娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

【繊細さん小3小1#9】教育って「内なる言葉」を変えることだ

HSC(ひといちばい敏感な子)の女の子2人について書いています。
長女小学校3年生、次女小学校1年生です。

 

6月5日(月)

長女、「学校行きたくない」と言いながらも、ちゃんと用意しています。

言葉より行動を見る。

自分で布団を出てくるときは大丈夫です。

 

今日は「総合」という授業で地域のお祭りについて調べに行きます。

私もボランティアで付き添い。

「あとでね」と言って、次女と元気に出て行きました。

 

地域のお祭り調べ、学校の近くコミュニティセンターにお話を聞きに行きます。

地域のお祭りの主催者の方が1時間くらい話をしてくれます。

これが、けっこう難しい話で。

歴史が長いお祭りで、「スサノオノミコト」とか「牛頭天王」など、大人が聞いても難解な話を子どもたち、ちゃんと座ってじいっと聞いている。

すごいな。

言い方はあれですが、すごく調教されている感じ。

これは、「日本の文化」なのかなーと。

分からない話であっても、静かにじっと聞く。

「お経もそうだから、そういうのに慣れてる」みたいな説を聞いたことがあります。

分からないこともありがたがって聞くマインドみたいな。

そんなことを思いながら、お祭りの話を一緒に聞きました。

 

お神輿を見せてもらって、学校まで戻ってボランティア終了。

3年生は校外活動がたくさんあります。

今度はスーパーマーケットに見学と話を聞きに行くそう。

おもしろそうです。

 

さてさて、長女次女、帰ってきました。

長女、宿題をしていましたが、「漢字が終わらない」と泣いてます。

丁寧に書くのでなかなか進まない。

1年生のときは、ひらがなのプリント1枚終わらせるのに3時間くらいかかって苦労しました。

書いては消し書いては消しでまったく進まない。

最終的に、下から光で照らすボード(トレース台というんでしょうか)を買って、お手本を下に置いてなぞらせてました。

次女は今おなじようなプリントやってますが、さっさか書いてます。

「先生にピンされそうなやつないか見て」と一応気にしてるようですが、長女に比べるとだいぶ楽です。

 

さて、漢字をノートに書くのが終わらない長女、泣きながら書いてます。

「明日休む」と言いながらテニスに行きました(^^;

 

6月6日(火)

さて火曜日。

長女、行きました。

あら、行ったわ。

予測不能です。

今年度はクラスがいいんでしょうかね。

 

6月7日(水)

長女、昨日の夜から「おなかいたい」と訴え。

朝も「いたい」と言いながら、でもごはんは食べて、着替えもしてる。

大丈夫そうかな。

連絡帳に「お腹が痛いと言っています。辛くなったら先生に言うように言っています」

と書いて、長女からは「電話かかってきたら迎えにきてね」と念を押される。

はいはい。

そして、今日は電話は鳴らず、元気に帰ってきました。

 

この日、私がちょっと調子が悪く、長女が帰ってきたとき寝ていたのですが、

長女が「ちょっと待ってて」と持ってきてくれたのがこれ。

ペットボトルにお湯を入れたゆたんぽ。

昨年度、保健室で過ごしているときに保健の先生がやっていたのをみていたようです。

だてに長い時間すごしてない。

いろいろ吸収しているんですね。

 

書いていて思い出しましたが、長女が「保健の先生がやってた」と言っていたのがもう一つ。

痛かったりかゆかったりしたとき、保冷剤で冷やすことありますよね。

そのとき、そのままだと冷たすぎるしびちょびちょになる。タオルだとちょっと分厚いし、、という微妙な調節。

学校の保健室では、キッチンペーパーを使っているようです。

ちょうどよく冷気も伝わるし、かさばらないし、水気もすってくれるけど水に強いから破れない。

なるほどー。

それからうちでもキッチンペーパーを使うようになりました。

(ちなみにうちでリピートしているのがこれです。お皿ふきから台ふき、最後は掃除に使えて超便利)

 

6月8日(木)

長女次女ともスムーズに出発。

次女はあいかわらず毎日「きゅうしょくの〇〇をほんのすこしにしてください」と連絡帳に書いていっていますが^^;

「それで行けるならいいですよ」と先生も言ってくれているので、お言葉に甘えています。

先生からは、「大丈夫ですよ」「食べられるようになってきてますね」とか返事を書いてくれています。

 

帰宅後、長女

「今日ね、隣のクラスの先生(女性)がみんなにすごい怒ったんだけど、あとで私のところに来て、ほっぺを手で挟んで『こわかった?大丈夫だった?』って言ってきた」

とな。

3年生全体で集まる時間があったらしく、そこで「爆怒り」したらしいのですが、その後、長女のところに来てフォローしてくれたらしい。

私が思ったのが2点。

「あ、隣の先生までちゃんと情報共有してくれてるんだ」

というのと、

「『他の子が怒られていても怖い』という子がいるとして、『じゃあ全体に対して怒るのをやめよう』じゃなくて、『怒ったらその子に対してフォローしよう』になるんだー」

という「そうきたか」という感じ。

 

少しずつ、繊細さん、HSCについての認識が広まってくれるのは嬉しい。

長女が少しずつ過ごしやすくなるのもうれしい。

ただ、なかなか「子どもに怒るのをやめよう」とはならないんだなーっと。

先生と生徒という関係であっても、大人が子供に対して怒鳴りつけるという状況がなくなってほしいです。

 

6月9日(金)

スムーズです。

今週も無事に終わりました。

 

内なる言葉

週末に読んだこの本。

『「言葉にできる」は武器になる』梅田悟司 著

頭に浮かぶあらゆる感情や考えは、この「内なる言葉」によってもたらされている。

その事実に気が付き、意識を向けることが、あらゆる行動の源泉となる思考を豊かにすることに寄与する。

そうか!!という感じでした。

 

子どもたちが学校に行き出して、よく「それはやっちゃいけないの」とか「それはやっていいか分からない」と言うんですよね。

それにすごくモヤモヤしていて。

それが「内なる言葉」というので説明できる気がして。

学校での生活で、そういう「内なる言葉」を身に着けてくるんだ。

「先生がいいって言ったこと以外のことをすると怒られる」「これは怒られることかどうか分からないから、やらない方がいい」「失敗したら怒られる、はずかしい」

そういう内なる言葉が響いている。

そうかーと思いました。

教育って、内なる言葉を変えること。

学校に行って、知識がついて、何かを見た時に新しい見方でできるようになったり、新たな疑問を持ったり、そういう内なる言葉をもつこともできる。

でも、

今の学校で「これはやっていいのか分からない。たぶんだめだからやめておこう」そういう内なる言葉も身に着けてきてる。

今まで漠然と学校に対して思っていた不安が、「このままだと、ますますそういう内なる言葉を重ねていくんじゃないか」ということだと言い表すことができて、はっとしました。

 

「学ぶって変化すること」と野本響子さんの話で聞いていたのですが、何が変化するかというとまずは「内なる言葉」が変化するんだ!と気づきました。

まずは内なる言葉がある。

それから発言や行動が変わっていく。

 

子どもの中にどんな「内なる言葉」を育てたいのか、そういう観点で自分も子どもに接していきたいし、環境を選んでいきたいなと思いました。

 

今回はこのへんで。

ではでは。

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