娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

幼稚園・保育園の保護者たちにぜひ!(LINEオープンチャット、LINEワークス)

 

この4月から幼稚園の保護者会の役員をやることになりました。

3月末ころから、話し合いがあったり、書類を作ったりと、いろんな仕事を経験させてもらっています。

その中で、今まで知らなかったプラットフォームを使うようになったので、ご紹介させていただきます。

 

保護者のグループづくりに「LINEオープンチャット」

ひとつは、「LINEオープンチャット」というものです。

幼稚園の保護者同士のやりとりに、このLINEオープンチャット、すごくいい感じです。

 

今まで、うちの幼稚園では、同じクラスの保護者同士でLINE上の友だちになって、LINEグループを作って交流していました。

でも、同じクラスになったというだけで、まだよく知らない保護者同士でLINEの友だちになったり、グループを作ったりすることに少し抵抗を感じる方もいるようでした。

また、LINEで使っているアカウント名はそれぞれですので、「この方はどなた?どの子のおうちの方?」ととまどう場面もありました。

 

ですが、このオープンチャットを使うと、「○○クラスの部屋」というような場所をつくることができて、そこにおのおの参加するという感じで交流することができます。

メンバー同士がLINEの友だちになる必要がありません。

 

さらに、オープンチャット内では、普段使っているLINEのアカウント名や写真を用いることなく、そのオープンチャット内だけで使う名前と写真で参加することができます。

今回、うちの幼稚園では、オープンチャット内で使う名前を子供の名前と保護者の名前をひらがなで併記してもらい、写真は子供の写真か親子で写っている写真を使ってもらうことにしました。

これでお互いにぐんと認識しやすくなったと思います。

 

そして、この部屋自体のQRコードを取得することができて、それを紙に印刷して配ることができます。

今回、新型コロナ流行の影響で、子どもたちは園に通うことはできていますが、保護者は集まることができず、お互いに一度も顔合わせられないまま、連絡をとりあうグループをつくってもらうという状態になってしまいました。

そのため、どうやって保護者同士の連絡グループを作るか、頭を悩ませていました。

 

幼稚園のお便りと一緒にLINEグループ登録の紙を配ってもらおうという話になりましたが、LINEグループだと、グループ内の誰かとLINE上の友だちになって、そこからグループに招待してもらうという形になるため、誰か特定の個人のLINEアカウントのQRコードを配ることになるので、反発が出るおそれがありました。

 

それが、このオープンチャットのシステムだと、部屋自体のQRコードを印刷して配れるので、安心して配布できます。

役員の方でそれぞれのクラスの部屋を作り、そのQRコードを印刷した紙を保護者に配ってもらって、各保護者でそれを読み取ってグループに入ってもらうことができ、無事に保護者間のやり取りができるようになりました。

 

ちなみに、スタンプも通常のLINEと同じものが使えて、操作もLINEトークとほぼ同じで、特に違和感はありません。

 

こちらの記事を参考にしました。↓

http://xn--openchat-blog-v23l.line.me/archives/7031074.html

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上記サイトからお借りしました。

(追記)

逆に、オープンチャット上で参加者とLINEの友だちになるのは難しいです。

オープンチャットのトーク上に個人のLINEのIDやQRコードを貼ると、システムによって削除されます。 

オープンチャットのグループ内の一人とだけ連絡が取りたいときは、オープンチャットの外で個別にLINEを交換したり、お手紙を出したりする必要があります。

 

保護者会役員のおしごとに「LINEワークス」

こちらはまだ試験的に始めているところなのですが、役員同士のやりとりにとても役立ちそうです。

 

今まで、役員間での連絡や仕事の進捗状況の確認に、LINEグループでのやりとりや、上で紹介したオープンチャットを使っていました。

 

が、込み入った話もするので、トークがずらっと長くなり、いろいろな作業が並行して行われているので、話が入り乱れて、返信やメンションの機能を使っても、「この話、どうなったんだっけ?」と混乱することがありました。

さらに、今まで、作った書類のデータをUSBに入れていましたが、USBを渡すために役員同士で待ち合わせをしたり、USBの中の有益なデータをうまく活用できていなかったりと不都合が起きていました。

 

そこで、こちらのサービスを利用してみることに。

 ↓

line.worksmobile.com

 

こちらは、LINEとはちがう「LINE WORKS」というアプリをインストールする必要があります。

100人までなら無料で使えるようです。

 

最初は、アプリを開いてみたものの、「どこを押したらどうなるの?」と少しとまどいました。
スタンプもLINEで使っているものは引き継がれません。

その代わり、「承認お願いします」とか「直帰します」とかお仕事っぽいスタンプがプリセットされていて、ちょっと楽しいです。

LINEワークスのメンバーに招待するのに、LINEの友だちから招待できたりと、つながっている部分もあります。

 

LINEワークスでグループを作れば、LINEと同じ使用感のトークやノートで話し合いができるのはもちろん、予定をカレンダーで共有できたり、Office系のファイルやPDFを共有することができます。

