娘はHSC~親ができそうなことをやってみた~

長女はほぼ間違いなくHSC(とても敏感な子)。次女もおそらく。夫と私はHSPです。うちでの試行錯誤を書いていこうと思います。

「また来てほしい!」と言われる読み聞かせボランティア・読み方・おすすめ本・失敗談

子供が小学校になると、学校で読み聞かせのボランティアを募集していませんか。

私は2年間読み聞かせボランティアをやって、「また来てほしい!」と子どもたちから言われるようになりました。

私がやってみたこと、おすすめの本、失敗談もご紹介します。

 

こんなこと考えて読んでます

私が読み聞かせの準備のときに考えるのは、子どもたちがただ聞くだけじゃなく、子どもたちに声を出してもらうこと、一緒に参加してもらうしかけを考えています。

 

学校って、黙って先生の話を聞く、じっとしておくことが多いので、先生じゃない保護者がやる読み聞かせの時間ぐらいは、にぎやかに自由に発言したり、わくわくざわざわなってほしいなーという気持ちがあります。

また、自分としても、子どもたちの反応があった方が断然やりやすいです(*^^*)

 

また来て!と言われるしかけ

そういうことを考えて、やってみたしかけをご紹介します。

 

・絵本を読んで、絵本の内容についてクイズを出す

・絵本を読むとき、わざと間違えて、子どもたちに突っ込んでもらう

・絵本の中の言葉を一緒に言ってみる、動く、やってみる

・何冊か持って行き、どれを読むか子どもたちに決めてもらう

・絵本の内容について、子どもたちの経験を話してもらう

 

読んだ本と子どもたちの反応

読んだ本と子どもたちの反応を書いておきます。

まったく同じ本にしなくても、本を探したり、読むときの参考にしてもらったらうれしいです。

 

低学年

【そらまめくんのベッド(なかやみわ)】

図書館で大型絵本を借りていきました。

読む前に「あとで本の中からクイズ出すから、よく見といてね」と言っておきます。

絵本の中に出てきたものについてクイズ。

「どんな虫がいた?」「グリーピースくんのベッドはどんなんだった?さやえんどうさんのは?」「どんな楽器があった?」「最後のページのあと、どうなると思う?」など。

(準備のために自分でも絵をじっくり見ましたが、絵本って、お話に関係あるところ以外にもいろんなものが描かれているんだなーと発見になります。)

みんな口々に答えてくれました。

低学年の子たち、めっちゃ反応してくれるので、こちらもうれしいです。

 

【もこもこもこ(谷川俊太郎)】

擬態語が楽しい絵本。

文字の部分を付箋とマスキングテープで隠していって、「みんなでどんな音がしそうか考えて言ってみて」というのをやりました。

この日はちょっと失敗で、「この本もってる!」という子がいて、その子が全部本のとおりのことを言ってしまう💦

それだけいっぱい読んで覚えてるって素晴らしいことです(^^;

でもまあ、ほかの子も「ここはバーンって感じ」「ぽちょ、かな?」とか反応してくれました。

日本語って擬音語、擬態語が楽しいですよね。

子どもたちとそれを楽しめればいいかなと思います(*^^*)

 

スイミー(レオレオニ)】

読んだのは3年生で、2年生のとき学校の学習発表会でスイミーの音読劇をやった子たち。

スイミーのひとつひとつをだいたい覚えているという前提で読んできました。

「練習してきたけど、読み間違えちゃったら教えてね」と言って、1ページに1まちがいぐらい盛り込んで読んできました。

たとえば、

 小さな魚のきょうだいたち→ 大きな魚のきょうだいたち

 コンブやワカメの林→ モズクやメカブの林

 そのときスイミーは見つけた→ そのときピグミンは見つけた

 そうだ!→ パンダ!

などなど。

みんな目キラキラして突っ込んでくれました。

子どもって、大人の間違い指摘するの楽しそうです(^^;

最後のページはみんなで声を合わせて読みました。

 

(間違った読み方の全文は、こちらのエントリに入れています↓)

スイミーについて考えたことはこちら。

jibunmatome.hateblo.jp

この時は、子どもたちスイミーについて子どもたちがほぼ覚えているという状態でしたが、ふつうはそこまで覚えていないかなと。

そういう場合は、みんながよく知ってる話、たとえば「おおきなかぶ」「ももたろう」などで「かぶ」を「かぼちゃ」とか、株をひっぱる動物を変える、桃太郎のおともの動物を変えるとか、そういうことができるかなと思います(*^^*)

 

そうやって桃太郎を読んだ日もありました。

 

【桃太郎(新・講談社の絵本)】

桃をみかん、犬をねこ、などと間違えて読んで、突っ込んでもらいました。

この本については、絵がものすごく特徴的。

日本画家の方が描かれたとか?

表紙を見せたとたん、「かっこいい!なにそれ!」と絵だけですごい力。

なので、間違えるのは最初だけにして、あとは絵を味わいながら普通に読みました。

みんな絵の周りに寄ってきて、「この鬼の色すごい」とか、本自体にすごく食いついてくれました。

 

【みえるとかみえないとか(ヨシタケシンスケ伊藤亜紗)】

目が見えない人ってどういう感覚なのか、どんな生活をしているのか?

ちょっと重くなりそうなテーマですが、さすがヨシタケシンスケさん、おもしろく伝えてくれます。

普通に読んでもググっと集中してくれます。

 

この日は、読み終わったあと、みんなで少しレクリエーション。

「目をつむったまま、お道具バッグからクーピー出せる?」

お、みんなわりと簡単に出せてます。

「お道具バッグは机の左にかける」と決められているというのもあるんでしょう(^^;

 

それからもう一つ。

「目をつむったまま、赤色のクーピー出せる?」

見えないと、色が分からないよね。むずかしいよね!

