娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

はじめてのサマースクール【小3・小1、涙のワケ】

小3、小1の子どもたち、夏休みに初めてインターナショナルスクールのサマースクールなるものに参加してきました。

どんな内容だったか、子どもたちの様子はどうだったか書いていきたいと思います。

きっかけ なぜサマースクールに参加することになったか

サマースクール、5月末ころ、私がネットで偶然見つけて、申し込みしました。

来春、IB(インターナショナルバカロレア)の小学校を新設する予定の学校が、開校前に試験的に5日間サマースクールを開催するようでした。

IB教育に興味があって、昨年度長女が学校いけなかった時に福岡にある学校に見学に行ったりもしました。

(人気なようで、いつ入れるか分からないのと、長女が「授業は全部英語で」というのにビビッて断念しました)

IBでどんなカリキュラムをやるのか片鱗でも知りたい。子どもたちがどんな反応をするのか知りたい。

ということで、子どもたちに相談せずに(えへへ)ポチリと申し込み。

 

今度のサマースクールは熊本。

家から毎日通えないので、夏休みの旅行も兼ねて、ホテルも予約。

子どもたちにはそれをエサに(ホテルに泊まるの大好きなので)、「夏休み、サマースクールっていうのに申し込んだよ」と伝えました。

そのとたん、「サマースクールって何⁉なんで夏休みなのに学校に行かないといけないのー⁉」と2人で泣いて泣いて💦

何を言っても泣いてるので、うんうん、と言って、とりあえずほっときました。

 

まあ、7月に入ったころには、「どんなホテルに泊まるの、何をするの」と旅行の方が楽しみになってたので、作戦どおりです😁

 

お値段は?

5日間でひとり6万円でした。

他のところを見てみると、ほぼ相場くらい(のちょっとだけ高い方)かな、という感じでした。

うん。全然安くないけど、まあ経験への投資と思って入金完了。

 

5日間の内容

5日間の内容をずらずらっと書いていきます。

1日目

慣れない土地でホテルからバスに乗って学校まで。

無事についてほっとしましたε-(´∀`*)ホッ

子どもたちは、旅行気分でわりとご機嫌。

「サマースクールの授業は英語だけど、日本語しかできなくてもOKです、日本語のサポートもあります」という条件だったので、気持ちが楽だったかもしません。

 

最初に親も参加してオリエンテーションがありました。

熊本に台湾の半導体工場ができることで、駐在員の子どもたちのインターナショナルスクールの需要があり、来春開校予定であることなどが説明されました。

設立に当たり、東京でIBのインターを経営しているアオバジャパンインターナショナルが協力しているそうで、今回のサマースクールはアオバから先生が来ているようでした。

www.japaninternationalschool.com

保護者の方たちで「アオバの先生の授業が熊本で受けられるなんてね」とささやき合っておられました。

ブランドなのか。ふむふむ。

 

クラスは2クラスで、小学生クラスと幼稚園クラス。小学生は19人。

 

各組女性の先生1人とアシスタントの高校生がひとり。

幼稚園の担当はロシア人の先生で、小学生のクラスは日本人の先生でした。

 

まわりは幼稚園の時からインターに行っていた感じのお子さんが多いのかな。

近くにいた保護者の方とお話しすると、「夏休みは毎年サマースクールに入れるんです」とか。

みんな慣れてるのね。ほー。

 

参加しているのは、ほぼ日本人のようでした。

一組だけ、親子で中国語で話しているのを見かけました。

 

オリエンテーションが終わると、子どもたちは先生と教室へ。

親は解散になりました。ふう。

 

午後3時前、迎えに行くと・・・ニコニコでした。よかったε-(´∀`*)

ホテルに帰って、1日目どんなことをしたのか聞きました。

 

①自己紹介(英語で)

②30分休憩(休み時間=recessという新しい単語を覚えてきました)ぬりえ、シャボン玉、外遊び

③自分のネームプレートを作る。アルファベットで目立つように書いて、色鉛筆で色を塗ったり。

それができたら、名前を粘土で作る。「青と白の粘土を混ぜてマーブルで作った!」とうれしそう。

④ランチ(洋風のお弁当)残しても大丈夫だった。

⑤昼休み(ぬりえのつづきをした)

⑥次女はプール、長女は少し気分が悪くて、保健の先生とミサンガづくりをした

(プールがあると聞いて「楽しみ!」と言ってたんだけどなー。長女はやっぱダメだったか💦

ここでも保健の先生にお世話になりました(^^;)

「思ったより楽しかった!明日また楽しみ!」

と2人ともいい感じだったようです。

 

2日目 

①英語の単語を勉強

部屋にあるもの(ドア、ホワイトボード、床、まどなど)に紙が貼ってあって、そこに各自英語での呼び方を書いてまわる。

ドアにはdoor、 ホワイトボードにwhiteboardとか。

②休み時間 外の遊具で遊んだ

③「はらぺこあおむし」の英語の動画を見て、あおむしのえさを緑色の丸いカードに字と絵で描いた。

長女はチーズケーキ、次女はラーメンを書いていますけど(^^;

④ランチ(洋風のお弁当)

⑤昼休み(ぬりえ)

⑥ミサンガづくり(次女もプールに入らずミサンガづくりをしたらしい。)

 

今日の感想

・楽しかった。お友達が増えた(男の子も女の子もお友だちになった)

・先生が優しくて楽しい

「話を聞いて!」とか怒らない。

手でリズム叩いて、子どもたちに真似させて注意をひくの。

(ほー。幼稚園とかでやってるかも。小学校でもやっていいですよね)

 