 

掲示板という機能で事務室のコピーの使い方や会議室の予約方法などを掲示しておくこともできます。

今まで、口頭で伝えて、それぞれがメモしたりしていたものを、ひとりが入力しておけば、全員がいつでも見られるようになりました。

 

これらの機能が無料で使えるとは、すごいですね。

幼稚園の先生とのやりとりもこれでやってみようかという話も出ています。

 

まとめ

オープンチャットもLINEワークスも、「困ったな、何かいい方法がないものか」と検索してみて、サッと出てきたものです。

 今までの方法でなんとなくやってきていることも、「他の人はどうしているのかな」と探してみると、より楽にスマートにできる方法が見つかることがあるんだなと思いました。

 

新しいサービスを導入するときは、登録などに少し手間がかかったり、他の人を説得したり、新しいことを覚える必要がありますが、サービスの進歩をありがたく頂戴して、少しでも楽に保護者会活動ができるといいなと思います。

 

お読みいただきありがとうございました(*^^*)

 

 

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エイプリルドリーム 夢を語ろう(学校が軍隊みたいじゃなくなるといいな)

 

エイプリルフールではなくエイプリルドリーム

私は、社会派ブロガーのちきりんさんが好きで、voicyもよく聞いています。

4月の初めの放送で、PR TIMES社の『April Dream(エイプリルドリーム)』プロジェクトという企画に賛同するかたちで、「夢の社会について語ろう!」という放送がありました。

 

『エイプリルドリーム』とは、4月1日をエイプリルフールでうそをついていい日ではなく、夢を語る日にしよう!という企画だそうです。(PR TIMESさんののサイトより)

 ↓

April Dream 4月1日を夢の日に。

April Foolを、April Dreamに。
ウソでみんなを驚かせるんじゃなく、
夢でみんなを驚かせて、
小さな希望をつくってみる。
ちょっと不安に包まれそうな今だけど。
だからこそ。夢を声に出して、文字にしてみる。
その夢に勇気をもらう人がいるかもしれない。
その夢で明るい顔がひとつ増えるかもしれない。
4月1日に生まれたたくさんの夢で、
たくさんの叶えたい未来をつくっていこう。
ウソつきを、夢を発信するヒーローへ。

April Dream 4月1日を夢の日に。

April Dream(エイプリルドリーム) 4月1日は、夢の日。

 

ちきりんさんのvoicyはこちら

voicy.jp

 

その中で、個人の夢はもちろんだけど、「この世の中がこういう風になったらいいな、こんな社会になったらいいな」というのを考えてみよう、ということを言っておられました。

 

「そんなこと不可能じゃないか」とか、「理想ばっかり言っても」とか思わなくていい。

その実現のために、何かしなくちゃいけないということもない。

ただ発信してみたらいい。

 

そういうちきりんさんの言葉にに勇気をもらい、もう4月最後の日になってしまいましたが(時間が経つのが早い!)、私も考えたことを書いておこうと思います。

 

みんなにほっとできる場所を

ひとつめの夢は、みんなどこかに、ほっとできる場所があるといいなということ。

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一番長く過ごす家がほっとできる場所、リラックスして自分を解放できる場所なら一番いいですね。

ゆっくり食事をしたり、家族と話して笑ったり、お風呂に入って「あー気持ちいい」とか言ったり、遊んだり、安心して眠ったり。

 

でも、そうでない人もいるかもしれません。

様々な事情で、家が落ち着ける場所じゃないとき。

それでも、学校や、職場や、習いごとや、地域の何かや、友だちや、ネットの中や。

誰もが、どこかに、「ほっとできる場所」、「緊張しなくてもいい場所」、「心から笑える場所」を見つけられるといいなと思います。



学校が軍隊みたいじゃなくなるといいな

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もうひとつの夢は、学校が軍隊みたいじゃなくなるといいな、ということ。

 

4月中ごろ、コロナの流行が激しくなる前に、長女の小学校の授業参観がありました。

(個人面談はなくなってしまったので、入学前に先生に長女の特徴のことを伝えられていてよかったです。)

 

長女は担任の先生が好きらしく、今のところ、「怖い。」とか「厳しい。」言ったことはないのですが。

やはり30人くらいの生徒に同じことをさせようとすると、先生から、

「はい、前向いて!」「礼!」「みんなちゃんと聞きます!」

とか、号令がかかります。

給食も全員20分で食べ終わらないといけません。

食べたくないものも時間切れで食べなくていいというメリットもありますが(^^; 、まだ食べたいものも、時間がきたら食べられません。

食べるのが早い子もいれば、遅い子もいるでしょう。

これでいいのかな、と思います。

 

先生の言うことは絶対、みたいな感じとか、みんなで同じことを、できるだけきっちりやるとか、食事もトイレも決められた時間に、とか。

なんか、、軍隊みたいですよね。

 