ということで終わろうと思ったのですが、3分の1くらいの子が「できた!」と取り出せてました。

何でできるの?と、こちらがびっくり。

クーピーの箱に書いてある色の順番が、赤がはじっこ。

そのとおりに並べていて、それをわかってる子は、目をつむったままでも取り出せたようでした。

うちの長女も取り出せてました。

家に帰って聞くと、「緑とかだったら無理だったかも」ということでした。

次にやるなら、赤と緑、両方やってみると楽しいかも、と思いました。

 

高学年

高学年では、

・どの本を読むか、子どもたちに決めてもらう

・読む前に、その本のテーマについて自分の経験を話してもらう

というのをやってみました。

 

【世界を変えた100人の女の子の物語】

国際女性デー(3月8日)の近辺の読み聞かせの日に読みました。

でも最初にそれを言っちゃうと、なんか道徳っぽくなっちゃうので、女の子もこんなワクワクする仕事している人いるよ!という紹介のような形で入りました。

海賊、スパイ、古生物学者、宇宙飛行士

などなど。

事前にいくつか(この日は3つ)ピックアップしておいて、どれにするか子どもたちに決めてもらいました。

代表の子のジャンケンの結果、ナスカの地上絵を発見し研究した女性マリア・ライへのところを読みました。

 

【社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!(ちきりん)】

5年生に読みました。

読み聞かせの前に、「海外旅行行ったことある?」と聞くと、7、8人手が上がりました。

ハワイ、シンガポール、フランスなど。

コロナの前に行ったのかな?意外と多くてびっくりしました。

「フランスってサッカーのエムバペの?」などと子どもたち同士でワイワイお話。よかったです(*^^*)

 

失敗としては、来年度、お札が変わるしということで、「伊藤博文がお札から消えたワケ」というところを読んだのですが...。

(お札に描かれている図柄は、その国の歴史、他国との関係、宗教などが反映されているという考察。すごく面白いです)

なのですが、5年生ってまだ歴史やってないみたいで💦 塾に行ってる子や歴史好きな子は興味をもってくれたみたいですが、全体的に、まだ難しかったかな?という反応でした。

今後何かのひっかかりになればいいなということで、種まきとしてヨシとします(^^;

 

自分の子がまだ低学年なので、高学年に読むものは選ぶのが難しいです。

ほかの方の話を聞くと、「高学年は勉強も難しくなって、生活面も忙しいから、小さいときに読んだ懐かしい絵本でリラックスしてもらうのもいいよ」と教えてもらいました。

なるほど。高学年だから読みごたえがあるもの、じゃなくていいんですね。

 

読むだけで精一杯!でも大丈夫な絵本

子どもたちが楽しそうにしてくれるので、クイズとか読み間違えとかやりたいけど、正直準備がしんどいときもあります。

最近絵本の講演を聞きに行って、いい本を教えてもらいました。

 

【ねえ、どれがいい?】(ジョン・バーニンガム)

 

本の中にもう「どれがいい?」という呼びかけが書いてある😁

「たべなきゃならないとしたらどれがいい?

クモのシチュー、 カタツムリのだんご。

むしのおかゆ、ヘビのジュース。」

こんな感じのがたくさん。絵はほっこりかわいい系です。

子どもたちすごく楽しんで答えてくれるみたいです。

私も次これを読んでみようと思います。

 

読み聞かせボランティア、楽しんでやってみてくださいね。

ではでは。

 

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小3長女、オルソケラトロジー視力矯正で0.2→1.2!

こんにちは。

小3長女、小学校の視力測定で視力が落ちていると通知が来ました。

(学校って、こういう検診を定期的にやってくれるのはすごくありがたい。

学校に行く大きなメリットですね(^^;)

 

長女に「黒板見えにくくない?」と聞くと、「別に全然見えにくくない」という答え。

そうなん?

学校の検診結果だと、「0.3〜0.6」という範囲なので、どれくらい見えているのかいまいち分からず。

しかし、家で注意して観察していると、テレビを見てる時など、目つきが悪くなっているのを発見。

あらら、やっぱり何かしないとダメだわ。

ということで、今回長女がオルソケラトロジーの視力矯正を始めましたので、今日はそのことを書きます。

 

1 オルソケラトロジーとは何か?

オルソケラトロジーという視力矯正法をご存じでしょうか。

ChatGPTさんに説明してもらいます。

概要:

オルソケラトロジーは、特別な硬いコンタクトレンズを角膜に装用することで、角膜の形状を変え、光の屈折を調整する方法です。

これにより、近視(近視、遠視、または乱視)の視力を一時的に改善します。

通常、これらの特殊なコンタクトレンズは夜間に装用し、日中はレンズを外して視力を補正します。

角膜の形状を維持するために、定期的なコンタクトレンズの使用が必要です。

ざっくり言い換えますと、「オルソケラトロジー用のハードコンタクトレンズ」というのがありまして、夜はめて寝てると、寝ている間に角膜の形をいい感じにしてくれて、朝になって外しても角膜の形が矯正されているので、裸眼でもよく見える!というもの。

ただ「一回はめて寝たらOK!」いうのではなくて、「継続的に夜はめて朝はずして」という生活になります。

 

2 なぜオルソケラトロジーを選んだか?

私自身、小学生のときから視力が悪く、小学校高学年からずっとメガネ。

高校生になってコンタクト、以後ずっとコンタクトか眼鏡の生活。

そして今もまだ視力が悪くなり続けている。

で、視力についてはいつもモヤモヤしていたところ、オルソケラトロジーを知りました。

 

『コンタクトは夜付けて寝なさいーナイトコンタクトと視力回復法』本部千博 著

昼間裸眼で過ごせる!それはすごい!

コンタクトだと、目にゴミが入ると激痛、落としたことも何度かあります。

目が乾燥したり、ずれたりも。

メガネだと、視界が狭い、サングラスがかけられない、子どもの顔にぶつかるなどいろんな欠点が。

レーシックは目が悪すぎてできないのです。

 

昨年、私自身が「よし、オルソケラトロジーやってみよう!」と意気揚々と眼科に行きました。

結果、私は目が悪すぎて適応しません、と撃沈。

オルソよ、おまえもか。

 

で、長女が視力矯正の必要がある事態となって、よし、長女にはオルソや!となったわけです。

 

3 適性検査

前回私が撃沈した眼科に予約。

オルソケラトロジーの適応検査、事前に予約が必要なところが多いと思います。

確認してみてくださいね。

 

私は視力を調べた時点で「適応しません」と5分で終了しましたが、

長女の場合、視力検査と医師の診察で「できますよ」OKが出て、その後コンタクトを選んだり、つけるはずす練習、また最後に医師の診察などで、2時間かかりました。

長女、眼科で視力検査してもらったところ、裸眼で0.2と0.3でした。

そんなに悪かったのか!

 

うまくつけられる?