それから、インターナショナルスクールっぽいなと思ったのが、こちらの動画をみんなで見たらしい。

「We are all different」

髪や目の色や、そばかすや痣や、みんな違うね。という話。

長女は生まれつき手に薄いアザがあって、「アザがある子いる?」と聞かれて手を上げたそう。

先生はソバカスがあるよ、など、みんなで自分の特徴を教えあったそうです。


www.youtube.com

3日目 

①中国語をちょと教えてもらった。「we are all different」の 動画を今日も見た。

②recess (外遊び)

③11:00~ジオラマ作り

自分の好きな生き物とその生きてる環境(animal habitat)を箱の中に表現する、というもの。

長女はウミガメをチョイス。海と砂浜を作ったそう。

材料がたくさん用意されていて、色紙、絵の具、クレヨン、紙粘土など好きなものを使ってよい。

④lunch(洋風のお弁当)

⑤午後はジオラマ作りの続きかプールか好きな方を選んでやる。

長女と次女はジオラマ作りをしたみたい。

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長女のジオラマ。カメと卵。

カメにはゴムひもがついてて、びよーんと砂浜に戻ってくる。

葛飾北斎を意識したという波。


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次女のジオラマ。魚とサンゴ だとか。

なんかぶら下がってる緑のは海藻かな?おお、学んどる。

と思ったら、「これはステージみたいな飾りなの」とか😅赤と青の丸いモールも飾りだそうで。

小さい丸のは水の泡をつくったらしい。

ふむふむ。

 

4日目

4日目は校外学習です。スクールからバスに乗って、恐竜博物館へ。

骨格標本が所狭しとあったらしい。

mifunemuseum.jp

①みんなで恐竜の骨を見た

②恐竜の骨のパズル できあがったら自分と同じ大きさくらいになった!

③化石の発掘体験

(長女が夏休みに書いた作文から抜粋)

それから、化石の発掘体験をしました。

メガネをかけて、軍手をして、ハンマーを持ちました。

15センチくらいの大きさの石を選んで、台の石におきます。

ハンマーで手をたたいてしまわないように気をつけて石を割ります。

石はパかっと割れました。割れたところをよく見てみます。

ボコボコしていたり、でこぼこになっていたり、白っぽくなっていたり、貝のもようや色がついていたら、係の人に言います。

私が割ってみると、4センチくらいの貝の模様が出てきました。

係の人に見てもらうと、「貝化石だよ、すごいね」と言われました。

割るときはワクワクして、化石が見つかってうれしかったです。

④お昼 博物館の横の広場でみんなでお弁当を食べた

⑤バスでスクールまで帰ってきた

本物の化石発掘ができるとは。

楽しそうなところに連れて行ってもらいました。

 

最終日

最終日は、「重曹で炭酸を作って、フルーツポンチパーティーをする」というカリキュラム。

 

だったのですが、残念ながら、長女のエレクトーンのコンクールが重なってしまい、泣く泣く最終日は不参加で😭

(次に進めると思っていなかったので、よく日程を確認せずに申し込んでしまった💧)

 

ホテルから出る時間になって、長女次女、「帰りたくないー!サマースクールもっと行きたいー!くまもとー!!」としばらく泣いてました(^^;

「サマースクール申し込んだよ」と言ったときは「イヤダ―、なんでそんなのに行かないといけないのー!」と泣いていたのに、別の涙で大泣き!

なだめるのが大変でした。

そんなに楽しかったのかー。

 

長女の感想

長女は特にサマースクールがとっても楽しかったみたいです。

夏休みの宿題の作文もサマースクールのことを書きました。

学校での勉強のしかたで発見があったみたい。

 

(長女の作文より)

学校での勉強は、勉強机の前に座って静かに先生の話を聞く、ノートを書く、決まったことをするものだと思っていました。

学校の勉強は、好きな部分もあるけど、少しきらいでした。

(中略)

サマースクールに行って一番びっくりしたことは、遊びながら勉強したことです。

お友だちとおしゃべりしながら作業をしたり、すわる場所も決まっていないので、わになってすわったり、とおくにすわりたい人はとおくにすわっていました。

先生が言ったことをノートに書くこともありませんでした。


しずかにすわって勉強すると、勉強することが楽しくなくて、あまり好きになれなかったので、今回のサマースクールはとても楽しくて、こういう勉強がいいなと思いました。

今回はサマースクールだったので、本来のIBカリキュラムとどれくらい違うのか分かりませんが、「きちんと座って前を向いて先生のが言ったことを黙ってノートに書く」みたいなのとは違う学び方もあるんだ、と肌で感じられたことがとてもいい経験になったかなと思います。

 

今後の学校どうしよう?

この学校は4月から熊本で開校されるということで、「もしかして長女次女、4月からここに通っちゃう?」とかうっすら思っていたのですが、

募集要項が発表されて、見てみると、募集は来春1年生から3年生までの募集。

来春長女は小学4年生、次女は2年生なので、長女は入れない(´;ω;`)

 

長女はそれを聞いて、結構がっかりしたみたい。

「東京なら、あの先生いるの?あの先生がとってもよかった」とアオバにもちょっと興味が出てきたみたいですが…

東京に引っ越すのは無理かなー。熊本なら、なんとか通うとか熊本と福岡の間ぐらいのとこに引っ越すとか可能性はあったけど。

夫の仕事もあるし、離れて暮らすのも避けたい。

IBのインター、すごく魅力的なんですけどね。

焦らず考えてみたいと思います。

 

おわりに

長々書いてしまいましたが、親子ともにとても楽しい新しい経験になりました。

ふたりがニコニコ登校するのがうれしかったです。

先生とお友だちがよかったんでしょうね。

インターナショナルスクールのサマースクール、夏休みの旅行も兼ねて各地の学校を見てみるとかも面白いかも、とか思ったり。

(親も自由時間ができるし)

なにかお役に立ったらうれしいです。

ではでは。

 

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