びしっとみんながそろうのは、見ていて気持ちがいいのかもしれませんが、それは絶対的な価値観なのでしょうか。

機敏に動ける人もいれば、そうでない人もいる。

機敏に動けることがいいことで、そうでないのが悪いことのような毎日を過ごしていると、苦しくなってしまう子がいるんじゃないかと思います。

集団生活だから、号令をかけるのは当然なのでしょうか。

折々にびしっとするのは、絶対必要なのでしょうか。

授業参観を見て、そんなことを考えました。

 

また、学校でクラスの全員が同じことを同じペースで学ぶというのも、全員にとっていいことなのか分かりません。

同じことを聞いても、すっと理解できる子もいれば、そうでない子もいるでしょう。

一人の子の中でも、この部分はさっと理解できるけど、この部分はよく分からないとか。

じっくり何度も聞いたり、違う言い方をしてもらったり、納得できるまで時間をかければ、理解できることもあるでしょう。

 

集団生活だから、びしっと同じことをする。ごはんも同じ時間で食べる。

同じ年齢だから、みんな同じことを勉強する。

そういう、同じことがいいこと、そろっていることがいいこと、みたいな価値観が学校からなくなるといいな。

 

それが私のエイプリルドリームです。

 

 

お読みいただきありがとうございました(*^^*)

 

 

トイレマーク、どうなっていくの?

 

男女を色で分けるのは減っていく傾向

最近、ジェンダーへの関心から、「男の子は青とか黒で女の子は赤とかピンクっていうのをやめていこう」という流れがありますね。

次女が通っている幼稚園でも、今は、「男の子は紺色、女の子は赤色」のバッグですが、今後は男女同じ色にする予定だそうです。

ランドセルも、以前は、「男の子は黒、女の子は赤」でしたが、今は様々な色が用意されていますね。黒、紺、茶色、赤、ピンク、ラベンダーなどなど。長女のお友だちには、「白」という子もいました。

色だけでなく、制服のかたちでも、女の子でもスカートではなくズボンが選べるようになっているところも出てきているみたいですね。

 

トイレの表示どうなるの? 

みんなが好きな色や服を身につけられるようになるのはとってもいいことだと思います(*^^*)

でも、こういう区別で、最後に残るのがトイレの表示かな?と思いました。

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トイレの表示って、たいていピクトグラムで、男性用はズボン姿で青か黒、女性用はスカート姿で赤で表されていることが多いですね。

色は同じで、カタチだけちがうところもあるかな。

 

こういうの外国ではどうなのかな?と気になって調べてみました。

こちらのサイトを参考にさせていただきました。

www.kaigaikakibito.com

オーストラリア、香港、マレーシア、インド、フィリピン、オーストリアタヒチ、タイの例が紹介してありました。

「男性が青又は黒、女性が赤」という色分けは一般的ではないんですね!

ほとんどの国で色分けは特にされていなくて、服や髪型のちがいで表されているようです。

(トイレの男女の色を入れ替えて、どのくらいの人が間違えるかを試した実験が行われ、男女のマークはそのままで、男性を赤色、女性を青色とした場合、日本人の大半が間違ったトイレに入ったのに対し、外国人はこの間違いをするケースが少なかったそうです。)

また、海外で色分けをしていないのは、色覚弱者への配慮といった観点もあるそうです。

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なぜ日本は色で分ける?

男女のトイレのピクトグラムがつくられたのは、東京オリンピックがきっかけだったそう。

世界中の人が文字ではなく、パッと見て分かるようにということから考えられました。

男性はズボン姿、女性はスカート姿のカタチに決まったものの、男性がスカートを履く国もあるから、色でも区別しようということになったようです。

 

トイレマークの今後は?

今後、「女の子だからって、必ずしもスカートを履くってわけじゃない。」となってくると、だんだん男女のマークをどう区別したらいいか分からなくなってきます。

トランスジェンダーの方がどのトイレを使うかについても、最近は話題になることがありますね。

マークって、それぞれのグループの特徴を抽出して一般化して表すものなので、個々の人を尊重しようという流れとは反対になるのかなと。


こうなると、「今の男女のことではありません。昔はこうでした。」ということで、「男性はシルクハット、女性は淑女っぽい帽子の絵」、日本風だったら、「男性はチョンマゲ、女性は髷にかんざし」のようなものが主流になるのでしょうか。

 

今後のトイレマークがどうなっていくのか、楽しみです。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

【HSC】小学校1週目の様子(木曜日にストレスのピーク)

長女、小学校に通い始めて1週目の様子を書いておきます。

月曜日

月曜日。初めての登校日です。
朝はお父さんと一緒に登校。
集団登校ではないので、1年生はみんな親や兄姉と一緒に来ていました。
幼稚園では制服だったので、好きな服を着ていけることが嬉しそうです。ランドセルにさまざまな袋をぶら下げて、「行ってきます。」と笑顔で登校していきました。
 