長女、生まれて初めて目にコンタクトレンズを入れます。

係の人に入れ方を教えてもらって自分で入れました。

言われるがままに目に装着。

意外にも、さくっと入れることができました。

小さい声で「怖い、痛い」と言ってました。

ハードコンタクトですし、ゴロゴロ感ありますね。

私が初めてコンタクト入れたのは高校生の時なので、長女には「がんばってる!えらいぞ!」という感想しかありません。

 

オルソケラトロジーのレンズ、見た目は通常のハードコンタクトレンズと変わらず。

ただ、直径が数ミリ大きいそうです。黒目を全部覆って形を変える必要から。

装着方法やお手入れなどは通常のハードレンズと同じです。

 

レンズを付けて視力の検査をして、次は外す練習。

はずすの難しいですね。指ではずす方法とスポイトではずす方法を教えてもらいました。

 

「基本的に毎日つけてください」と言われて、「これ毎日やるの」と長女は凹み気味でした。

 

お世話をしてくれた係の人のお孫さん(小学4年生)も最近オルソケラトロジー始めたそうです。

医療関係の人が家族に勧める方法だというのも安心材料ですね。

 

初めての日、どんな感じだったか

寝る前、初めてコンタクトを付けて寝ます。

落としてもすぐ分かるように周囲を綺麗にして、コンタクト装着。

昼間に手順を教えてもらったばかりだったからか、自分で割とスムーズにつけられました。

長女、「目が痛い、上向いて寝るのが辛い」とブツブツ言いながら寝ました。

オルソ、はめてしばらく(=寝入るとき)は、コンタクトがずれないように上を向いておいてください、と言われました。

寝てしまったら、寝返りをうったり横向きで寝たりは問題ないそうです。

 

さてさて朝、どうかな?

「上向いておかなきゃと思ったから、よく眠れなかった気がする」

と言ってました。

確かに朝も上向いてました。(いつもはすごい寝相なんですけど(^^;)

指ではうまく外れなかったので、スポイトではずし、無事に初日終了。

ふう。

 

一週間後、検診があるのでそれまで毎日がんばって着けました。

長女に見え方ちがう?と聞いてみましたが、「前から見えてるし」と言ってました。

ほんとかなー。

 

4 検診

1週目の検診

一週間、夜つける、朝はずすをがんばって続けて、検診の日です。

レンズを持って眼科へ。

さてさて、視力を測ってもらうと…

裸眼で1.2になってました!!

ええー!すごすぎ。

というか、そんな物理的な感じで目ってほんとに良くなるんや。

まじか。そうなのか。

 

医師の診察でも目に異常はなく、また装着を続けて、さらに一週間後検診になりました。

 

2週目の検診

また一週間がんばって、検診の日。

視力1.2、目に異常なし!

おおー。ということで、正式にオルソケラトロジー治療開始になりました。

(2週目までに何か異常があったら、その後は続けられないということだったらしい)

 

1週目、2週目の検診は30分ほどで終わりました。

(つけはずしの指導も含めて)

 

5 やってみてどう?

子どもの反応や感想

子どもに感想を聞いてみましたが、「効果がちゃんと出てるのがいい」とのこと。

やっぱり見えやすくなったのね(^^;

コンタクトをつけるときになかなか入らないときがあり、「うー」となっていることもあります。

「1週間に1回くらいは休んでもいい、2日続けて休まない」という感じで運用してます。

今のところ、ねぎらいのため、検診に行った日の夜はお休みしました。

親として感じたこと

親としても、その効果にびっくりです。

昼間は裸眼なので、メガネをかけたりもなく、これまでと変わらず過ごせるのもすごくいい。

それから、オルソケラトロジーは視力低下が進みにくいと言われていて(絶対ではないようですが)、そこにも期待したい。

 

6 気になるお値段

オルソケラトロジー保険診療ではないので、お高くなります。

15万円~18万円ほどが相場のようです。

レンズが国産かどうか、破損した時の保証がついているかどうかで値段が変わるようですが、機能は変わりませんと説明を受けました。

国産でない場合、在庫がなければ取り寄せになるので2~3週間かかる場合もあるそうです。

なるほど。

うちは在庫があったので、保証なし、アメリカ製のにしました。

 

それでも高いです。

が、目は起きている間ずーっとずーっと使いますしね。

視力が悪くなってしまうと、私のように、もうオルソケラトロジーできなくなってしまいます。

早めに投資してみました。

 

7 おわりに

次は3か月後に検診になりました。

長女と一緒に装着やお手入れがんばって行こうと思います。

オルソケラトロジー情報、お役に立ったら幸いです。

ではでは。

 

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はじめてのサマースクール【小3・小1、涙のワケ】

小3、小1の子どもたち、夏休みに初めてインターナショナルスクールのサマースクールなるものに参加してきました。

どんな内容だったか、子どもたちの様子はどうだったか書いていきたいと思います。

きっかけ なぜサマースクールに参加することになったか

サマースクール、5月末ころ、私がネットで偶然見つけて、申し込みしました。

来春、IB(インターナショナルバカロレア)の小学校を新設する予定の学校が、開校前に試験的に5日間サマースクールを開催するようでした。

IB教育に興味があって、昨年度長女が学校いけなかった時に福岡にある学校に見学に行ったりもしました。

(人気なようで、いつ入れるか分からないのと、長女が「授業は全部英語で」というのにビビッて断念しました)

IBでどんなカリキュラムをやるのか片鱗でも知りたい。子どもたちがどんな反応をするのか知りたい。

ということで、子どもたちに相談せずに(えへへ)ポチリと申し込み。

 

今度のサマースクールは熊本。

家から毎日通えないので、夏休みの旅行も兼ねて、ホテルも予約。

子どもたちにはそれをエサに(ホテルに泊まるの大好きなので)、「夏休み、サマースクールっていうのに申し込んだよ」と伝えました。

そのとたん、「サマースクールって何⁉なんで夏休みなのに学校に行かないといけないのー⁉」と2人で泣いて泣いて💦

何を言っても泣いてるので、うんうん、と言って、とりあえずほっときました。

 

まあ、7月に入ったころには、「どんなホテルに泊まるの、何をするの」と旅行の方が楽しみになってたので、作戦どおりです😁

 

お値段は?

5日間でひとり6万円でした。

他のところを見てみると、ほぼ相場くらい(のちょっとだけ高い方)かな、という感じでした。

うん。全然安くないけど、まあ経験への投資と思って入金完了。

 

5日間の内容

5日間の内容をずらずらっと書いていきます。

1日目

慣れない土地でホテルからバスに乗って学校まで。

無事についてほっとしましたε-(´∀`*)ホッ

子どもたちは、旅行気分でわりとご機嫌。

「サマースクールの授業は英語だけど、日本語しかできなくてもOKです、日本語のサポートもあります」という条件だったので、気持ちが楽だったかもしません。

 

最初に親も参加してオリエンテーションがありました。

熊本に台湾の半導体工場ができることで、駐在員の子どもたちのインターナショナルスクールの需要があり、来春開校予定であることなどが説明されました。

設立に当たり、東京でIBのインターを経営しているアオバジャパンインターナショナルが協力しているそうで、今回のサマースクールはアオバから先生が来ているようでした。

www.japaninternationalschool.com

保護者の方たちで「アオバの先生の授業が熊本で受けられるなんてね」とささやき合っておられました。

ブランドなのか。ふむふむ。

 

クラスは2クラスで、小学生クラスと幼稚園クラス。小学生は19人。

 

