよ。だってクモ発見したからね。

 

4時間終わって、給食前に迎え。

結局、2年生最後の給食も食べずに終了でした。

長女は「今日グッデイだったー」とニッコリ。

まあ、それならよかったです。

 

学校たのしい表

規定コマ数 8

目標コマ数 6

参加コマ数 4

【楽しかったこと】

教室の掃除を道徳の時間にできて楽しかった。

【ラッキーだったこと】

春休みの宿題をもらって、授業中からできたからラッキーだった。

 

3月24日(金)

今日は修了式と学活。

2年生が終わります。

スムーズに出発しました(ちょっと遅刻気味はいつも通りですが)。

 

お友だちとすごく楽しそうに帰ってきて、午後も遊ぶ約束をして、外で一緒に遊びました。

学校たのしい表

規定コマ数 4

目標コマ数 3

参加コマ数 4

【楽しかったこと】

なかった

【ラッキーだったこと】

なかった

 

修了式のあと、来年度離任する先生の離任式があったよう。

そこで、たくさんお別れすることに。

・1年間めちゃくちゃお世話になった保健室の先生

・1年生の時の担任の先生

・私の迎えが遅れた時に、話をしながら一緒に待ってくれた先生

悲しくて、今日は楽しかったことはなかった、ということでした。

(お友だちとはすごく楽しそうにしていましたが(^^;)

 

保健室の先生がいなくなってしまう。うう。

1年生の時の担任の先生も、入学前からお話しできて、親しみを持っていました。

私も悲しい。

 

長女、帰るときに保健室に行って、保健の先生と少し話せたけど、お友達と一緒に帰るのでゆっくりはできなかったそう。

それと、1年生のときの担任の先生のまわりに子どもたちが集まってサイン会(と長女は言っていた)をやってたけど、お友だちに「早く帰ろう」と言われて、行きたかったけど行けなかった、ということで、それも悲しんでました。

「絶対行きたいから待ってて」とか「先に帰ってて」とか言えればいいんですけど、大人でもそういうシチュエーションって難しいところですね。

 

3月中はまだ先生学校にいるかもしれないから、会いに行く?と言ってみましたが、「そういうのはいやなの」だとか。

私も保健の先生と1年生のときの担任の先生にお礼言いたかったな。

 

そして、来年度、長女が気が許せる先生がいなくなってしまう(~_~;)

「3年生行ってみて無理だったら、もう学校行かない」と言っていました。

ふー。

ほんと3年生始まってみて、先生やクラスがどんな雰囲気か、新しい保健室の先生はどんな方か、そこからしかどうなるか分からない感じです。

 

2年生最後、ためていたら長くなってしまいました💦

3月の振り返りと2年生1年間の振り返りもしたいです。

ではでは。

 

 

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