お父さんによると、登校中は、もくもくと歩いていたそう。
横断歩道で旗を持ってくれているおじさんの「おはよう!」の横を固い顔で通り過ぎ、校門で待つ校長先生の「おはようございます!」の横も黙って通り過ぎて、玄関を入っていったようです(^^;
(幼稚園時代も、朝の挨拶を元気にする方ではなかったので、いつもどおりと言えばいつもどおりです(^^;)
 
月曜日、火曜日はお昼までです。帰りは近くの子たちと集団下校です。
近くのマンションの子3人と一緒に帰ってきました。
親の姿が見えると、ほかの子と一緒に走ってきました。
「楽しかった!」と言って、学校での様子をいろいろ話してくれました。
 
先生やクラスの子の話をしたり、明日の用意をしたり。
夕方になると、「歯が抜けそう、ぐらぐらする、痛い。」とよく言っています。
下の前歯2本は生え変わっていますが、他の歯が順番に抜ける時期で、少しぐらぐらしてきているのですが、それに違和感があるのでしょうか。
春休み中も「歯が痛い。」と言うことがあり、歯医者にも行きましたが、虫歯などはなく、歯がぐらぐらするのが気になるのでしょうということでした。
 
「吐きそう。」とか、吐くまねを何度かすることもありました。今までなかったことです。
本当に吐くことはなく、不安の表現でしょうか。
 

火曜日

この日もお昼までです。朝お父さんと歩いていき、帰りは集団下校で帰ってきました。
帰ってくると「楽しかった!」と言い、学校であったことを話してくれます。
「歯が痛い。」と「吐きそう。」はあいかわらず言っていました。
 

水曜日

朝「お母さんと行きたい。」と言って、私と歩いていくことに。
「今日は途中までで大丈夫かも。ひとりで行けるかも。」と言ってましたが、結局最後まで一緒に行きました。
親と一緒に来ている子もまだいるし、もう一人で来ている子もいました。
 
今日から給食開始です。小学校も、初日は食べやすいものをと考えてくれているのか、献立はカレーでした。
「おいしかった!」と帰ってきました。ほっ。
折り紙で黒板とチョークをつくって小学校ごっこをしたり、クラスの名簿を見て、この子とお友だちになった、などと教えてくれます。
 
夕方、担任の先生から電話がありました。
「学校では楽しそうにしていますが、家での様子はどうですか。」と聞いてくれました。
家でも楽しそうに学校の様子を話してくれること。
今のところ、何かイヤなことがあるとは言っていないこと。
家では少し不安定なことを伝えました。
「また何か気づいたことがあったら連絡します。おうちでも何かあったら教えてください。」と言ってくれました。
長女は担任の先生がとても好きみたいで、電話があったのも嬉しそうでした。
 

木曜日

朝、また私と登校しました。ほかの子と距離が近くなると、「靴が気になる。」と言って立ち止まり、距離をとろうとしたりします。
私もそういうところがあるので、なんだか分かります(^^; 
そのあたりの感覚は、大人と同じ感じなのでしょうか。
 
15時すぎ帰宅。
「給食のチキンライスおいしかった! けど、ひと口しか食べられんかった。」
コールスローサラダが嫌やって、それを少しずつ食べてたら、時間が終わっちゃった。」
と言うのでびっくり。「先にチキンライスを食べちゃだめなの?」と聞くと、
「野菜も食べないとダメだし、最後に好きじゃない味で終わるのがイヤ。」ということでした。
「そしたら、最初に好きなのを半分食べて、それから好きじゃないのをがんばって食べて、最後に残してた半分を食べたら?」と提案しました。
来週は、『ほうれん草のおひたし』や『もやしのあえ物』など、子どもにはけっこうなチャレンジメニューが出る予定です。
夫は、「鼻をつまんで食べる方法を伝授するわ。」と言っています(^^;
 
給食の話が終わったあと、「足がかゆい。」と言うので靴下を脱がせてみてみると、 足の甲全体が膨れています。
足の甲と足指、足首あたり全体にじんましんが出ていました。
私も仕事をしていたとき、ストレスがかかるとよく全身にじんましんが出ていたので、「あのじんましんと一緒!」と記憶がよみがえりました。

お風呂に入るときに見ると、おなかの左右にも出ていました。
 
「歯が痛い。」の訴えもひどく、ずっと歯が痛いと泣いています。
「歯医者行きたい。全部抜いてほしい。」と泣きます。
YouTubeやテレビを見ているときは痛みを忘れるみたいなので、いつもはチケット制にしているYouTubeも、「チケットいらんから見ていいよ。」と見せておきました。 
 
金曜日は校内遠足の予定です。1年生歓迎会があって、そのあと校庭でシートを敷いて6年生とお弁当やおやつを食べたり、一緒に遊んだりするそうです。
それを「すごく楽しみ!」と言っていたのですが、新しい環境の疲れと遠足の緊張などがあったのでしょうか。
「明日行きたいけど、休んでもいい?休んだら、家で遠足する。」と泣きながら言っていました。
毎日、「楽しかった!」と帰ってくるけど、やはりけっこう疲れているんでしょう。
布団に入ったら、泣きながらですが、すぐに眠りました。
 