各組女性の先生1人とアシスタントの高校生がひとり。

幼稚園の担当はロシア人の先生で、小学生のクラスは日本人の先生でした。

 

まわりは幼稚園の時からインターに行っていた感じのお子さんが多いのかな。

近くにいた保護者の方とお話しすると、「夏休みは毎年サマースクールに入れるんです」とか。

みんな慣れてるのね。ほー。

 

参加しているのは、ほぼ日本人のようでした。

一組だけ、親子で中国語で話しているのを見かけました。

 

オリエンテーションが終わると、子どもたちは先生と教室へ。

親は解散になりました。ふう。

 

午後3時前、迎えに行くと・・・ニコニコでした。よかったε-(´∀`*)

ホテルに帰って、1日目どんなことをしたのか聞きました。

 

①自己紹介(英語で)

②30分休憩(休み時間=recessという新しい単語を覚えてきました)ぬりえ、シャボン玉、外遊び

③自分のネームプレートを作る。アルファベットで目立つように書いて、色鉛筆で色を塗ったり。

それができたら、名前を粘土で作る。「青と白の粘土を混ぜてマーブルで作った!」とうれしそう。

④ランチ(洋風のお弁当)残しても大丈夫だった。

⑤昼休み(ぬりえのつづきをした)

⑥次女はプール、長女は少し気分が悪くて、保健の先生とミサンガづくりをした

(プールがあると聞いて「楽しみ!」と言ってたんだけどなー。長女はやっぱダメだったか💦

ここでも保健の先生にお世話になりました(^^;)

「思ったより楽しかった!明日また楽しみ!」

と2人ともいい感じだったようです。

 

2日目 

①英語の単語を勉強

部屋にあるもの(ドア、ホワイトボード、床、まどなど)に紙が貼ってあって、そこに各自英語での呼び方を書いてまわる。

ドアにはdoor、 ホワイトボードにwhiteboardとか。

②休み時間 外の遊具で遊んだ

③「はらぺこあおむし」の英語の動画を見て、あおむしのえさを緑色の丸いカードに字と絵で描いた。

長女はチーズケーキ、次女はラーメンを書いていますけど(^^;

④ランチ(洋風のお弁当)

⑤昼休み(ぬりえ)

⑥ミサンガづくり(次女もプールに入らずミサンガづくりをしたらしい。)

 

今日の感想

・楽しかった。お友達が増えた(男の子も女の子もお友だちになった)

・先生が優しくて楽しい

「話を聞いて!」とか怒らない。

手でリズム叩いて、子どもたちに真似させて注意をひくの。

(ほー。幼稚園とかでやってるかも。小学校でもやっていいですよね)

 

それから、インターナショナルスクールっぽいなと思ったのが、こちらの動画をみんなで見たらしい。

「We are all different」

髪や目の色や、そばかすや痣や、みんな違うね。という話。

長女は生まれつき手に薄いアザがあって、「アザがある子いる?」と聞かれて手を上げたそう。

先生はソバカスがあるよ、など、みんなで自分の特徴を教えあったそうです。


www.youtube.com

3日目 

①中国語をちょと教えてもらった。「we are all different」の 動画を今日も見た。

②recess (外遊び)

③11:00~ジオラマ作り

自分の好きな生き物とその生きてる環境(animal habitat)を箱の中に表現する、というもの。

長女はウミガメをチョイス。海と砂浜を作ったそう。

材料がたくさん用意されていて、色紙、絵の具、クレヨン、紙粘土など好きなものを使ってよい。

④lunch(洋風のお弁当)

⑤午後はジオラマ作りの続きかプールか好きな方を選んでやる。

長女と次女はジオラマ作りをしたみたい。

f:id:jibunmatome:20230827121617j:image

長女のジオラマ。カメと卵。

カメにはゴムひもがついてて、びよーんと砂浜に戻ってくる。

葛飾北斎を意識したという波。


f:id:jibunmatome:20230827120959j:image

次女のジオラマ。魚とサンゴ だとか。

なんかぶら下がってる緑のは海藻かな?おお、学んどる。

と思ったら、「これはステージみたいな飾りなの」とか😅赤と青の丸いモールも飾りだそうで。

小さい丸のは水の泡をつくったらしい。

ふむふむ。

 

4日目

4日目は校外学習です。スクールからバスに乗って、恐竜博物館へ。

骨格標本が所狭しとあったらしい。

mifunemuseum.jp

①みんなで恐竜の骨を見た

②恐竜の骨のパズル できあがったら自分と同じ大きさくらいになった!

③化石の発掘体験

(長女が夏休みに書いた作文から抜粋)

それから、化石の発掘体験をしました。

メガネをかけて、軍手をして、ハンマーを持ちました。

15センチくらいの大きさの石を選んで、台の石におきます。

ハンマーで手をたたいてしまわないように気をつけて石を割ります。

石はパかっと割れました。割れたところをよく見てみます。

ボコボコしていたり、でこぼこになっていたり、白っぽくなっていたり、貝のもようや色がついていたら、係の人に言います。

私が割ってみると、4センチくらいの貝の模様が出てきました。

係の人に見てもらうと、「貝化石だよ、すごいね」と言われました。

割るときはワクワクして、化石が見つかってうれしかったです。

④お昼 博物館の横の広場でみんなでお弁当を食べた

⑤バスでスクールまで帰ってきた

本物の化石発掘ができるとは。

楽しそうなところに連れて行ってもらいました。

 

最終日

最終日は、「重曹で炭酸を作って、フルーツポンチパーティーをする」というカリキュラム。

 

だったのですが、残念ながら、長女のエレクトーンのコンクールが重なってしまい、泣く泣く最終日は不参加で😭

(次に進めると思っていなかったので、よく日程を確認せずに申し込んでしまった💧)

 

ホテルから出る時間になって、長女次女、「帰りたくないー!サマースクールもっと行きたいー!くまもとー!!」としばらく泣いてました(^^;

「サマースクール申し込んだよ」と言ったときは「イヤダ―、なんでそんなのに行かないといけないのー!」と泣いていたのに、別の涙で大泣き!

