先日のブログで、広津留真理さんの本をご紹介したのですが。
その中の一冊、『英語で一流を育てる―小学生でも大学入試レベルがスラスラ読める家庭学習法』の中の言葉。
子どもの笑顔も、すねた顔も、怒りの口調も、すべてが親に向けられた最高の「愛情のプレゼンテーション」。
この世の中に、自分をそんなに愛してくれる存在がいるんですよ!すばらしすぎて、怒る気持ちなんて起きません。
最初はサラッと読み飛ばしていたのですが、ブログに書いてから、ちゃんと意識するようになって、じわじわと、そう考えるよさが分かってきた気がします。
幼稚園年少の次女。
最近、少し注意すると、「そんな言い方しないで!怒ったりしないで!」と泣きながら逆切れ?してくることがしばしば。
次女は、普段、そこまで敏感な子(HSC)っぽい、というわけではないですが、私が少し厳しめの口調で注意したり、優しい口調でなく、フラットな感じで注意したりすると、すごく敏感にその感じを察知するところがあります。
こちらとしては、「怒ってないよ。こういうことをしたから、それはやめようねって言っただけでしょ。」などと言い返したりして、そうすると、さらに「そんな風に言わないで!」とさらに泣く、というのを繰り返していたのですが。
子どもの親への怒りの口調も、全部愛情のプレゼンテーションだ、という一節を思い出し。
次女が言いたいのは、そういうことではないのかなと。
次女が泣いて抗議してくるのは、注意されたことに反発しているのではなく、
お母さんが優しくないと不安だ。
自分のことを嫌いになってないと言ってほしい。
大好きって言ってほしい。
ということではないかと考えてみました。
今日も、少し注意したら「そんな風に言わないで!」と泣き出した次女。
いつもなら、「もうちょっと待ってって言っただけでしょ。普通に言っただけだよ、怒ってないよ。」と言うところですが。
今のぐずぐずは、愛情のプレゼンなんだ、と思うことで、次女の言っている言葉自体から少し離れることができて、
次女ちゃんのこと大好きだよ。泣かなくていいよ。
と言ってみました。
そうすると、いつもは私と何度かやり取りの挙句、大泣きして、最後はだっこして泣き止んで…という感じで終わるのですが、なんだか、ひっくひっく言いながらも泣き止んで、「お母さんの隣に行く。」と言って隣に来て。
大泣きすることなく、そのあとは無事に楽しく過ごせました。
次女が泣き止んだのは、たまたまかもしれませんが、一番大きかったのは、私が次女の言葉自体から離れることができたことだと思います。
大人でも、自分の思っていることを正確に言葉で表現するのは難しいですよね。
小さい子ならなおさら、その子の言っている言葉自体に大人がとらわれてしまうと、その子の思いからずれてしまうことがあるのかもしれないと思いました。
次女が正確に何を考えているのかは分かりません。
でも、親に向けられる言葉は、ほぼ全部「こっちを見て。大好きって言って。」だと思っておいて、間違いないのかなと。
そしたら、泣きながら抗議されても、なんだか「こいつぅ、かわいいなあ。」と思えたりします。
いつでもそんな風に考えられるか分かりませんが(^^; しばらく意識してやってみたいと思いました。
子どもから親への「愛情のプレゼン」。
子どもとけんかになりそうなとき、思い出してみませんか。
お読みいただきありがとうございました!