金曜日

朝、「歯が痛い。」繰り返しています。
あえて、どうしたい?とか、休む?とか聞かずにいました。
いつもどおり、朝ごはんを食べたり、検温をしていると、
「歯が痛いー。でも、行けないほどじゃないんだけど。」と変化が。
楽しみな方が勝ったんでしょうか。
 
ランドセルの中のお弁当やおやつを確認して、お父さんと出発しました。
 
14時すぎ帰宅。
どうだった?と聞くと、「今日がいちばん楽しかった!」と言っていました。
ただ、「おやつは時間がなくて食べられんかった。」
あらら。お弁当を全部食べたら、おやつの時間が残っていなかったようです。
小学校の時間の流れに慣れるまで、好きなものを時間内にいかに食べられるようにするか、作戦が必要ですね(*^^*)
 
家で、妹と一緒にきゃあきゃあ言いながら、遠足のおやつを食べました。
「歯が痛い。」はもう言ってません。
小学校ごっこしたりして、新しい生活を楽しんでいるところもあるみたいです。
 

まとめ

このほかにも、曜日は忘れてしまいましたが、2回鼻血を出しました。
前よりも、お母さんにべったりなところもあります。
毎日が新しいことだらけで、やはり刺激が多いのでしょう。
家で好きなことをしてダウンタイムをとったり、早めに寝て十分睡眠をとるように気を付けています。
 
来週はどんなことが起こるでしょう。
こちらも睡眠を十分とって、穏やかに対応できるように備えたいと思います。
 
お読みいただきありがとうございました!
 
 
 

【HSC】長女、小学校に入学しました(前夜、不安に襲われる)

 

入学式前夜

入学式に着る洋服も用意できた。

持ち物もチェックした。

さあ、早く寝ようね、と歯磨きをしようとしたところ。

長女、泣き出しました。

「お母さんと一緒がいい。明日嫌になってきた。急に不安になった。」

 

昼間に入学式の日の流れを説明していました。

下の子を幼稚園に送ったあと、家からお父さんとお母さんと3人で歩いていこうね。

小学校の玄関にクラスが貼りだしてあるから、そこで何組になるか確認して、一緒に教室まで行くよ。

教室まで行ったら、先生とお友達がいるから、そこでバイバイして、お父さんとお母さんは体育館にいるからね。

クラスのみんなと先生と一緒に体育館に来て、入学式に出るんだよ。

という感じです。

 

その説明を思い出して、急に不安になったのかもしれません。

それまでは、入学式の服にルンルンしたり、ランドセルに何か入れたり、開け閉めしたりと楽しそうにしていました。

お泊り保育のときもそうでしたが、楽しみの方が大きくて、そちらのことばかり(今回だったら、新しい服とかランドセルとか)考えていたけど、直前になって情景を想像しはじめ、一気に不安になる感じでしょうか。

 

 「お母さんとずっと一緒がいい。それでもいい?」と聞いてきます。

教室に入るとき、「一緒がいい。」と言って親から離れない、という情景が浮かびます。 うちの子だけ泣いてる、とか。しがみついて離れないのを先生たちと説得する、とか。

 

でもまあ、それならそれで仕方ないですね。

「ずっとお母さんと一緒でもいいよ。先生に相談してみようね。」と言いました。

 

このあたり覚悟については、『HSCの子育てハッピーアドバイス』の中の、

「他の子と違う子の親になるなら、他とは違う親になる覚悟が必要です。」

というところに勇気をもらっています。

 

自分の子が他の子と違ってもいい、自分は他と違う親でいい、と覚悟を決めることで、他の人からどう見られるかということは忘れて、自分の子どもに集中できる気がします。

 

歯磨きを中断して、『小学生になったら図鑑』を一緒に見ました。

入学式のページもありました。

「子どもたちが前に座って、お父さんとお母さんは後ろだね。」とか、「前に会った教頭先生いるかなー。」とか話をしました。

歯磨きをしている時は、まだ泣いていました。

布団に入って、「教室はどんなんかな。6年生とかが来てくれるのかな。コロナだから、手をつないだりはしないかな。担任の先生は男の先生かな、女の先生かな。」などと話をしました。

 

長女、「卒園式の時よりもっとドキドキしてきた。すごい不安。卒園式みたいに、前で話すのはない?」と聞いてきました。

幼稚園の卒園式で、壇上で証書をもらったあと、幼稚園で楽しかったことを一人ずつ大きな声で言うのがありました。

それを心配していたんでしょうか。

 

「入学式は、お話聞くだけだよ。前で一人で話すのはないよ。

卒園式の時は、お友だちも先生もみんな知ってるし、卒園式の時はいっぱい練習したから、そのときより不安なのは当たり前だよ。」などと話しました。

 

長女、「そうなんだ。なんとなく、いけそうな気もする。」

と泣きやみ、しばらくして、落ち着いて寝始めました。

  