なだめるのが大変でした。

そんなに楽しかったのかー。

 

長女の感想

長女は特にサマースクールがとっても楽しかったみたいです。

夏休みの宿題の作文もサマースクールのことを書きました。

学校での勉強のしかたで発見があったみたい。

 

(長女の作文より)

学校での勉強は、勉強机の前に座って静かに先生の話を聞く、ノートを書く、決まったことをするものだと思っていました。

学校の勉強は、好きな部分もあるけど、少しきらいでした。

(中略)

サマースクールに行って一番びっくりしたことは、遊びながら勉強したことです。

お友だちとおしゃべりしながら作業をしたり、すわる場所も決まっていないので、わになってすわったり、とおくにすわりたい人はとおくにすわっていました。

先生が言ったことをノートに書くこともありませんでした。


しずかにすわって勉強すると、勉強することが楽しくなくて、あまり好きになれなかったので、今回のサマースクールはとても楽しくて、こういう勉強がいいなと思いました。

今回はサマースクールだったので、本来のIBカリキュラムとどれくらい違うのか分かりませんが、「きちんと座って前を向いて先生のが言ったことを黙ってノートに書く」みたいなのとは違う学び方もあるんだ、と肌で感じられたことがとてもいい経験になったかなと思います。

 

今後の学校どうしよう?

この学校は4月から熊本で開校されるということで、「もしかして長女次女、4月からここに通っちゃう?」とかうっすら思っていたのですが、

募集要項が発表されて、見てみると、募集は来春1年生から3年生までの募集。

来春長女は小学4年生、次女は2年生なので、長女は入れない(´;ω;`)

 

長女はそれを聞いて、結構がっかりしたみたい。

「東京なら、あの先生いるの?あの先生がとってもよかった」とアオバにもちょっと興味が出てきたみたいですが…

東京に引っ越すのは無理かなー。熊本なら、なんとか通うとか熊本と福岡の間ぐらいのとこに引っ越すとか可能性はあったけど。

夫の仕事もあるし、離れて暮らすのも避けたい。

IBのインター、すごく魅力的なんですけどね。

焦らず考えてみたいと思います。

 

おわりに

長々書いてしまいましたが、親子ともにとても楽しい新しい経験になりました。

ふたりがニコニコ登校するのがうれしかったです。

先生とお友だちがよかったんでしょうね。

インターナショナルスクールのサマースクール、夏休みの旅行も兼ねて各地の学校を見てみるとかも面白いかも、とか思ったり。

(親も自由時間ができるし)

なにかお役に立ったらうれしいです。

ではでは。

 

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「悪魔の傾聴ライティング講座」受講はじめました

7月のはじめころ、Voicyで中村淳彦さんを知りました。

 

中村淳彦さんは、こんな方(「夜間飛行」サイトより)

大学時代から20年以上、AV女優や風俗、介護など、貧困という社会問題をフィールドワークに取材・執筆を続けているノンフィクションライター。

親からの虐待、精神疾患、借金、自傷、人身売買など、女性たちのさまざまな過酷な話に、自分の価値観を持ち込むことなくひたすら耳を傾け、彼女たちが直面している現実を可視化し続けている。

著書に、「名前のない女たち」シリーズ(宝島社)ほか、『AV女優消滅』(幻冬舎)、『崩壊する介護現場』(ベストセラーズ)、『日本の風俗嬢』(新潮社)など多数。著書累計は100万部を超える。東洋経済オンラインの連載「貧困に喘ぐ女性の現実」は2憶PVを超え、連載を書籍化した『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)は2019年本屋大賞ノンフィクション本大賞にノミネートされた。

初の実用書となる『悪魔の傾聴』(飛鳥新社)も幅広く支持を集めており、発売以来版を重ね続けている。

中村さんの話は、実際にその場に行って感じたことやものすごくたくさんの人に直に合って聞いた話がベース。

「そんなことが本当に!」みたいな話がてんこ盛り。

私は結婚して辞めるまで、検察庁という役所で検察事務官として働いていまして、
(検事ではなく、国家公務員試験を受けて採用される事務官です。HEROの松たか子のやつ。)
刑事事件をたくさん見たので、世の中にはいろんな境遇の人がいることは知っています。

が、中村さんの話にはやっぱりびっくり。

中村さんのVoicyを聴くのがやめられなくなり、そこから毎日、朝ごはんの用意をしながらAV女優の話を聞き、昼の用意しながらZ世代のパパ活、夕飯の用意に中年童貞の話を聞く生活💦
今までの分全部聞き終わり、中村さんが今年の4月からライティング講座を始められたのを知りました。

 

「悪魔の傾聴ライティング」聞いたこと書く新しい文章力の教室

yakan-hiko.com

ちょうど、昨年度の長女「学校行きたくない」から始まったあれこれを2冊目のKindle本にまとめようと思って少し作業をしていたところですが、それはそれで置いといて、中村さんのライティング講座にがぜん参加してみたくなりました。

 

このライティング講座、「悪魔の傾聴ライティング」と名前がついている。

中村さんが提唱する「悪魔の傾聴」を使って取材をして書く講座です。

取材なんてしたことない。自分が誰かを取材するとか考えたこともなかった。

でも、話を聞いてみたい相手がいます。

小学校の先生たち。

 

昨年度、長女の担任の先生は2年生の初日から子どもたちを怒鳴り、それで教室に入るのが怖くなった。

HSCの説明をして、「うちの子は怒鳴られるのがすごく怖い、他の方法を考えてもらえないか」とお願いしても、暖簾に腕押し感。

2年生の先生に限らず、1年生の先生も今の先生も、教室で大きい声で怒ることがある。

小学校の先生で怒鳴らない先生はまれだ。

上司が怒鳴るとパワハラと言われるこのご時世に、毎日子どもに向かって怒鳴りまくる先生たちってなんだろう、と疑問が積み重なってました。

・先生たちは何をそんなに怒っているのか、何にストレスを感じているのか、何にプレッシャーを感じているのか

不登校が増え続け、先生たちも休職者が爆増していることについて、先生たちはどう思っているのか

直接先生たちから聞きたい、聞いたことを書いてみたいと思いました。

(子どもの行ってる学校の先生は関係上無理でしょうが、ネット上に発信している先生や知り合いからのつてなどを探してみようか?)

 

講座は、月1回オンラインで講義があって、課題を提出していれば、中村さんから直接フィードバックがもらえたりする。

参加者限定のフェイスブックグループがあり、随時そこでのやりとりもあります。

今月から参加します、のご挨拶をすると、さっそく中村さんや担当の方(プロの編集者さん!)からコメントが!!

なんと贅沢!!

(なんとここの参加者グループで、大学で仲良しだった先輩と約20年ぶりに再会するというおまけつき!)

 

いろいろびっくりしながら参加しましたが、講座は今年の4月から始まっていて、私は5か月目での参加。

遅れているのでがんばらねば。

 

ということで、今までに出ていた最初の課題をやってみる。

書きたいことについての要素分解(WBS:Work Breakdown Structure)をやるということ。

WBSというのも初めて聞いたが、とりあえずマインドマップ的なものを作ってみた。

とりあえずこれで提出してみようと思います。

8月のオンライン講座は来週です。

初参加。ドキドキです。

 

また書きます。ではでは。

 

中村淳彦さんの「悪魔の傾聴」おすすめです!