今のところの対処法としては、本を見たり詳しい情報を伝えたりして、なるべくプラスの情景を描かせるということでしょうか。

 

入学式当日

朝、入学式用の服に袖を通し、鏡を見て嬉しそうにしています。

「やっぱりちょっと怖い。」とか言いながらも、行かない、と言い出すこともなく、無事に家を出ました。

 

クラス分けでは、幼稚園のお友だちが3人も一緒のクラスでした。

後で聞いた話では、毎年クラス替えがあるそうで、もしかしたら、1年生のときは、同じ園の子を同じクラスにするという方針なのかもしれません。

 

一緒に教室まで行き、そこで親と離れることになります。

今日一番の難所です。

 

教室に着くと、教壇で男の先生が『バーバパパ』の絵本を読んでくれています。

早く来た子から、席に座って静かに聞いていました。幼稚園のお友だちも見つけました。

お手伝いの先生の説明を受けて、棚にランドセルを置き、自分の机に座ると、笑顔で手を振ってきました。

大丈夫そうです。

 

入学式でも、ずっと落ち着いて座っていることができました。

幼稚園のお友だちと一緒に写真も撮って、ニコニコ帰ることができました。

 

入学式では、教頭先生が開式の言葉や注意事項お話しするところがあり、娘も「教頭先生もいたねー。」と気づいたようでした。 

 

担任の先生は、教頭先生と話をしに行った時に同席してくれた若い男の先生でした。

その時は、担任になると話すことはできなかったのでしょうが、一緒に話を聞いてもらえていたことが分かり、とてもありがたいです。

娘も、担任の先生が教室に入ってきた時、「あっ、あの時の先生だ。」と分かったようで、それも安心につながったのかもしれません。

 

今のところ

その後、午前中までの授業が2日ありました。

「新しいお友だちができたよ。」とか、「○○くんが怒られてた。」とか学校での様子を教えてくれます。

今のところ、朝も「ランドセルが重いー。」などと言いながら、機嫌よく登校しています。

 

次の関門は給食です。ひとつひとつ新しいことに挑戦ですね。

 

 

お読みいただきありがとうございました!

 

 

【HSC】入学前に小学校にHSCのことを伝えてきました

長女、もうすぐ小学校入学です。

以前から、娘の敏感さを伝えるため、就学サポートノートを準備していました。

 

【HSC】小学校入学準備 就学サポートノートを書いてみよう - 娘はHSC ~親ができそうなことをやってみた~

【HSC】まずは先生に言ってみるところから - 娘はHSC ~親ができそうなことをやってみた~

 

今日は、小学校に電話したときのこと、用意した資料、小学校での面談のことを書きたいと思います。

 

 

小学校に電話

入学する予定の小学校に電話して、事務の方に、入学前に『就学サポートノート』を渡しておきたいと伝えてみました。

事務の方がつないでくれたのは、教頭先生!

事務の方に書類だけ渡しに行く感じになるかな?とも思っていたので、教頭先生が対応してくれるということにちょっと緊張しました。

教頭先生には、電話で以下の点を伝えました。

・4月から入学予定であること

・においに敏感なこと、先生の大きな声やほかの子を注意する声が怖いこと、それらが原因で幼稚園に行けないことが時々あったこと

・娘の特徴と今まで行ってきた対応を書いたものを準備しているので、それを渡しておきたいこと

 

教頭先生は、「なるほど、なるほど。」と聞いてくださり、日程を合わせて、小学校に資料を持っていくことになりました。

 

用意した資料

小学校に渡すために用意した資料は4種類です。

① 就学サポートノートのひな型にあった「プロフィール」の紙 

② 私がつくった娘の特徴と家で行っている対応を書いた紙

③ 幼稚園の担任の先生に書いていただいた幼稚園での様子と幼稚園で行った対応を書いた紙

④ 『HSCの子育てハッピーアドバイス』の本の『学校の先生のために』という章のコピー(12枚)

 

 ①の「プロフィール」には、

名前、愛称、写真、連絡先、保育・教育歴、

支えてくれる人、

就学に向けた保護者の願い

の欄があったので、それぞれ記入しました。

 

写真は、長女がにっこり笑っているものを貼りました。

小学校でも、これだけ笑ってほしいなーと思って。

先生方に、「自分を出せる環境にいれば、これくらい笑う子なんですよ。」と知ってほしい気もして。

 

「支えてくれる人」の欄には、

父、母、妹、祖父母、幼稚園の先生、幼稚園のお友だちとお友だちの父母

と書きました。

 

「就学に向けた保護者の願い」には、

学校では、家ではできない貴重な経験ができると思っています。

できるだけ恐怖心や不安を感じることなく、安心して新しいことに挑戦したり失敗したりする経験をしてほしいと思っています。

と書きました。

 

教頭先生と面談

長女と次女を連れて、小学校に行きました。

どんな格好をしていけば?とちょっと考えましたが、

ブラウスと黒いカーディガン、紺のパンツという硬すぎずくだけすぎずな感じで行きました(^^; 。

小学校に行くと、教頭先生と昨年低学年の担任をしていたという若い先生が2人で対応してくれました。

 