Audible無料体験でも聴くことができますよ(*^^*)

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【繊細さん小3小1 #15】1学期終業式「学校行きたくない」から1年、行き着いた親のスタンス

こんにちは。

夏休みが始まり、なかなか書く時間がとれずにいました💦

1学期の最後書いておきます。

 

7月18日(火)〜7月20日(木)

木曜日、終業式で1学期が終わりました。

火、水、木は長女次女とも、特に書くことがないほどスムーズに登校、下校。

ふむ。

プールの授業も終わって、マイナスポイントがなく。

長女は、図工の時間に作ったものの「作品整理」という授業があって、それが好きらしく、ノリノリで行きました。

お楽しみ会でクラスでレクリエーションがあったのも「楽しかった!」だそう。

 

1学期ふりかえり

昨年度のことを考えると、休んだ日はまあまあありましたが、穏やかに1学期すごせたような印象。

印象だと分からないので、昨年度やったように、学校参加率を出してみようかな。

 

…と思ったのですが、なんだか学校にどれくらい行けたかというのを労力を使って数字を出す意欲が出ず💦

もう学校に行くかどうか、そんなにどっちでもいいかなと思うようになってきたからかもしれません。

 

(昨年度参加率を出したのはこちら)

2022年1学期分

jibunmatome.hateblo.jp

2022年度参加率まとめ

jibunmatome.hateblo.jp

 

それでも何か去年と比べたいなと思ったので、学校の通知表から出席日数など書いておきます。

4月 病欠3  遅刻1 早退1

5月 病欠4  遅刻1 早退1

6月 病欠2  遅刻0 早退0

7月の出欠は2学期の通知表に載るようで書いていませんでしたが、手元のメモだと

7月 病欠2 遅刻1 早退1

 

病欠になってるのは、「お腹が痛い」とかで休んでいるからですね。

ちなみに昨年度の通知表を見ると

4月 病欠7 遅刻0 早退6

5月 病欠1 遅刻7 早退13

6月 病欠2 遅刻3 早退10

7月 病欠0 遅刻8 早退5

でした。

 

昨年度は、一度休むとそのまま学校に行きにくくなるのではと、少しでも学校に行かせるのをがんばっていました。

今年度は、その日がだめでも次は行くだろうという見通しがもてて、「じゃあもう休んだら」という感じになりました。

昨年度のほぼ毎日の遅刻早退の付き添いに疲れて、私のやる気がなくなったのもあります😅

3年生になって、長女が少ししっかりしてきて、休んでも私にべったりということもなく、自分で決めて何かやっているのを見ているのもあるかも。

 

また、「不登校になったからというわけでなく、学校に行かずにホームスクールを選択した」という本を複数冊読んだ影響もあるかも?

・『学校や塾に行かずに、いかにして4人の子どもたちは独学力を身に着けたのか?(内藤浩哉 著)

不登校も怖くない!ホームスクール超実践法(ヒュー 著)

・学校に通わず12歳までに6人が大学に入ったハーディング家の子育て(キッチナー・ハーディング ほか著)

 

行き着いた親のスタンス

ということで、1年たって今行き着いたスタンスとしては

・勉強は学校でなくても十分できる。

 (むしろ学校より効率的にできる)

・コンフォートゾーンを広げる訓練は必要だけど、それは学校でなくてもできる

  ↓

「長女自身が今の学校に行くのを選ぶなら行けばいいし、行かないなら行かないでもよい」

ということです。

長女の時間をどこで何に使うか、子どもとはいえ、やっぱり決めるのは長女。

私自身、「他のことに時間を使うより、学校に行った方がいい」と言い切れないし、責任も取れない。

という結論。

 

また、科学館や美術展やキッザニアなど、休日に行くと混んでいてHSCにとって十分楽しめない施設には、学校を休んでいけばいいんじゃないかと思うようにもなりました。

(先日、休日に『ヨシタケシンスケ展かもしれない』に行ったら激混みで、長女は「人がいっぱいで気持ち悪くなってきた」とよく見られずに出てきました💧)

人がいっぱいで調子が悪くなる、人がいっぱいで遠慮して見られない、というのはもったいないですよね。

せっかく行くならちゃんと味わいたい。

自分で学校を休む日を決めて行くならいいんじゃないかなーっと。

(どうせしばしば休んでるし)

今はそんな感じに考えてます。

 

昨年度の4月に長女が「学校行きたくない」と言って、あれこれあって夏休みを迎えたことを思い出すと、「いろんな本を読んでやってみたこと」が思い出されます。

本を読んでは実践、読んでは実践。

またそのへんもまとめてみたいなと思います。(できれば早いうちに💦)

 

また書きます。

ではでは。

 

私の本もぜひぜひ読んでみてくださいませー。

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【繊細さん小3小1 #14】学校休む・休まない「間」のモヤモヤ

HSC(ひといちばい敏感な子)の女の子2人について書いています。
長女小学校3年生、次女小学校1年生です。

 

7月10日(月)

九州は大雨で学校も休みになりました。

筑後川が氾濫しないように祈りつつ、家でおとなしくしていました。

 

7月11日(火)

雨も落ち着いて、学校も通常どおり。

今日はプール参観がある。

次女「プールやりたくない」

長女「プール入りたくない、休む」

ふーー。

長女はまあ、プールほぼ入っていないですし、予想ついていたんですが。

次女は、家のお風呂でも潜ったり、やる気あふれてそうなんだけど。

次女とお話。

何ででやりたくないの?

「うまくできない。ほかの子はできてるからイヤダ」

前よりできてるやん。『だるまさん浮き』も家でもしてるし。

次女ちゃんができてなくて、誰か嫌なこと言う?

「言わないけど、恥ずかしい」

誰も次女ちゃんのこと見てないよ。みんな自分のことやってるからね。

『できてないから次女ちゃん恥ずかしい』って誰かから言われる?

「お友達はないけど、先生が『できてない人が目立ちます』って言う」

おいおいおい。

できてないところに注目しないでくれ。

やる気なくさせないでくれよ。

次女には、

「分かった。じゃあ今日はやらなくていいよ」と伝えました。

次女「学校行くけど、3時間目終わりに帰る」と決めました。

 

学校に行く行かないの「間」の対応がほんと大変。

いっそのことホームスクール(家で勉強する)の方が楽だと思うけど、うちの子たち、外に出てストレスに触れることも必要だと思う。

学校がまったく嫌かと言うと、楽しい部分もあるので、そのへんの間で子どもたちも揺れるし、私も一緒に揺れる。

モヤモヤしてため息ばかりでした。

 

一方長女。

朝ごはん食べながら「今日はプール入ったら?」と私が言った一言に「しーん」と沈んでしまい、食卓でうつむき、じーーっとしている。

はふー。

次女と話が終わって、長女はまだじーっとしている。

「座っててもなんだから、着替えて何かしたら?」となるべく冷静に伝える。

次女は準備ができて出発。

長女、ささっと着替えて、ソファに座り、なにやらノートに書いている。

チラッと覗くと、「エレクトーンの弾き方で気をつけること」を書きつけている。

そっとしておきました。

 

次女が出発して、私もザワザワが少し落ち着き、

「まあ2人とも、元気ならそれでいいか」

とか思ってみたり。

今は「学校に行かないなんてダメだ」みたいな感じもなく、先生から「学校に来させてください」みたいな圧もないので、そこは気持ちが楽ですね。

 

午後、夏休み前の学級懇談会がありました。

長女も次女も家にいるし、なんだか行きたくないけど。

でもまあ、長女の先生の話を聞いてこようと言うことで、出席することにしました。

学級懇談会自体は、1学期の子どもたちの様子や夏休みの注意事項などなど一般的なこと。

懇談会終了後、順番を待って先生と少し話をしました。

 

長女が(ところどころ休んだりするものの)3年生は結構学校に行けているのは、担任の先生がギャンギャン怒らないことが本当に大きいと思う。

どうして先生は怒らないんですか?と聞いてみる。

「自分も学生のとき怒られてきたので、すごく嫌だった。

怒られないように、というのが常にあって、

怒られないようにやる、逆に見つかれなければ、怒られなければ大丈夫、という基準になってしまう。

怒られるからやる、というのはちがうと思っている。

だから、なるべく怒らずに『自分で考えてみな』と問いかかるようにしている」

と教えてくれました。

まだ教員2年目の若い先生なんですけど、ほんとしっかりしてる。

ありがたいです。

 

もうひとつ。

今年度は子どもたちから「保健室に行くと、熱がなかったらすぐ帰される」と聞いてますが?と聞いてみると、

保健室、不登校ぎみの子が多くて、キャパがいっぱい

ということらしい。

そうだったのか。

保健の先生が変わって、新しい先生の方針なのかと思ったら、物理的にキャパがいっぱいなのね。

昨年度は長女保健室にお世話になることが多かったですが、今年度はほかの子たちが使っているのね。

ほんと、学校このままではまずい気がしますね。

 

学級懇談会、行くかどうか迷ってましたが、やっぱり先生と話すの大事だな。

行ってよかったです。

 

7月12日(水)

雷雨予報。

長女、「たぶんプールないだろうから行く」

とサラリと用意。

次女も今日は順調です。

 

7月13日(木)

さらりと行きました。

午後は次女の親子レクリエーション。

私も一応PTAの「学級活動係」というので、受付をしたり、鍵を開け閉めしたり。

児童センターの人が来てくれて、大玉転がしやフラフープくぐりなど親子で遊べるレクリエーションをしてくれました。

暑くて大変でしたが、みんな笑顔で終われてよかったです。

 

PTAの学級活動、学年ごとに企画して、1年生は今回のレクリエーションと2学期に給食試食会をする予定。

長女の3年生は校外学習の付き添いがてんこ盛りなので、親主催の企画はなし。

5年生は陶芸の先生を呼んで陶芸教室をしたそう。

強制でなく、そのときのメンバーでできることを決めてやるというのがいいですね。

 

長女、帰ってきて話を聞き、「次女ちゃんいいな、ずるい」と泣いてました。

長女の時はコロナ最盛期で親が学校に入るのがほぼなく。

親子レクリエーションもなく。

いつもは「ずるい」って言うのやめようと言ってますが、今回はさすがにしょうがないので、よしよしと泣かせておきました。

 

7月15日(金)

次女は4時間授業で、4時間目に今期最後のプール。

「最後だし、入ってくる」とかっこよく出発。

 

長女、「お昼までで帰りたい」

6時間授業で、午後は音楽と外国語活動。

なんてことはない感じなのですが、

外国語活動(英語)は、担任ではない別の先生が担当する。

その先生だと、クラスの子がすごくガヤガヤなるらしく、

それで「なんか頭が痛くなる」のだそう。

ふー。

「先生が怖い」と「子どもが騒ぐ」

この間のいいバランスでないとダメみたいです。

今日は4時間で帰ることにしました。

 

長女は特に、コンフォートゾーンが小さいのかなという感じです。

大人になるにつれて、コンフォートゾーンが広がっていくことを期待しつつ、今はぼちぼちでやっていこうと思います。

休んだからといってそこまで支障が出るわけではないし。

 

火曜日はけっこう長女次女の「プール嫌だからやりたくない」にモヤモヤしてましたが、

・コンフォートゾーンを広げる訓練は必要

・それは学校でないとできないわけではない

・学校は特殊な環境であり、学校に適応できないからといって社会でやっていけないわけではない

と整理がつきました。

自分と子どもを追い詰めないためにも、「学校のカリキュラムすべてに参加するかどうかで子どものことを判断する」みたいな考えは持たない方が健全かなと思います。

習い事でいろんな先生や他の子たちと関って新しいことをやってるし、

学校で決められたこと全部に参加しなくたって、自分はこんなことができる、というのを増やしていけばいいかなと思います。

 

もうすぐ夏休みですね。

ではでは。

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【繊細さん小3小1 #13】『スイミー』読み聞かせ・大盛り上がりで読む方法

HSC(ひといちばい敏感な子)の女の子2人について書いています。
長女小学校3年生、次女小学校1年生です。

 

スイミーの読み聞かせについては、金曜日のところに書いてます。)

7月3日(月)

ふたりともするりと登校。

 

夕方、長女「宿題終わらない」と涙目。

漢字の練習が多いらしい。

長女は漢字はよく覚えているので、これ以上漢字はやらなくてもいいのでは、と思うのですが。

学校って自分に合わせてできないですね。

学校に予算がもっとあって、先生がもっとたくさんいたり、先生に余裕があれば一人一人に合ったようにできるのか?

先生が増えても、このシステムは変わらないのか?

とにかく学校ってなかなか変わらないイメージ。

長女は結局宿題は全部やって、習いごとのテニスお休みして、少しゆっくりしました。

 

7月4日(火)

長女は「おなか痛い、鼻が出る」と言って休み。

週一回は休んでるかな?