会議室で、持って行った資料を渡すと、教頭先生が、一行一行確認しながら、じっくり読んでくださいました。

 

給食については、完食を強要することはなく、一度全員に同じだけ配膳したあと、減らしてほしい人は先生のところに並んで減らしてもらうことができるという説明をしてくれました。

 

掃除の雑巾や対人関係については、実際の場面になってみないと分からないところもあるので、始まってみて方法を考えたり、担任の先生が発表になってから、担任の先生と一緒にまたお話ししましょうということになりました。

 

「HSC」という言葉については、教頭先生も若い先生も、初めて聞いたという感じでした。

 

ただ、「自分が怒られているのではなく、ほかの子が怒られていても怖いということはありますか。」とこちらが説明するより前に尋ねてこられたりして、そういう訴えをする子はいるような感じでした。

また、「HSCという言葉は出なかったけれど、すごく繊細ということで、学校に来られていない子が一人いる。」とも教えてもらいました。

 

全部で30分くらいで終わりましたが、とても丁寧にお話を聞いてくれて、話してみてよかったと思いました。

 

まとめ

小学校にお話しする時期については、担任の先生が分かった後でもいいかなとも思ったのですが、小学校が始まってしまうと、先生方もいろいろな対応で余裕がなくなってしまうと思うので、春休みのうちに伝えられてよかったと思います。

 

私としては、「小学校は幼稚園と全然ちがう怖いところ!」みたいな感じがしていたのですが、教頭先生も若い先生も、穏やかに丁寧にこちらの話を聞いてくださったのがなによりありがたかったです。

これからの小学校生活、「本当に小学校通い続けることができるか?」と心配な部分はやはりありますが、なにかあれば、先生方と相談しながら過ごしていけたらいいなと思いました。

 

そして、先生方がHSCのことを知ってくれて、他のお子さんのことも気にかけてくれたらうれしいなと思います。

 

 

お読みいただきありがとうございました(*^^*)

 

DVは支配関係 DVの相談を受けたときにできること

 先日、幼稚園のお友だちのお母さんたちとお話しする機会があり、その中のお一人が

  夫から言葉の暴力を受けている

というお話をされました。

 

明るくて、よくしゃべるお母さんで、以前にも、「もう、うち離婚しようかな。」などと冗談まじりに話していたことがあります。

ですが、今回聞いた話では、もっと深刻な様子でした。

そのお母さんは、すでにDV相談窓口に相談されていて、支援も受けているそうです。

そのとき話を聞いた私たちも、応援していくつもりです。

 

私は、以前DV関連の勉強会に出たことがあり、そのお母さんにも、そのときの資料をまとめたものを渡そうと思っているので、こちらでも共有したいと思います。

 

勉強会でもらった資料とその時の自分のメモなどから書いています。

 

 

DV(ドメスティック・バイオレンスとは

配偶者やパートナー、恋人間など、親密な関係にある男女間における暴力。

身体的な暴力だけでなく、精神的、社会的、性的、経済的、子どもを利用した暴力がある。

 

DVは、けんかなどではなく、支配関係がある状態。

話し合って物事を決めることができない関係、相手の顔色を見て従属する関係になっている。

 

最初は自分で選んで始めた関係であることから、親や親しい人にも相談できないことが多い。

当事者にとって、支配関係が日常になってしまっているので、外から見て「なんでそこから逃げないの」ということが分からなくなっている。

自分でも支配構造だと気付きにくいという特徴がある。

 

DVの具体的な態様と被害者に与える影響

身体的に危害を加える暴力

態様:殴る、蹴る、刃物で傷つける など

被害者への影響:けがをする、命を奪われる、恐怖心を与えられる

精神的な暴力

態様:大声で怒鳴る、脅す、物を壊す、馬鹿にする、罵倒する など

被害者への影響:相手の価値観を受け入れないと生き抜いていけないことから、自己肯定感が低下する、自信を失う、罪悪感を抱く、混乱する、心が壊れる

性的な暴力

態様:望まない性交渉、避妊をしない、裸の写真を撮る、結婚前の性経験を話させる など

被害者への影響:強い「恥」の意識を持つ、自尊感情が低下する、人に相談できず孤立する

社会活動を制限する暴力

態様:外出させない、監視する、行動を指示する、仕事をさせない

被害者への影響:自由な行動ができない、社会から孤立する、人間関係が築けない、経済力が持てない

経済的暴力

態様:生活費を渡さない、買い物をチェックする、家計簿を細かくつけさせ逐一チェックする、年金保険料を払ってくれない

被害者への影響:経済力が持てない、相手に依存するしかなくなる、自由に行動できない、日々、力関係を確認させられる

子どもを利用した暴力

態様:子供を虐待する、子どもに女性を非難させる、子どもの目の前でおとしめる

被害者への影響:従属を強いられる、孤立させられる

 