次女は学校で始まったパソコンの授業が楽しみで登校。

 

休んだ長女は、読書、エレクトーン、新聞の子ども欄を読んだり、リングフィットアドベンチャー、英語、バナナケーキづくりなど。

それなりに活動してました。

 

夜、「明日行かない可能性90%」と言ってましたが、どうなるやら。

 

7月5日(水)

朝、次女「お腹痛い」と言ってる。ご飯も進んでない。

長女も「しんどい、寒い」と言っている。

長女はごはんは8割くらい。

2人とも熱はない。

うーむ。

次女はお休みの連絡を入れ、長女は「元気になったら行く」と言うので遅刻で連絡。

 

子どもたちに話をしました。

体調が悪いのと、「学校に行きたくない」のを分けてほしい。

ほんとに体調が悪いのか、病院に行ったほうがいいのかわからない。

家で寝てなきゃいけないのか、活動できるのか分からないから。

ということで。じっと聞いてました。

とりあえず、2人とも寝ました。

 

2時間くらいして、2人で何かこそこそ話している。

なんかちょっと元気になったらしく、ふたりとも4時間目から登校することになりました。

本人たちがまだ学校に行く気があるみたいなので、あまり続けて休まないようにしたいなあとは思っています。

 

7月6日(木)

次女また「お腹痛い」。

ちょっと泣いてる。

でも朝ごはん、きのうよりたくさん食べてる。

朝ごはんの時にかけてる英語のYutube見てるときは笑ってる。

判定、今日は行ける。

 

長女は、なんかさらりと用意してる。

次女の時間割を見ると、今日集団下校の訓練があるとか。

集団下校のグループの顔合わせのため、5時間目はお姉ちゃん+いつも遊んでるお友だちと一緒なんじゃない?レクリエーションがあるんじゃない?

とかいう話をしていると、次女も笑顔になってきました。

着替えて準備できました。

「でもまだお腹痛いから、1・2時間目がつらい」

と言うので、「それは先生に言って、保健室に行けばよし」

「でも保健室は熱がないとすぐに教室に帰される」

(今の保険の先生は、すぐに教室に帰させる方針みたい)

「そしたら、一回教室に帰って、やっぱり辛いって言って保健室に行くのだ」

と言って送り出しました。

次女HSC気質長女よりは薄いですが、先を読んで心配する部分はかなりあります。

 

ふたりとも元気に帰ってきました。

 

7月14日(金)

月1回の読み聞かせボランティアの日です。

今回は長女のクラス。

スイミー』にしました。

昨年度、学習発表会の音読劇でやったので、子どもたち覚えている話です。

(その時の話はこちら↓ 長女毎日お昼までで帰ってますね💧)

jibunmatome.hateblo.jp

 

「練習してきたけど、読み間違えちゃったら教えてね」と言って、わざといろいろ間違え、子どもたちに突っ込んでもらってワイワイ読んできました。

たとえば、

 小さな魚のきょうだいたち→大きな魚のきょうだいたち

 コンブやワカメの林→モズクやメカブの林

 そのときスイミーは見つけた→そのときピグミンは見つけた

 そうだ!→パンダ!

などなど、1ページごとに1間違いくらい盛り込んで、みんな目キラキラして突っ込んでくれました。

(末尾に全部の間違い読み上げ原稿貼っておっきます)

子どもって大人の間違い指摘するの、嬉しそうですよね(^^;

大盛り上がりでした。

 

読み聞かせでは、なるべく子どもたちが黙って聞くだけなのを避けたいと思ってやってます。

授業中ほぼ黙って先生の話を聞くことが多いから、公式にワイワイガヤガヤしてほしいなと。

反応があると、読んでるこちらも安心だし(^^;

 

読み聞かせの最後に、まとめに何を話そうかなーと考えて、

スイミーが新しい仲間を見つけて「隠れてるところから出よう」と誘ったとき、みんなから「ダメだよ」と言われても、引き下がらなかったところを取り上げました。

子どもたち、学校や親から「ダメ」って言われること多いんじゃないかなーと。

「ダメ」って言われても、簡単にあきらめないでいいんだよ、って。

スイミーのプレゼン能力を見習おう!とまとめてきました(*^^*)

 

読み聞かせ終了後、コロナが緩くなったので、「残れる人は残ってお話していってくださいねー」と親同士の情報交換の場がありました。

行事の話や学童保育の情報、「あそこのクラスの先生怖いみたいだよ」とか。

去年の長女の担任の先生と隣のクラスの先生(長女が怖いと言っている)もしっかりその中に入ってました(^^;

やっぱり怖いので有名なんだ。

他の保護者の方と話して、別の学年の話が聞けるのもありがたかったです。

 

夕方、長女次女も楽しそうに帰ってきて、無事1週間おしまいです。

また書きます。

ではでは。

 

スイミー読み上げ原稿)

使う方がいるか分かりませんが、スイミーの間違い読み上げ原稿貼っておきます。

pはページめくりのしるしです。

スイミー ちいさな かしこい さかなのはなし

広い海のどこかに 大きな魚の兄弟たちが楽しく暮らしていた

みんな赤いのに、一匹だけはカラスよりもまっくろ

でも泳ぐのは誰よりも早かった

名前はスイミー

p
ところがあるひ 恐ろしいカツオが おなかすかせて

すごいはやさで 飛行機みたいに突っ込んできた

ひとくちでカツオは 小さな赤い魚たちを一匹残らず飲み込んだ

逃げたのはスイミーだけ

p
スイミーは泳いだ

暗い海の底を

こわかった さびしかった とてもたのしかった

p
けれど 海には素晴らしいものがいっぱいあった

面白いものをみるたびに スイミーはだんだん元気を取り戻した

にじいろの チェリー/バッテリ/ストロベリー のようなくらげ

p
水中ショベルカーみたいな いせえび

p
みたこともない 魚たち 見えない糸で 引っ張られてる

p
ドロップみたいな岩から生えてる モズクやメカブの林

p
うつぼ 顔を見る頃には尻尾を忘れてるほど長い

p
そして風に揺れる灰色のかしの木みたいな イソギンチャク

p
そのとき岩陰にピグミンは見つけた

ピグミンのとそっくりの小さな魚のきょうだいたち

出てこいよ。みんなで遊ぼう おいしいものがいっぱいだよ。

だめだよ。 小さな赤い魚たちは答えた

大きな魚に食べられてしまうよ

だけどいつまでもそこにじっとしているわけにはいかないよ。何とか考えなくちゃ

p
スイミーは考えた いろいろ考えたうんと考えた

それから突然スイミーは叫んだ。 ・・・パンダ!

みんな一緒に泳ぐんだ。海で1番大きな魚のふりして

p
スイミーは教えた

けっして離ればなれにならないこと、みんな持ち場を守ること

みんなが1匹の大きな魚みたいに泳げるようになった時、スイミーは言った

(みんなで)「ぼくが、目になろう。」

p
(最後みんなで一緒に読もう)

朝の冷たい水の中を 昼の輝く光の中を みんなは泳ぎ 大きな魚を追い出した

 

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