DVと子ども

子どもへのDV

・直接的なDV、虐待

DVが起きている家庭の多くでは、子どもも暴力の直接の対象になっている。

(身体的な暴力、怒鳴られる、罵倒される、行動を制限されるなど。)

 

・間接的なDV、面前DV

暴力を目撃したり、物音や声を聞いたり、被害者がけがをしたり家の中が荒れた様子を見ることで、心理的な被害を受ける。

加害者が子どもに対し、被害者に暴力をふるったり、罵倒したりするよう強要することもある。

 

DVが子どもに与える影響

・一方が他方を支配する関係を学ぶ

・物事の解決方法として、暴力を選ぶことを学ぶ

・暴力の中で、不安や恐怖心を抱えているため、自分の感情や意思を抑え込み、子どもとしての発達、成長が阻まれていることが多い

(生き生きとした感情表現が乏しい、「聞き分けがよい子」としてふるまう、親やほかの兄弟に暴力をふるう、学校や園でほかの子どもに暴力をふるう、不登校や引きこもり、抑うつ摂食障害、万引きや売春行為)

 

DV加害者の特徴

・問題飲酒、薬物依存、暴力的な性格が原因であることは少ない

 年齢、学歴、職業、社会的地位とは関係なく、「普通の人」がほとんど

 (職業は、公務員、教師、会社員、医師、自衛隊員、お坊さんなど様々。)

・パートナーに対する執着心が強い

・「家族の中ではお父さんが一番えらい。尊重されるべき」というような価値観から、「パートナーは、自分の要求を受け入れ、従属すべきもの」という考えが強い

・自分の非を認めない、自己正当化し、相手に責任転嫁する、自分に向かって対等にものを言ってくることが間違っていると思っている

・暴力を容認する考えを持っている

・パートナーに味方する者(親族、友人、支援者、弁護士など)に対し、攻撃性を示すことがある

・ほとんどの場合、DVの加害者であることが分かっても、社会的立場や収入はほぼ変わらず、処罰を免れている

 

★DVは、被害者が引き起こしている問題ではない。

加害者が持つ「自分は相手を思いどおりに支配・管理しても許される」という価値観や考えによって起きている問題。

この加害者の価値観は、社会の構造によって支えられている

  ・男性優位、男性中心の社会の現状

  ・女性はサポート役、従属的な立場という考え方

  ・暴力を容認する意識

  ・女性が経済的自立ができにくい社会構造 など

 

DV被害者への支援

 まずは、加害者との間に物理的な距離をとり、安全な生活を取り戻せるようにする

 ➡ 主に、警察、支援団体による支援

同居している場合の安全対策の知識の提供

逃げるタイミングと場所の選定、シェルターの提供、子どもの見守り、

裁判所による接近禁止命令の手続きの支援、

生活費、住居、子どもの転校等の行政手続きなど生活再建のための支援など

 

安全、安心な生活をしていく中で、本来の自分の生き方を見い出せるようにする

 ➡ 主に、支援団体、医療機関による支援

DVに関する正しい知識の提供、

医療機関への受診、カウンセラーなどによる心身の回復に向けた支援

孤立化の防止、社会とのつながりの回復

子どもに対しても、親のついでではなく、DV被害の当事者としての支援を行う

 

離婚、年金などの法的な手続きに対する支援

 ➡ 主に、弁護士などによる法的な支援

生活費や子どもと加害者の面会交流の問題への対処

 

 

自分がDVの相談を受けたときにできること

・被害者の言うことを信じる、気持ちを受け止める、そのことを伝える

「あなたが悪いのではない」

「DVは暴力であり、人権侵害です」

  被害を軽視しない、無視しない

  被害者の落ち度のような言い方をしない

  被害者に「話し合えば何とかなるのでは」と言うことも、二次被害になりえる 

 

・DVの相談窓口に関する情報を提供する

 本人の了解を得た上で、相談窓口に連絡する

 被害者が希望するなら、相談窓口に行くときに同行する

 

・危険がないよう気をつけた上で、被害の状況を書き留めたり、記録したりすることをすすめる

 

まとめ

話をしてくれたお母さんは、「相手の話を聞いていると、だんだん、自分がおかしいのかな、相手の言っていることが正しいのかな、と分からなくなってくる。」と言っていました。
また、「自分が我慢すればいいのならするけど、子どもに対しても、ひどいことを言うようになってきているし、エスカレートしてきているのが怖い。」と言っていました。

 

DVは、外から気づきにくい犯罪です。

DVでけがをしても、被害者が病院に行かなかったり、病院に行っても、暴力を受けたとは言わないことが多いそうです。

また、家の中で行われる言葉の暴力などは、外からは非常に気づきにくいことや、「家族は仲良く、家族の絆が大事」という社会の規範から、被害者が言い出せないということがあります。

だからこそ、最低でも、被害者が被害を打ち明けてくれたとき、受け止めて、支援につなげられるようにしたいですね。

 

お読みいただきありがとうございました。